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死の蚯蚓

遅れて申し訳有りません

『ギャァァァァァァン!』

化け物は再度叫ぶと、体が分裂していき体が細く数が多くなっていった。

「ック、撤退だ。これはやばい!」

「いったい何が!」

「あれは魔族の配下だ!つまり魔王の配下である可能性が高い!」

「近くに魔王軍がいると?」

「そういうことだ!急げ!」

『天秤』の人たちも危険性を感じ取ったのか、かなり焦っている。

“化け物達”はこちらを認識しているのかまるで雪崩のように向かってきていた。

そん速度は速く後1分ほどで追いつかれてしまうだろう。

「おいカナキリ!鑑定できたか!」

「種族名だけなら!」

「なんだった!」

「確か、ギガントデスワームって書いてあった気がします!!」

「なんだと!?」

「リーダー!追いつかれる!」

「陽間!」

「おう!!大地獄炎化!!」

背後に迫ってきていたギガントデスワーム達の地面が真っ黒な炎に包まれその場に居たギガントデスワーム達は炭すら残さず焼け死んでいった。

「もういっちょ!噴火!!溶岩操作!!」

地面から溶岩が噴き出しギガントデスワーム達を殺していく。

だんだんと広がる溶岩の波はギガントデスワーム達がいる方向のみに広がっていった。

「手伝いましょう。支配言霊!共食いをしなさい!」

翁力院さんの一言です周辺にいたギガントデスワーム達が次々に共食いを始める。

「これならいけそうかな!音波粉砕!」

ギガントデスワームのいた場所が次々に崩壊していく。

ギガントデスワーム達はその数を少しずつへらしていくが一向に終わりが見えない。

「私もやる。呪薬生成」

坂藤さんが紫の薬を生成しばらまいた。

それに触れたギガントデスワームは血を吹き出し死んでいった。

「クソ!若いやつばっかりに任せられるか!ポイズンミスト!」

「ゲッチェ!お前は魔力残しとけ!それに自分に強化魔法でもして速度をどうにかしろ!」

「わかった!」

「グローラー!お前はいつでも防御できるように固めとけ!」

「了解だ!!」

「ビルさん!やつらが融合してます!!」

ギガントデスワーム達は死体を含めて融合を始め、その大きさは先ほどの十倍以上になっていた。

「周囲検索!っち!これでも数は100以上いるぞ!元がどれだけデカイんだって話だ!」

「霧島!このままじゃ!」

「わかってる!町だろ!どうにかして解決策を!」

「しょうがないですね。ここで迎え撃ちましょう!」

「どうやって!」

「死体を含めて融合して再生するなら死体すら残さなければいいんです!それに一体になった時にどうにかして倒せば良いんですよ!」

「っち!それしか策が無い!『天秤』は町へ知らせに行ってくれ!」

「それでは貴様らが、、、

「増援だ!大量にな!」

「っく!わかった!死ぬなよ!」

「『勇剣』は全員私の近くへ!行きますよ!対魔聖法結界!」

「上乗せする。血死呪結界」

「では私も。反逆支配結界!」

「もう一回行くぜ!!大地獄炎化!!」

私たちの周囲が三色の結界にて覆われる。

その周辺が陽間さんの黒炎で包まれた。

黒き地獄の炎がギガントデスワームを焦がし結界に触れた者は血で死に中間同士で喰いあった。

「弱点理解。特になしだな」

「キモいけど仕方ない!魔槍召喚!身体強化!貫通上昇!」

漆黒の槍が中田さんの足元にできた魔方陣から現れる。

「聖剣召喚、聖王武装、身体強化、武具強化、聖法付与!みんなも物理攻撃を!」

光り輝く鎧が水花さんを包み、足元から光り輝く聖剣が現れる。

聖剣には白い魔力な物、聖力がまとわりついている。

そのあともそれぞれがそれぞの武器を召喚・使用し、ギガントデスワームを攻撃していった。

中でも水花さん、陽間さん、中田さんのスキルによる攻撃、坂藤さんの呪いによる足止めや生命力の低下、翁力院さんの支配による共食いなどは強力だった。

だが、それでも数は一向に減らない。

もはや結界の外はギガントデスワームで埋め尽くされ、増援を見ることはできない。

生半可な冒険者や兵士ではただの餌になり果てるだけだろう。

「霧島!金切さん!お前らは奴らの弱点を何か探せ!」

「わかった『検索の書(ライブラリ)』:ギガントデスワームの弱点」

「どうだ!?」

「載っていない!これ自体記録者や確認されている魔物を表示するものだ!」

「珍しいレア魔物ってことかなぁ?!」

「何か策は無いのか!、、、おい!金切!確かスキルに物質改変っていうものなかったか?!」

「あります!」

「よし!核爆発だ!魔導機の弾丸を核爆弾として運用しろ!他は準備ができたら結界と防御に全力を注げ!相手は生物だ!これで死なないならもう終わりだが希望は持てる!」

「わ、分かりました!」

どうすればいいのか分からない。

物質改変。

訓練では一度も使わず終わったスキルだ。

基本的に核爆弾とはウランやプルトニウムなどの核分裂性物質が分裂し、爆発が起こる爆弾のことを言う。

「物質改変準備。改変後・U(ウラン)

頭に浮かんだ言葉を唱える。

「全員衝撃に備えろ!!」

引き金を引く。

音もなく飛び出した弾丸は超音速で周りを囲んでいたギガントデスワームの体にめり込んだ。

突如、閃光が走る。

最初に訪れた衝撃波により結界はギガントデスワームの血に濡れ、その瞬間に地震と衝撃、轟音が私たちを襲った。

「うお!」

「広島や長崎もこんな感じだったのかなぁ!」

「今は防御に集中を!!」

衝撃波が収まりあたり一体に見えたのは焦土と化した大地。

血は既に蒸発し周囲にギガントデスワームの影はなかった。

「周囲検索。完全に死んだみたいだな」

「強力だったねぇ」

「使い方を変えれば金切さんが一番強力ですね」

「気を抜くな。放射能は物質改変で全て消せ。酸素あたりでいいだろう」

「分かりました。物質改変準備完了。改変後・O(酸素)

周囲一帯を物質改変にて酸素に改変する。

「街に戻ったら一応異常状態回復のポーションを飲んでおいたほうがいいだろう」

「みんな、向こうから冒険者たちが来るわ」

「分かった。話は水花に任せる」

「分かりました」




彼らが油断している中、その様子を見ている魔族が一人。

「ふーん。ビランデちゃんを倒すなんて珍しい人間もいるみたいだね。ねぇリコル」

「キュリィ!」

「陛下から授かったアヴェレデント・ビランデットの名に恥じぬような働きを期待してたのに残念だなぁ」

「キィ!」

「君が出るって?じゃあ僕も出ようか。まあ痛めつければいいだけだし、でも陛下はなんでエクス様の言うことを素直に効くんだろうなぁ?う~ん、きっと僕にはわからない思惑があるに違いない!よし、行こうか」

「キュリィ!」



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