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紅い瞳と竜  作者: みのり
第一章
9/28

◆竜との出会い

今回、少し短いです。


ピキッ、パキッと卵の殻が割れる音。

亀裂が卵に沿って入っていく。


そして・・・


─コトン


上半分の殻が落ちた。 中にいたのは・・・


「きゅぁー・・・」「キュルルル?」


2匹の爬虫類、否 竜だった。


「・・・これが竜なのか? まるで、でかいトカゲ・・・」


大人の猫ほどの大きさで、ツノやらなんやら竜っぽいものが。


竜はこちらをじっとみている。 こちらからも見返す。


2匹の竜はまるで正反対だった。 一匹は全体が光るように白く、あらゆる光を跳ね返しているような美しさだった。

だが、もう一匹は奥の奥まで染まっていそうな黒い体。


「おい、ルシファー! なんでお前が竜使いの契約・・・・、!!」


ハッと我に返ったロイは、ルシファーに疑問をぶつけようとした・・・・が、2匹の竜を見てまた、固まった。


「・・・な、なんで2匹も・・・!? こんな話、聞いたことないぞ!?」


「 ? 二匹じゃダメなのか?」


「ダメっていうか、これはどうしたら・・・。 というか、ルシファー忘れてたけどソレだいじょうぶか?」


ロイが指を指していった。 俺は、その先 ─腕を見た。

そこには、ぼたぼたと未だに血をあふれ続けさせる腕の傷があった。


「・・・ァ。 忘れていたな・・・・。」


気づいた途端にズキズキとした痛みが走る。 床には、あふれた血がつくった血溜まり。

目の前が暗くなったり明るくなったりする。 頭がグラグラする。


これは、もしかしなくても・・・・



── 貧血 ・・・?



俺は、また倒れた。




ルシファーは、しっかり者にみえて案外、鈍感です。

あまり、王宮の人たちが出てきませんね・・・。

まぁ、新しい人物はまた、お楽しみで・・・。


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