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紅い瞳と竜  作者: みのり
第二章
27/28

◆本当の試練 Ⅰ


落ちた意識がまた、浮上してきた。

なぜか、最近意識を失ってばかりな気がする。


目を開けるとそこには一面の緑があった。澄んだ空。みずみずしい木々。

その景色に見惚れていると、声がした。


「「ルシファー!」」


遠くに2つの影がみえる。恐らく、スイとソウだろう。

よかった。今度は、過去とかではなさそうだ。


「どこに行ったのかと思った。」


「・・・勝手にどこかに行っちゃダメだよ。」


「?」


近くに来た2人を見たが、それはスイとソウでは無かった。否、色合いは同じだったが大きさが違う。

2人とも17,8歳の青年だった。俺よりも年下だろうが、そんなに年は変わらないだろう。

1人はソウと同じ色合いで、耳にかかる程度の髪だ。それに、けっこう体が大きかった。

もう一人はスイと同じ色合いで、漆黒の長い髪を後ろで三つ網にしており、前髪も長かった。しかし、白い方と比べると体の線は細かった。

おれが、誰だろうと首をかしげていると


「・・・どうしたの、ルシファー?」


「どこか、具合でも悪いのか?」



「いや・・・。あんたらの名前は?」


とりあえず、聞くのが一番だと思ってそれを実行する。

すると、2人は不思議そうな顔をした。


「? 何を言ってるんだ?」


「僕だよ? スイだよ?」


「 ? あの2匹はもっと小さかったはずでは・・・」


あのときの2人を思い出して、手を俺の腰くらいの位置で止める。たしか、それ位の身長だった。


「・・・あぁ!! そういえば、大きくなったのを忘れてたな。」


「・・・うん。ルシ、これはね、この場所だからこの姿なんだ。」


やっと、いつも通りの呼び方で呼ばれて、不思議とこの2人はあの2匹なんだと納得できた。


「それは、どういう意味なんだ?」


「この場所は、試練を試す場所だ。けれど、先代の竜がいるところでもある。」


「・・・試練と共に竜が集う場所でもあるから、力が満ちている。普通なら、このくらいの大きさに成長してからここに来るんだけど・・・。」


「ルシには、今、その必要があるから、ここにいるんだ。」


とりあえず、成長した理由はなんとなく分かったが、今から行う試練というのがなにかまったく分からないし、想像もつかない。


「これから、一体何をするんだ?」


「それはね・・・、あ」


「来てしまったな。」


2人が向いた方向に視線を向けると、なにか鳥らしきものが飛んできた。


「おぉーーーーーい!!御二人様、そろそろ時間でございまするぞ~~!!」










とりあえず、大きくしてみたスイ&ソウ。

イケメン(死語)です。

とりあえず、やっと試練です。後、1、2話続くでしょうか?


最近、忙しいのでまた、更新が遅れるかもしれません><

でわでわ。

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