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薬品好きの陰キャラは異世界に転生する〜やっぱり毒とかいいよね!〜  作者: おとのそうくつ
ゲロイドール大陸編
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堕神

吸神波動結晶とも呼べるその槍は神速で持って五柱の神に迫る。

「神力崩壊」

一柱の力が発動し神力を吸収し闇の波動を混ぜられた神力でできた結晶の槍は謎の力場に当たり砂とかした。

「っな!?」

「奴の動きを止める。お前らが奴を消せ」

「だが!」

「お前らの事情は知らん」

「っ!今はあなたに従うしかないようですね。ですが終わったら話し合いをさせてもらいます!」

「アヌ様!でも!」

「エシュタル!」

「分かりました」

「そうだな。終わったら全て教えてもらうぞ」

アスクが前に出る。

最高位神四柱はアスクと結晶神(悪神)を四方から包囲するように移動した。

右手には全てを死へと誘う毒大太刀が握られ、左手には凝縮された全てを崩壊させる神力が集まっていた。

「シンジンゴトキガデシャバルナァァァ!!!」

吸神波動結晶の触手がアスクに襲いかかる。

アスクは触手を避け飛び上がると大太刀に手を当てた。

「崩壊の大太刀」

崩壊の神力が死の毒大太刀に付与される。

「世界千斬」

アスクの手がぶれる。

触手が神力を崩壊させる大太刀により切り刻まれる。

一瞬の遅れの後触手の全てが崩壊し切り刻まれた世界の部分が『無空間』へと変わり反物質が放出される。

反物質はアスクによって指向性の持った爆発に変えられ、本来拡散するはずのエネルギーは一筋の圧倒的な熱量を持つ光線となって結晶神に襲い掛かった。

「ソンナモノキカナッ!?ギャァァァァァ!!!!!!」

「神力は吸収するが物理攻撃は無効にならないんだろう?」

「コロシテヤルゥゥゥ!!!」

こうして結晶神の意識が全てアスクに向いた。

もう一度アスクは世界千斬で反物質を取り出しそのエネルギーを大太刀に纏わせた。

だが、反物質の攻撃は吸神波動結晶から物理吸収結晶とも言える結晶へと変わった鎧に吸収された。

「神力爆連」

結晶神は物理を無効化したが吸神波動結晶ではなくなったのを逆手に取られ極大の神力の連鎖爆発に身を焦がされる。

「ガァァァァァ!!!!!」

「神体破壊」

神力を一時的に停止させる能力が付与された大太刀が結晶神の四肢を切り裂いた。

最高位神四柱の神力が高まる。

「「「「合技神法!『無限牢獄インフィニティグフィングレス(ゴット)』!」」」」

四柱を柱とし最強の封印結界が発動する。

神がそれぞれの権能を使い力を発動する合技神法の中でも神の封印の特化し別次元に隔離する『無限牢獄インフィニティグフィングレス(ゴット)』は長方形の檻のようになった。

「キサマラァァァァァ!!!!!」

「アスクさん!少しだけ封印を開けます!そこから出てください!」

「サセルカァァァァァァ!!!」

アスクに億を超える細い触手が攻撃を仕掛ける。

「神壊結界」

球状に神力を崩壊させる結界が張られ億の触手が壊れていく。

「死万手」

アスクの左手が黒いオーラを発する。

空間を転移したアスクの『崩壊の大太刀』が結晶神の胸に突き刺さる。

「カカッタナァァァァァァァァァ!!!!」

結晶の斧と化した結晶神の左腕が振られる。

その攻撃は確実に首を狙ったが死の手刀がその腕を殺す(・・)

その腕は再生することなく切られた状態のままだった。

「グゥ!」

『崩壊の大太刀』を抜き取り右手を吸神波動結晶で固めて結晶神は殴る。

「魔力盾」

が、その拳は見えない壁に阻まれる。

「タカガマリョクノクセニシンリョクヲフセグダト!?」

「少し冷静になったか?」

「アァアアァァァァアアァァァァアアアァアアア!!!」

まるで雨のごとく吸神波動結晶の拳が魔力盾を連打する。

「気が変わった」

「アァァアアアアアァァァァァァァァアアアァァァァアア!!!!」



「神滅」


パリン!!

世界が割れるようにヒビが入り始める。

そのヒビはやがて結晶神へと集まり結晶神の四肢が消滅する。

「ガハァ!!」

結晶神の胸に大太刀が突き立てられる。

ヒビをまとった神力が結晶神へと流れ出ていく。

神の力の源である神力とその神が司る神性、そして神力を操り作り出す神力システムが崩壊を始めやがて結晶神は神ではなくなった。

アスクの神力は結晶の神力と悪の神力を吸収し回復されていった。

無限牢獄インフィニティグフィングレス(ゴット)』が解除され最高位四柱が彼に近づいてくる。

「これは!」

「神を堕とした!?」

四肢がなく胸に大太刀が突き刺さった結晶神である悪神はもうすでに神ではなくなっていた。

大太刀が抜き取られ死の毒大太刀は霧散していった。

「霊魂創造」

周囲のエネルギー全てが集まり一つの魂が形成されていく。

その魂はサルワに入って行くと同時にもう一つの魂を押し出した。

その魂こそ、『強き人の魂』。

勇者ネルの魂である。

新たな魂が得られた事により四肢は復活し傷も全てふさがった。

息が聞こえる。

今ここにサルワは蘇ったのだ。

神ではない普通の生物として。

アスクがエシュタルを見る。

「おいロリ女神」

「酷くないですか!?」

「確かにロリじゃな」

「単刀直入に言う。ネルを転生させろ」

「っ!?」

「それは!」

押し黙る最高位神達。

「条件があります」

「なんだ」

「一つ、あなたは何の神か教えること。二つ、あなたがこれからどうするのか教える事。三つ、これはネルさんの問題、と言うか強制的な副作用のようなものです。ネルさんは転生した後記憶を失います。そして、死ぬたびに転生しその度に記憶を失います。ですが大切な誰かと会い話し合えば記憶が蘇る事があります」

「それだけか?」

「はい。それだけです。アヌ様もそれでいいですね?」

「ああ。異論は無い」

他の二柱もそれに同意し始祖アヌが五つの椅子と一つのベットを創造した。

水神エアがサルワをベットに寝かせる。

五柱の神は椅子に座り話を始めた。






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