瑞子無双
お、お待たせしましたー!!!
本当に申し訳ないです!!
遅くなってしまったのでキャラの口調とか辻褄が合わないとかおかしいところがあったら是非言ってください!これからもよろしくしていただけると幸いです
追記・国名を間違えておりましたので修正いたしました。
煌びやかな王の居住の廊下を、5人の勇者が歩いていく。
しかしその雰囲気は決して良いと言えるものではなく、むしろ険悪である都行った方が近いのであった。
「おい、坂藤!」
「なにか?」
「さっきのあれ説明しろよ!あ、ちょっと待ちやがれ!」
「坂藤さん、先ほどからずっとあの調子ですね」
「あれってなんなの?」
「さあ?紅蓮疾風の人たちも分かってなかったみたいだし、結局は彼女らが話さない事には僕たちに理解できるはずがないんだよ」
「そうでしょうね」
呪の勇者が立ち止まり、追いかけていた太陽の勇者が驚きそのまま後方へ転んだ。
呪の勇者は彼らの目を見た。
「別に説明してもいいけど、貴方達が冷静でいられる保証がない」
「ちょっと待ってよ。つまりどういうこと?」
「言ったら私達が冷静でいられなくなる。つまりそれほど私達に都合が悪い話であるというわけですね?」
「まあそういうこと。でも私達に害はない」
「しかし不思議ですね。そんなに都合が悪く尚且つ冷静でいられなくなる程の情報ならばなぜ貴方は冷静な対応ができているのですか?」
「知識としてあっただけ。それと、言ってしまえば過去の人間がどうなろうと関係ないから」
「それはどういう、、、、」
「そんなことよりも他のメンバーを探すのが先決。違う?」
「、、、、それもそうですね」
「おい、翁力院。これでいいのかよ」
「このまま言及しても彼女は話しそうにありませんし、それよりも先に会長達を探して王女に話してもらった方が早いと思いました」
「それもそうだね」
「で、瑞子ちゃんはどこに行ってるの?」
「会長の部屋」
「何故?」
「会長達探すには彼女達の持ち物が必要。だから何かないか探しに行く」
「わかりました。私達も手伝いましょう」
「あ、男子は男子の部屋行ってね」
「ですよねー」
「中田。まさか期待してたのか?」
「なわけないでしょ」
「とりあえず行きますよ」
五人の勇者は、仲間を探すべく作業を始めた。
会長の私物を漁り数分が経ち、私は未だに会長の部屋にいます。
鈴坂さん達は金切さんの部屋に行ってしまいました。
私はクローゼットを開け会長が着ていたと思われるスーツを手に取ります。
その手が段々と顔に近づいて行って、、、
「静恵ちゃんなにしてんの?」
「びゃ!?い、いつの間に帰って!」
「全く、静恵ちゃんたらそんなに会長が恋しいの〜?」
「べ、別にそんなことないです!ポケットの中に何か入ってないかと調べてただけです!」
「へー。それならいいんだけどさ。まさかあの翁力院静恵が他人の服の匂いを嗅ごうとしていたなんてことないよね〜?」
ま、、まずいです、、、、、鈴坂さんは勘が良く学年中の生徒達の弱みを握っていた人物でもありました。
私の要注意人物リストの中にも載っていたはずなのに!
こ、このままでは私の作り上げたキャラが崩壊してしまうかもしれません。
「す、鈴坂さんは、な、何を言っているんですか?わ、私がそんなことをする筈がないじゃないですか」
「まーそうだよねー。名家の出である静恵ちゃんがそんなことする筈がないよねー?」
そんなわけないでしょー!!
私は別に名家の生まれでも金持ちでもないです!
ただ単に素の口調がこれなだけです!
このアホ名字!
「ま、いいや。瑞子ちゃんに準備できたから連れてこいって言われたかわ。もうみんな集まってるよ」
「わ、分かりました」
鈴坂美玲、、要注意人物ですね。
鈴坂さんに連れてこられたのは王城にある会議室の一つでした。
机の上にはとても大きい地図が置いてあります。
「みんな集まったね。じゃあ始める」
坂藤さんは私たち4人を別々の場所に移動させその下に魔法陣を描きました。
「瑞子ちゃん、これは?」
「前の世界には魔力がなかった。つまり人がいくら魔の知識を集め求めようとも悪魔など呼べず魔法など使えなかった」
「坂藤、お前何する気だ?」
「この世界には魔力がある。それはステータスに魔力総量という項目があることから確実なものとなっている」
「おーい」
「この世界では人はスキルに頼り魔法を使っている」
「反応がないな」
「しかし、地球にはスキルなどなく人は魔法の知識を蓄えるだけ蓄えた。しかし使うことはできなかった。この世界の魔法はスキルの効果により魔法が発現する。ならば地球の知識はどうなるのだろう?答えは簡単。地球の魔法は使えることができる」
「まじでどうした?」
「全員そこから出ないでね。死ぬよ」
そう言って坂藤さんは私たちに釘を刺した後、地図の上に私たちがいる向きと同じ向きに、彼女が立つであろう場所を頂点とした正五角形をめいいっぱいまで書きました。
その点にそって星型を書いた後に、机にはみ出しながら全ての点を通る円を描いて、円と星型の外側の五つの空白に五人の持ち物を置きました。
私たちが呆気にとられていると、瑞子さんはナイフを取り出し手の平を思い切り斬りました。
「み、瑞子ちゃん!?」
流れた血は線を沿うように、線以外の場所は通らずにやがて線を覆いつくしてしまいました。
「星型は悪魔崇拝のシンボル。五角形の点を世界とし、持ち主をこの部屋と地図に映し出すのがこの魔法の効果。中世では悪魔を召喚し対価を払っていたが、魔力がある以上そんな馬鹿けたことをする必要はない」
坂藤さんは傷ついた手のまま移動し、自身の周りにも魔法陣を書いて、持っているナイフを机にある魔法陣の丁度真ん中へと投げてしまいました。
目の前に、霧が現れ、私たちを包み込みます。
風が吹き荒れ、目の前で戦っている五人と、一人の半人半蜘蛛が見えました。
彼らの攻撃は巨大すぎる何かを傷付けて、そのまま霧は晴れてしまいました。
「もう出ていいいよ」
坂藤さんの声で、四人一斉に魔法陣から出て机の地図を覗き込みました。
坂藤さんの血はいつの間にか乾いていましたが、そのなかに一滴だけ乾いていない血がありました。
「ここ、ここに会長達がいる」
その乾いていない血を指差して、坂藤さんはそこにいると断言しました。
「ラ・ビスク王国・ラ・ビルン辺境侯領、夢魔の森?」




