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薬品好きの陰キャラは異世界に転生する〜やっぱり毒とかいいよね!〜  作者: おとのそうくつ
ゲロイドール大陸編
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神と神の戦い2

土煙が晴れ四人の神が姿を表す。

この世界と全ての神の創造者『始祖』アヌ。

神々を導く立場であり教えを説く『神々の指導者』エンリル。

汚れを浄化し世界を保つ『水神』エア。

様々な神性を司り魂の管理を行う『女神』エシュタル。

『始祖』アヌはうら若き女性の姿をしている。

『神々の指導者』エンリルは老人でありその姿はなんとも言えない風格が備わっている。

『水神』エアは母性溢れる豊満な女性の姿、慈愛に満ちたその目はまるで無償の愛を注ぐ母親のようだった。

対峙するのは黒く輝く着物を着た『悪神』。

「『悪神』サルワ。今日こそあなたを我々の手で滅ぼして差し上げます」

「御主に正しい指導をできなかったわしの汚点は我々で拭わせてもおう」

「ごめんねサルワちゃん。あなたを殺さないといけなくなっちゃったの。すぐに楽にしてあげるからね」

「アスクさんは下がっててください。覚醒したてのあなたじゃ勝ち目はありません」

神々は新たな神を下がらせ『悪神』を見つめる。

「まさか四大神のあなたたちが出てくるのは予想外でありんした」

「サルワ」

「何でありんしょう?」

「その口調やめたらいいと思うよ」

エシュタルの言葉に空気が凍った。

周囲から何かが凍る、結晶化する音が絶えず聞こえるようになる。

悪神から異常な怒りの覇気が発せられる。

空気中の魔素が闇の波動を吸収した波動結晶の槍となって攻撃を始める。

「拒絶壁」

「先神の加護」

始祖と指導者の守りの力が発動し槍は全て砕け散る。

悪神の背後に水神が瞬時に移動し神力を高める。

「神性浄化」

「邪悪外道」

悪のものを浄化し消滅させる神性は害悪の極端にある力によって相殺される。

波動結晶の壁が悪神を守るように球状に発生しその球から波動結晶の棘のある蔦が何百も発生し四人の神を追尾するように攻撃した。

「豊潤過多」

大量の神力が蔦に送り込まれ蔦は神力の取りすぎで暴発し爆発した。

「戦運上昇」

三柱の神を黄色い光が包む。

「金星の鉄槌」

上空から光り輝く光線が波動結晶に降り注ぐ。

波動結晶にヒビが入る。

「神聖剣創造」

「遺神力発現」

光り輝く剣が始祖の両手に創造され指導者の手に様々な神の力を秘めた宝石が散りばめられたガントレットが現れた。

「極炎爆破!」

「停止の斬撃!」

波動結晶の球が壊れ悪神が中から姿を表す。

右手に大量の神力と魔素の混合物が発生しており莫大なエネルギーを保有していた。

「大悪の虐殺」

混合物は細胞分裂のように次々に別れ始め周囲を影で暗くするほどに増えていった。

混合物が四大神たちに降り注ぐ。

「反撃の大盾!」

巨大な大盾が出現し混合物を跳ね返す。

混合物はまるで悪神を攻撃するかのように進んでいく。

だが混合物は霧散し再度悪神に取り込まれていった。

「全く面倒でありんす。早く神界に帰って欲しいでありんす」

「早く帰ってほしいのなら早く消滅してくれたら嬉しいのだが?」

「話にならんでありんすね」

「ねえサルワ。元々『結晶神』だった貴方がどうしてそうなってしまったの?」

「エシュタル。そんなことはどうでもいい。結晶神は堕ちた。もはや目の前のあいつは悪神でしかない」

「ねえ!サルワ!どうしてしまったの!?」

「うるさい」

「っ!?」

「うるさいのよ貴方は昔から」

黒く輝く着物が透き通る美しい結晶のドレスへと変わっていく。

だがそれが進むにつれ悪神、結晶神の体は透明に変化していきそれが結晶であることにこの場にいる神達が気付くのに時間はかからなかった。

「御主!その体は一体!?」

「神性の暴走だというの!?」

「オマエラノセイダ!オマエラガアノ子ヲ殺シタカラ!」

ドレスの結晶が虹色に輝く結晶に変化する。

だがその奥にはどす黒い負のエネルギーが詰まっていた。

そのドレスは変形を始め鎧のような装甲へと変貌を遂げた。

「封印の衝撃!」

アヌが悪神を封印する攻撃を行うがその攻撃は鎧に吸収されていった。

その装甲は全ての神力を吸収し結晶神の神力へと変換する結晶、吸神結晶で作られた鎧『吸神の晶鎧』である。

「なにあれ!?」

「神力を吸収しているのか!」

「まずいわ。もうあの子には物理攻撃しか効かない。でも鎧を破壊するには神力を使わないと破壊できない」

「詰んだわね」

「コロシテヤルンダ!アノコヲコロシタオマエラヲ!」

巨大な結晶の斧が生成され斧が四柱に襲い掛かった。

エンリルが遺神力発現で防護結界を発動し防ごうとするがその斧も吸神結晶でできており防護結界をたやすく切り裂いた。

「神体能力超上昇!」

エンリルは神力の全てを己の強化に回し斧を受け止めた。

「エンリル!?」

「ッッッッッッウオォォォォォォォォ!!!!」

甲高い音と共に水晶の斧が弾き返され轟音と共に四柱と反対方向に落ちる。

大量の建物が破壊され地響きが起こる。

「クソ!猫の手も借りたいぐらいだ!」

「じゃあ竜の手はどうだ?」

下がらせたはずの新たな神の声がするのと共にサルワの鎧に少しだがヒビが入った。






















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