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元厨二病の俺、スキル『妄想具現化』は強いけど恥ずかしいです  作者: 風野唄
前編 ダンジョン攻略

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第042話 俺は転生者

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

面白いと思っていただけたら評価やコメントお待ちしております!

イリミの話をまとめるとこうだ。


エルフの里にある1人の男がやって来た。

その男は人間では無くエルフだ。

だから、里のみんなは歓迎ムードで村へと入れたらしい。

素性を多くは語ろうとしない旅人のエルフは唯一名前を教えたが、聞き馴染みの無い名前に一同困惑。

名は、ダイスケ。


ダイスケはエルフの様に尖った耳をしていたが髪は珍しい黒色、瞳も黒だったらしい。

そして、1番特徴的だったのは異常な強さの固有スキル。

これは転生者として全員に与えられるチートスキルのことだろな。

どうやら錬金術系のスキルだったらしく、村の発展に大きく貢献したらしい。


後に、エルフと仲良くなったダイスケは、自分が異世界からやって来たのだと話した。


ここまででは似てる特徴の奴だなと思って終わりだが、俺を異世界の人と決定付ける事があった。

それが総じてこの世界の事についての知識が無さ過ぎる点だ。


いくら辺境な地で暮らしていたとしても魔素の事を知らない奴はいないらしい。

異世界の人にとっては呼吸をするのと同じくらいの感覚かもな。


イリミがそこまで確信があるなら言っても良いか。

いや、他の2人にも打ち明けていないのに、イリミにだけ言うのもおかしな話だよな。


「あれ?黙らないでくださいよ。気まずかったですよね!そうだ!好きな食べ物の話に戻しますか?」


気を遣われてしまった。

話を始めたのはイリミだけど、答えを有耶無耶にしている俺の問題だ。

だから、気を遣われてしまうと申し訳ない気持ちになる。


「えーっと、好きな食べ物はカレーライスとか。」

「あぁー!カレーライスですか!美味しいですよねー。こんな寒い時に食べると体が温まりますし。」

「知ってるか?カレーにはチーズを入れると美味いんだぜ?」

「えっ。チーズですか。あれって生臭くて食えたもんじゃないですよ。」


チーズが食えない人って前の世界にもいたけど、こっちの世界ではそもそも一般的では無いのか。


「あー、食べ物の話をしていたら、お母様の料理が食べたくなって来ました。」

「エルフの里が恋しいか?」

「帰ってもお母様はもういないので大丈夫ですよ。それにお母様なら一度決めたら曲げないで頑張りなさいって言いますよ。」


寂しそうな笑顔を見せていた

俺の母親は死んだ訳では無いけど、会えない状況にある今気持ちが分かる。

イリミの過去を俺はまだ深くは知らない。

エルマードやアイリスの事も。


「アンタ達、何2人でコソコソやってんのよ。」


何故かアイリスが起きている。

エルマードは寝ているし、時間を確認してもまだ寝てて良いはず。

今はどうして起きているかよりも、この状況を見て勘違いしていないかが気になる。

4人という少数精鋭のパーティなのに、変な勘違いをされたまま冒険を続けるのは気まずい。


「違うぞ。これは決してやましい事では無くてだな。な、なぁ?イリミ。」

「も、もも、勿論じゃないですか。あれですよね、あのー、好きな食べ物の話とかしてただけですよ!」


お前も動揺するのかよ!

