依頼への協力3・森の異変
忙しくなるので更新が遅れたりします!
『天秤』の人たちに付いていき、城壁の外に出る。
さっきほどから少しだけ険悪な雰囲気が流れている。
「ヒソヒソ、、、(ねぇ可憐ちゃん!!どうして『勇剣』って名前にしたの?)」
「ヒソヒソ、、、(すみません鈴坂さん。うまく思いつかなくて、、)」
「ヒソヒソ、、、(会長でも失敗することがあるんですね)」
「ヒソヒソ、、、(ま、いいんじゃない?結果オーライ)」
「ヒソヒソ、、、(島津は相変わらず楽観主義者ね)」
確かに『勇剣』という名前にしたのはちょっと気になるがもうちょっと声を下げたほうがいいとおもう。
目の前を歩いている『天秤』の人達にも聞こえているみたいだし。
「ヒソヒソ、、(リーダー!あれで大丈夫なんですかい?)」
「ヒソヒソ、、(かなり危ういがしょうがない)」
「ヒソヒソ、、(足手まといになるかもしれませんぜ?)」
「ヒソヒソ、、(その時はその時だ)」
『天秤』の声も聞こえている。
この人達は隠す気がないのかな?
城壁を出てリスト大森林の近くまで街道沿いに歩いていく。
「ここからは少し危険地帯になってくる。慎重とまでいかないが注意して進むぞ」
ビルさんが私達の方向を見てそういった。
危険地帯と聞いてみんなに緊張感が走った、気がする。
「周囲検索・情報収集・情報整理・高速演算」
「音波察知・聴覚強化・音波通信」
霧島さんと鈴坂さんが周囲の様子を調べ始める。
「どうやら周囲に生物の影はない。少なくとも周囲1キロ内での話だが」
「なんだと?」
声をあげたのはグローラーさんだった。
「おかしいな。ここはゴブリンなどの低級魔物が生息する地帯だぞ?少なくとも300メートル毎には数匹の群れがいるはずだが、、、、」
「なんらかの要因で全滅、もしくは移動したか?」
「そうだとすると強力な魔物の出現、もしくは大災害の予兆か?」
「キリシマだっけか?ゴブリンに災害を予見する力はない」
「ならば一択だな」
「だがそれにしても異常だな。全員先を急ぐぞ。キノキとベルウストは先行して周囲を偵察、ゲッチェは感知魔法を、先に急ぐぞ」
「やらせていただこう」
「了解」
「わかった」
ビルさんが的確な指示を出し走り出す。
少し走ると大きな森林が目に入ってきた。
どうやら距離はかなり近づいていたらしい。
森の入り口まで来ると森の少し奥から紀ノ気さんとベウルストさんが走ってきた。
「様子がおかしい」
「どういうことだ?」
「魔物が極端に少なすぎる。それに道中大きな穴を何個か見つけた」
「あれ?」
「どうした?スズサカ」
「みんな耳を澄まして」
みんなが黙る。
すると、
ズズズズズズ・・・・・・
ズズズズズズ・・・・・・
ズズズズズズズ・・・・・・・
謎の振動音が若干だが聞こえるようになる。
振動はこちらに近づいた後だんだんと離れ、聞こえなくなっていった。
「地中を何かが這いずり間会ってる?」
「異変の原因はこれに関係あるかもしれないな」
「よく見つけた。それで、どう予想する?」
「そうだな、、、。大きなミミズのような魔物か何か。もしくは噴火の前の地震、そう考えられる。だがどちらかというと前者だな。明らかに自然現象ではない」
「そうですね。私としましても同意見です」
「明らかにヤバめなやつだよねぇ」
「食われる系の可能性大」
「だろうな。それだと該当しそうな魔物は、、」
「『検索の書』:ワーム系の魔物」
霧島さんが持っていた本のページが空中に浮き自然にめくれていく。
止まったページには数体の魔物の名前と説明、挿絵があった。
「そこまで巨大なワーム系魔物はいないようだな」
「では一体何が、、、」
『『『ギィャァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!』』』
「うるっさい!!!!!」
「なんだこの声は!?」
「一旦距離をとるぞ!森から離れろ!」
全速力でその場から離れる。
鈴坂さんは聴覚強化を使っていたからか未だに耳を押さえている。
「前代未聞だぞ!初級の森に異変が生じるなど!!」
「どういうことですか?」
「上級の魔物が出る森は生態系や縄張りが不規則だ!だが初級の森はほぼ一定で縄張りや群れの頭数が変わることもない!それがこれだぞ!?くそ!何がどうなってやがるんだ!」
「地下から振動!魔物が来るわ!」
「こっちも確認した。数が多い。少なくとも500はいるぞ」
「ここらの地下の魔物といえばレッサーモールっていう魔物だけだ!それぐらいなら大丈夫だが上位種のグレーターモールが出てきたら確実に倒せ!姿はデカイだけのモグラだ!!」
「わかりました!」
「来るぞ。衝撃に、、、」
備えろ、そう言おうとした霧島さんは目を見開く。
レッサーモール。
その姿は少し大きめのモグラ。
レッサーモールは勢いおく私たちを飛び越え森へと向かって行ったのだ。
中には大きなモグラ、グレーターモールもいたがそれすらも私たちを相手にしていなかった。
「なるほどな。さっきの声が、、」
「周囲の魔物を呼び寄せている。そしておそらく、、」
「先ほどの振動音の魔物がそれを発した。そう言いたいのね?」
レッサーモールたちが遠ざかっていく。
群れは森の中に消えていき等々通りすぎる土煙すら見えなくなって行った。
「リーダー、どうする?」
「引き返すべきだろうな。さすがに異常だ」
そうビルさんが言い街の方向に向かおうとした瞬間。大きな振動が私たちをおそった。
「なんだこれは!?」
「大きな何かが地下から来るぞ!」
「大きすぎる!感知魔法に引っかかたが全部が把握できない!」
その時、森の奥の木々が、大地が、さっきの群れが上空に飛んだ。
群れは空に跳ね上がり黒い点を作った。
それを狙うように巨大な柱が地中から飛び出してきた。
その姿はミミズ。
だが、そんな生易しいものではない。
その体には大きな刃がいくつもあり全てを防ぐ鋼鉄の鎧のようで、口は大きく丸く歯はいくつも重なり、中は赤黒い。
巨大なミミズは群れに食らいつきその小さな命を潰して行った。
赤い雨がふる。
『『『ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!』』』
「真理究明。鑑定解析」
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???????・??????
巨死蚯蚓
称号:『????』『????????』
???歳
魔力総量:???????
スキル:????・????・????
・・・『真理究明での鑑定は不可』
・・・『鑑定解析がキャンセルされました』
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「あれは、やばい」




