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話し合い

私は今居酒屋に来ている。

それは勿論『紅蓮疾風』と『龍の逆鱗』という二つのアダマンタイト冒険者チームの歓迎会を開いているからなのだけど、、

「だぁかぁらぁ!てめえところはスキル的にもカナキリ・バンドウ・オウリョクイン・キリシマ・シマズでいいだろぉが!」

「なんだとぉ!戦闘系ばっかり持っていきやがって!そもそもテメェらは2人しかいないんだから4人でいいだろ!」

「じゃあその分ミズハナ・ヒマ・キノキ・ナカタをもらって行くぞ!」

「おもいっきり戦闘系じゃねぇか!」

なんか二つのチームで分かれて教えてくれるらしく、その二チームが教えるチーム分けで揉めている。

「『紅蓮疾風』『龍の逆鱗』も落ち着け。私達が抜けている」

「「オメェらは全員に教えただろうが!」」

因みにいがみ合っているのは二チームのリーダーだけだ。

もう適当で良くない?

「落ち着くんじゃ2人とも。それ程重要な問題ではなかろうて。ここのいる10人は戦闘系・支援系、双方ともに腕利きじゃて。主らの足を引っ張る事はあるまい」

「そういうことではない。私たちのスキルと系統が同じのスキルを持つ者でなければ戦闘能力があまり伸びないということを言っているのだ」

「つまりスキルが強く『紅蓮疾風』よりもベテランである俺たちが適任というわけだ」

「そういうことではないんだよ!」

「多分ですけどこれ見栄の張り合いじゃないですか?」

「そうゆうことだと思います」

「もう時間が惜しいので私たちが決めてよろしいでしょうか?」

水花さんが立ち上がり争っている二人を引き離す。

「では、まずあなた方の名前と戦闘方法を教えていただけますか?」

「『龍の逆鱗』のリーダーのベルトナール・リリックだ。基本的に剣だがたまに双剣を使う。それからこの既に酒で潰れた金髪がブリュノバ・フォン・ティエスト、独身。土属性特化の魔法使いで棒術も使う。それで酒で赤くなってる赤髪の奴がうちの支援魔法使いのフィルマント・フォン・コンスタン、独身。それで、、あれ?トイレでも行ったのか。もう一人影の薄い奴がいるが斧槍(ハルバード)を使う暗殺者のリベルテがいる」

「『紅蓮疾風』のリーダーのヴァルット・ルーセルだ。基本的に武器なら全て使う。それでこっちが妻の」

「シャネル・フォン・ルーセルもしくはミルーナと申します。以後お見知り置きを。それから使う魔法は基本的に五属性全てと精神干渉系魔法です」

「少し質問をいくつか。ティエストさんとコンスタンさん、そしてミルーナさんは貴族なのですか?」

「はい、そうですが?なぜそのようなことを?」

「いえ、ミリーナ王女もフォンと言う名を間に名乗っていましたので貴族の方は全員フォンが名前に入っているのかと疑問に思いまして」

「その通りです。結婚した場合は私のように苗字となる領地の領都名か結婚した相手が貴族位にない場合は嫁いだ家の苗字、双方が貴族となれば苗字が二つになることになります」

「丁寧に説明していただきありがとうございます。では少し外で仲間と相談をしてきてもよろしいでしょうか?」

「我々は構いませんが、、」

「問題はない」

「こちらもな」

「では少し失礼します。行きましょう」

水花さんを先頭に全員が店の奥の廊下へと入っていく。

水花さんは霧島さんに目配せをして話し始めた。

「とりあえず紀ノ木さんと中田さんはリベルテさんがいる『龍の逆鱗』に、翁力院さんと鈴坂さんはミルーナさんのいる『紅蓮疾風』に行ってください」

「わかった」

「オッケー」

「それと島津と陽間も様々な武器を使えるらしいヴァルセットさんと陽間と同じ属性が使えるであろうシャネルさんがいる『紅蓮疾風』に行ったほうがいいな」

「残るは私、金切さん、坂藤さん、霧島さんですね」

「水花は『龍の逆鱗』、坂藤は『紅蓮疾風』でいいだろうな。それで金切と俺はどうするか」

「支援的な立ち回り方を覚えるために『龍の逆鱗』でいいと思う」

「坂藤の言う通りだな。全員、異論はないな?」

「では戻りましょう。あまり待たせるのも失礼にあたるので」

席に戻ると待ちくたびれたのか3チームのメンバー全員が無言で見つめてきた。

「それで?決まったんだろう?」

「はい。まず『龍の逆鱗』チームが私、金切さん、霧島さん、紀ノ木さん、中田さんです。そして『紅蓮疾風』チームが陽間さん、翁力院さん、鈴坂さん、島津さん、坂藤さんに決まりました」

「わかった。異論は無い」

「こちらもだ。明日もう一度ここに集合しよう。今後の方針を決める。『雨の雫』はどうする?」

「とりあえず付き添いでもしますよ」

「分かった。では解散!ほら起きろ独身貴族ども!」

「あぁ、ヒック」

「ちくしょ〜、もっと飲むぞ〜」

「早く知ろ!明日二日酔いになるぞ!」

「は〜いは〜い」

その後、すぐに宿に戻った私達は結局リベルテさんの姿を見ることはなかった。







裏路地を一人のマントを着た少女が歩いている。

背中にあるのは身の丈の二倍もある斧槍ハルバード

少女はそのまま飛び上がって屋根の上に乗り、魔法を発動した。

「三つのアダマンタイト冒険者チームが十大勇者と接触しました。、、、、、、、、はい。分かりました。ですがよろしいのでしょうか?、、、、、、分かりました。では陽動の方はお願いします。、、、、はい、失礼します」

そのフードから覗く少女の顔には、口に鋭い牙があった。



















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