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紅い瞳と竜  作者: みのり
第一章
1/28

◆プロローグ



竜と人が共存する国、ニルビア国。


昔は、赤い瞳の魔物に支配されていた国だった。

だが、どこからか飛んできた竜が滅亡寸前の国を守った。

以後、その国は、竜が国を守り、人が竜を守った。 竜の守護を受けたのだ。 人も竜を守るのを条件にして。

竜は、子孫を残すため、卵を産んだ。 竜は、その卵を人に任せた。


「我の子をそだてるがよい。育てきればこの国には竜の守護を。だが、それができなければ我がこの国を滅ぼそう。

育て方や育てた人のココロで竜も変わる。 さぁ、契約しよう。 人が破るか、竜がやぶるか・・・。」


ギリギリの契約。 破るためにある約束。 いや、それは『賭け』ともいう。

いつ破るか、誰が破るか。 竜か、人か。


ただ、それだけが竜と人とのつながり。

その契約を知るのは、古く昔の王だけだ。 それを知る者は、もういない。

否、人には(・・・・)。

知っているのは、紅い瞳の魔物と竜のことだけ。 賭けのことなど知らないのだ。

 



さぁ、また新しい卵が生まれる。 今度は、誰に託そうか?

そろそろ、飽きた。 ギリギリで、予想ができない賭けにしよう。

 

さぁ、誰? 誰?


見つけた。 見つけた。


この男にしよう。 紅い瞳をもったこの男にしよう。


面白くなりそうだ。


 


これは、竜と赤い瞳の男の物語。



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