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金切舞は同窓会へ行く

ラグビー日本代表が勝ったのが嬉しかったので短いけどもう一回!

白い研究所を一人の女性が歩いていく。

女性の白衣には少しだが多種の薬品が付いておりここが薬剤研究所であることが容易に分かる。

ハイヒールの音が廊下に響く。

角の研究室から扉が開くシューという音と共に一人の女性が出てくる。

「あら?舞ちゃんじゃない。今日は上がり?」

「はい。同窓会があるんです」

「高校?」

「はい」

「良いわよね。若いっていうのは」

「先輩も十分若いじゃないですか」

「あのね。24のあなたに言われたくないわ。私はもう36よ?もうすぐ40。あ〜、結婚したーい」

「先輩ならチャンスはありますよ。では上がりますね」

舞は先輩と呼ばれた女性と別れて自身の荷物があるロッカーへと急ぐ。

中に入っている荷を引き換えに白衣をしまいそのまま彼女は携帯でタクシーを呼び研究所を出た。

研究所内の駐車場にタクシーが付き彼女はそれに乗り込んだ。

「どこまで行きます?」

「渋谷までお願いします」

「はい」

運転手がタクシーを動かす。

一般道から高速道路に入りビル群がだんだんと多くなっていく。

首都高渋谷出口からタクシーは高速を降りてそのまま渋谷駅へと向かった。

渋谷駅にタクシーが付き舞は運転手に代金を払いそのままセンター街に向かった。

「あ、」

「お!金切さん!」

「久しぶりー」

数名の同級生が待ち合わせ場所であるハチ公前の近くを歩いていた。

舞は同級生たちと共にハチ公前に向かう。

ハチ公前には同級生の大半が集まっており舞は彼らと共に同窓会の会場であるレストランに向かっていった。

レストランは貸切でバイキング形式であった。

端にある机には薬原大雅の写真が置かれておりその近くには佐藤鷹幸が座ってた。

「金切さんはどこで働いてるの?」

「あ、えーと。姫河製薬ってわかる?」

「超大手じゃん!給料は良い?」

「それなりかな?」

「良いなぁ。今度紹介してくれない?」

「むりかな」

「どうして?」

「そのね?姫河製薬の研究員なの」

「まじで!」

「やっぱ舞ちゃんはすごいわー」

そんなことはない。

これが素直な舞の気持ちであった。

舞は薬原の研究ノートをもらっていた。

もちろん彼の両親の許可があってのことだがそのノートは今も彼女のカバンの中に入っている。

彼の作り出した薬は画期的なものが多く売り出したら莫大な利益が入るであろうものが大量にあった。

0.01滴の間違いも許さない配合、画期的なアイディア。

どれを取っても舞が彼に追いつく姿が見えない。

だからこそ正直に「そんなことないよ」という。

だが彼らは信じない。

彼らは未だに高校生時代の舞という偶像を追いかけている。

彼らの対応に追われ気がつくと同窓会は終わりの時間に近づいていた。

どうせ二次会がある。

それは集まった全員の認識だった。

だからこそ舞は周りに断り薬原の写真の前にビールを置いた。

(成人前に死んだ人はビールは飲めるのかな?)

「あの時は助けていただいてありがとうございます」

そう言いながら写真の前で合掌をする。

「金切さんか」

「佐藤さん、どうかしましたか?」

「いや。薬原にビールを置く物好きは一体誰なのかと思ってね」

「物好きですか。確かにそうかもしれませんね」

「ほら。お仲間さんが待ってるぞ」

舞が後ろを向くと数名の男女がシャンパンを持って待っていた。

「金切さん飲んでないでしょ?」

「明日も仕事が、、」

「何言ってるの?明日は祝日だよ?」

「うぅ、、」

舞が考えた言い訳は祝日という喜ばしいことに踏み潰されてしまった。

(お酒弱いのにぃ、、、、)

「ほらほら!」

「わかったわよ!もう」

シャンパンを受け取り舞はそれを飲み干した。

「いい飲みっぷり」

「もう飲まないわよ」

「はは。お酒弱いんだね」

そして舞には突如レストランの床が光ったように見えた。

(もう酔ったのかな?一杯しか飲んでないはずだけど)

「なんだこれ!?」

「床が光ってる!」

「早く逃げっ・・・・・・・



バシュン!!



床には謎の焦げ目が残っていたという








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