てか、ここで好きな食べ物の話してましたとか怪しさしか無いだろ。

嘘では無いんだけどな。


「まぁ、良いけどさ。それより目が覚めちゃったから良ければ見張り変わるわ。」

「いや、俺がやるからゆっくりしてろ。それとイリミ、お前は寝てないんだからちゃんと寝ろ。」

「そうですね。これで支障が出てしまっては困りますから、もうちょっとだけ睡眠を取ることにします。」


寝床へと戻っていくイリミ。

今度はアイリスと楽しい楽しい時間を過ごさないといけないのかと思うと・・・。


「何ソワソワしてんのよ。別にアンタと仲良くしようとは思ってないわよ。」


なんか悲しいことを言われているような気がする。

でも、アイリスは最初からエルマード目当てだったので、俺と2人きりでも気を遣わないのは知っていた。


───


「なんで、コイツ疲れてんだよ。」


エルマードが起きて放った一言目はこれだった。

見て分からないのかコイツは。

どこからどう見ても会話が弾まないのが気まずいからこうなってんだろ。

あの後、本当に何も話さないのは流石に気まずいので、少しは話を振ってみたけど端的に返事をされて終了。

別に話を広がるでも無く、話題を変えるでも無い。


じゃあ、寝ろよって話だけど、ずっと火を弄ったり、武器の手入れをしていた。


エルマード、お前が起きて来て良かったと思う日が来るとは。

3人も起きていれば、見張りは適当でも問題無い。

焚き火の近くへ行って休む事にした。

アイリスは邪魔しないでよって表情で伝えてくるけど、そんなの知らん。

物理的には寒くないけど、あの吹雪を2時間も眺めていたら心は冷たくなっている。


「今日はどのくらい進むか決めておこう。」

「そんなの決めてどうすんのよ。ちょっとしたハプニングで予定なんか狂うんだから、決めるだけ損よ。」

「それに高い目標を設定すると焦りも生まれてしまうから危険だ。」


え?俺に厳しい奴が2人になって負担が増えた?

助けて!イリミ!

俺、ストレスで死んで異世界転生終了とかになったら、展開が面白く無くて1巻も売れないライトノベルが完成するから。


「じゃあ、目標を立てよう。1人で魔物とかを倒そうとするのは禁止とか。」

「それは確かに必要そうだな。俺もそうだが、プライドが邪魔をして1人で突っ走る事があるかも知れない。」

「まぁ、それじゃあこの先の階層は通用しないわよね。連携力をどれだけで高められるかで最下層まで行けるかが決まってくるし。」

「お世辞にも連携力の高いパーティとは言えないよな。」

「個々が得意な場面だけ前に出るイメージだな。」


そのスタイルが悪いとは言わない。

寧ろ、極めて行けばその方が自分の最大限の力を発揮出来る。

だけど、現状では愚策だ。

付いていけない3人が足を引っ張り実力が出せなくなる。

だから、今は個人技を極めるよりも味方に合わせる意識で行くべきだという結論だった。


「合図はアタシに任せて。他の人よりは戦況を見る力が優れてるから。」


少しだけ周りの戦力を低く見ているようにも聞こえるが、実際の所本当の話だから仕方ない。


「ただ、強い魔物の時は連携を気にしないで自分が生き残ることだけ考えろ。」

「無駄な情けは全滅を招く。」


冷酷な一言を放つ。

言っている事は正しかったとしても俺には俺の道理が存在する。

本当にエルマードが想定する場面に遭遇した場合、目の前で死んでいくのを黙って見てはいられない。

120%助ける為に動き出すだろう。


俺も空気が読める男なので、敢えてこの場では口にしなかった。

そもそも、そんな状況にならないのが1番だ。


イリミが起きるまでの数十分間は今日の事を話した。

一応、冒険者2人もいるから聞ける話は為になる。

サバイバルのテクニックなんかをノリで教えて来たが、使うタイミング少ないから覚えなくても良いだろ。


ちまみにイリミが起きて来て最初の一言目は、「私、寝坊しましたか!?」だった。

集合時間の前なのに、集まっているのを見て焦ったらしい。

偶々早く起きている奴らが居ただけだと、説明するまで時間が掛かった。

ご覧いただきありがとうございました。

よければ評価、ブックマーク、いいねお願いいたします。めっちゃモチベーションに繋がりますのでどうか、どうか!!!

あ、毎日21時投稿予定です。

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