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紅い瞳と竜  作者: みのり
第二章
12/28

◇初めてのおでかけ Ⅰ

「なんか、ヘン~」


「・・・ルシファーと一緒?」


「あぁ、一緒一緒。」


三者三様。 上から ソウ→スイ→ロイ だ。

竜にとって服は、着心地が悪いものらしい。


「で、行くのか?」


「ん? 何、今頃。」


俺が言っているのは、外へ行くことについてだ。 俺は外へはできれば行きたくない。

この瞳は、他の人にとっては災厄なのだ。 たとえ、何も起こらなくても瞳を見れば災厄だ、魔物だとうるさいのだ。 まぁ、もう慣れたが。それでも、自分からそのような言葉を受けに行くようなやつはいないだろう。 俺だってそうなのだから。


「はいはい。駄々こねてないでいきますよぉ~。はーい、俺についてきてぇ。」


何キャラだ。

だれも、何もわない。


「・・・何か言えよ。俺、悲しいやつジャン・・・」


「ルシ、行こ・・。」


「行こうっ!」


もっと、暗いオーラが出たロイをっておいて手を取られ、引っ張られる。

まだ迷っていた俺は、抵抗しようとしたが・・・やめた。 こいつらの目を見ていたら、


─キラキラ



キラキラ



キラキラ



輝きがとまらない。 これは、止められないだろうな・・・、とあきらめた。

ロイも立ち上がり、椅子にかけてあったフード付コートを持ってきた。


「ホレ。るだろ?」


「あぁ。よくわかっているじゃないか。」


「ふ、伊達におまえの親友やってないぜ」


「・・・自称、な。」


「・・・。それ、本気(マジで傷つくぜ・・・」


ロイをいじめながらフードをいつものように被る。

準備OKだ。

俺らは、部屋を出た。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



ロイ、ソウ、スイを連れて俺は中央広場に来ていた。

目的も無くうろついているという感じだ。


「なぁ、外に出たのはいいがどこに行く? 子供の遊び場なんて知らねぇぞ」


「安心しろ。俺も知らない。」


「おい! じゃぁ、どうすんだよ・・・。」


ハァ、とため息をしたロイを横目で見て次にスイとソウを見た。


「おまえら、どこに行きたい?」


ここは、本人たちに聞くのが一番だ。


「いろんなとこーっ!! いっぱい見たい」


「ルシと一緒ならどこでもいい。」


「そうか。 じゃぁ、ロイ後は頼んだ」


「は!? なんでオレなんだよ。」


「決まっている。俺も知らないからだ。」


俺の家は、東の端のほう。いつも買い物に行くのも東の小さな市場だ。

それにくらべて、ここは城のすぐ下の中央市場。最も人気の多い場所だ。

俺が知るはずもない。


「・・・ここに来たことないやつ初めてみたぜ。さすが、ルシファーだな。」


さすが、の意味が分からない。


ロイはキョロキョロとあたりを見回して、足を進めた。

くるり、とこちらを向きなおしたロイは手招きをした。


「とりあえず、おもちゃとかそこら辺からどうだ?

こいつらが喜びそうだしな。」


「そうだな。」


「おもちゃぁ~!! おもちゃっ、おもちゃっ♪」


喜ぶ姿をみせるソウ。しかし。


「・・・。おもちゃってなぁに?」


「なぁにー??」


「お前、知らないで喜んでたのかよ・・・。」


はぁ、とため息がでるルシファーとロイだった。




お久しぶりです。

最近、パソコンが調子悪くてかけませんでした・・・。

ごめんなさい・・・。

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