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魔族対人類

更新できていなくて申し訳ないです!

もう少し更新できたらいいかなぁ?と思っています!

本当にごめんなさい!

両者が動いた。

「崩魔斬!」

「肉喰らい!」

黒い魔力をまとった斬撃が振り下ろされる前に《魔族殺し》が瞬時に後退した。

《魔族殺し》の腕は刳れており、その傷口は骨も見えるほどだった。

「高速再生」

《魔族殺し》の腕は再生を始め既に元通りになっていく。

その直後、グルノートの腕に傷が入った。

だがその傷もすぐに再生していった。

「ふーん。同胞が殺されるわけだ。なかなかだね」

「その力は噂に聞く『肉喰』だな?」

「正解だよ。ここからはお互い本気で殺ろう(遊ぼう)よ?」

「同意見だ。早く殺すに越した事はない」

放たれる殺気。

その濃密な明確な負の感情に周囲の全員が察する。

“次元が違う”と。

「雑魚共、邪魔だから消えてろ」

「はは。残ってくれたら僕の餌にしてあげるけど?」

「早くしろ。もう忠告はしないぞ」

一斉に走り出すその場にいた二人以外の人間全てがその場から走り去る。

周囲には誰もいなくなり緊張と静寂が場を支配する。

「シィ!」

「ハァ!!」

《魔族殺し》と『肉喰』の剣と拳がぶつかり合う。

グルノートの力の本質は肉を吸収しそのエネルギーを攻撃や再生へと転じる能力である。

だが、肉を吸収するためには相手の体に触れなければならない。

「多影拳!」

「八連斬!」

影から現れた8つの拳が8つの斬撃にて相殺される。

「断空斬!」

「衝破拳!」

上段から振り下ろされた大剣は魔力をまとった拳の衝撃波によって弾き返される。

「肉喰らい!」

横薙ぎの蹴りが肉を喰らいながら《魔族殺し》を上下に両断する。

「高速再生」

が、離れた上下半身はお互いを手繰り寄せるように再生していき、元の状態になっていた。

「っな!?」

「崩魔剣・リドリトよ」

手に持つ大剣構え、その名を唱える。

その名が呼ばれた魔剣は呼応するように光りだした。

「その真の姿を現し敵を滅せよ」


光りが強まる。


「顕現せよ『淵空の剣盾』」


光りが治ると、魔族殺しの手には一つの漆黒の剣と半透明ではあるが銀に光る盾があった。

これこそが崩魔剣リドリトの真の姿、崩淵剣リドと空魔盾リトである。


その内に秘められたる魔力量は異常な量であり、その多さにはグルノートが知っているどの魔王(とは言っても四王クラスまで)をはるかに越していた。

「なんなんだ!なんなんだその武器は!」

「驚いている場合か?深淵崩壊」

「っ!衝破拳!」

無造作に振るわれた横薙ぎの一斬はグルノートの拳の衝撃波を切り立ち、その腹に傷を与えた。

「ぐ!」

そして、切り傷程度だった傷がだんだんと深さを増していき、すでに傷口は大きな太刀筋へと変わっていた。

「喰鬼拳!」

「全魔拒絶」

喰鬼の特有の能力である相手のエネルギーを奪う事に特化した攻撃は空間に突如現れた空魔盾によって弾かれた。

「っな!?」

「断淵の一太刀」

「相殺拳!」

どんなに硬い物質をも切り裂く一太刀は、相殺に特化した拳撃によって弾かれる。

「千淵の怒り」

「がは!」

だが、相殺をした瞬間に突如として現れた千以上の刃がグルノートを切り刻んだ。

だが、致命傷には至らずグルノートの全身に大きな切り傷を与えるだけとなった。

「っぐ、この程度!」

「深淵崩壊」

「ギ!?」

全身の切り傷は大きな太刀筋へと変わる。

それはすなわち、グルノートの全身の小さな傷が戦闘能力のない者ならば一撃で死ぬ攻撃千回分へと変わる事を意味する。

全身がぼろ雑巾の様な肉塊へと変わり果てていくグルノート。

魔族殺しは一瞥するとそのまま去っていこうとした。

「許さんぞ!劣等種如きがぁぁぁぁぁぁ!!!」

肉塊となったグルノートを中心とし衝撃波が周囲を襲う。

「真逆、あれで生きているとは」

「グガァァァァァッァ!!!!」

グルノートの体は白い光に包まれており、グルノートはもとの姿へと回復して行った。

「もう許さん!リコルート!!」

突如として魔族殺しの周囲に影ができる。

先ほどの衝撃波で周囲の雲は粗方周囲からなくなった。

つまり、、、

「クラァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

ドラゴンの鳴き声が魔族殺しの上空で発生した。

咄嗟に魔族殺しはその場から飛び退いた。

ドラゴンは白い光の線を口から放ち魔族殺し退いた場所を消滅させた。

文字通りの意味で。

できたのは何kmあるかもわからない大きな円柱型の穴。

「なかなかだな」

「いつまでそんな風にしていられるのかなぁぁぁ!!!」

白いドラゴン、リコルートの口から無数の光線が放たれ、周囲は穴だらけとなっていった。

「粉砕拳!」

穴だらけの地面は脆い。

一部分が粉砕するとそれに合わせて全体が穴だらけの部分を均すかのように沈んでいくことになる。

魔族殺しは回避するべく上空へと飛び上がる。

だが、そこにはリコルートの光線が待ち構えていた。

光線が放たれた瞬間、魔族殺しは空中で体をひねり回避する。

本来ならばほぼ不可能に近い芸当を軽々とやって見せた魔族殺しを殺すべく、追撃の光線を浴びせようとする。

が、、、、

「ふんっ!!!」

突如飛来してきた大岩がリコルートを“撃ち落し”、

「断罪の氷結!」

巨大な冷気の塊がグルノートとリコルートを氷結させ、

「断城斬!」

城壁を切り裂く斬撃が凍りついたグルノートとリコルートを両断した、

氷と共に崩れていくグルノートとリコルートを眺めながら、魔族殺しは背後にやってきた5人に問いかけた。

「なぜ邪魔をした『雨の雫』」

「若造め。そこは感謝を言うべきところじゃろうが」

「そうだそうだ。あの光線だとお前でも致命傷は避けられなかっただろうしな!」

「ゴリラは黙ってろ」

「ひでえ」

「それでビリリアントだっけか?お前らは余計なことをした」

「何をしたと?実際君は助かっただろう?」

「いや、奴らを強化しただけだな」

「いったい何を言って、、下がれ!!」

ビリリアントの咄嗟の掛け声で『雨の雫』は下がる。

すると、雨の雫がいた場所に何かが降り落ちてきた。

土煙が舞い上がり、周囲が見えなくなる。

「いったい何が起きたのビリリアント!」

「恐らくさっきの魔族だ!あいつ、生きてやがった!」

「一刀両断されていたはずではないのか?」

「だけど、生き返った?いやさっきの白いドラゴンを含めて、“即死レベルの攻撃が来た時に従魔と融合されるスキルか?」

ビリリアントの疑問に、土煙の中の人物が答えた。

「正解だよ。あのままじゃ持久戦で僕が負けていたけれど、君たちのおかげで勝機が見えてきた。礼を言うよ」

土煙が晴れ、その姿が露わになる。

そこにいたのは、先ほどとは違い全身が白い鱗に覆われ、翼が生えた鬼であった。

「お礼として、全力で殺してあげよう。第二回戦の始まりだ」







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