会談
短めです。とてもとても短めです
その頃、竜の森にて。
鬱蒼とした森のなかを森の中心にある館を目指すこと3時間。
既に日が暮れ辺りは闇に包まれていた。
「国王陛下、もうすぐで到着でございます」
「分かった」
だんだんと進むにつれ竜王が棲む館についた。
「どうも皆様。こんばんわ。既に夫は席についております」
絶世の美女とも取れる竜王の妃、吸血姫であるカルナ殿が迎えてくれた。
「こんばんわ、カルナ殿。早速案内してくれるかね?」
「はい、ではこちらへ」
カルナに案内されカネル王国国王・ドルガー・カネルは竜王・ルークス、
本名ルークス・デルカルダ・ノール=デルロと話し合うべくこの地を訪れていた。
屋敷の扉が開き王城とは違う静の雰囲気を持つ美術品が置かれている屋敷へと足を踏み入れる。
アスク殿ですら知らないであろう地下室へと向かうため階段を下りていく。
扉を開くとそこには威厳ある“聖”の白き光と“魔”の黒い光をまとった竜がこちらを見つめていた。
そう、この竜はある地方の伝説に伝わる竜『“聖魔竜・ホーリビルドラゴン”』という名の
『“吸血竜・ヴァンパイヤドラゴン”』には劣るが星をも破壊する力を持つ正に《天災》なのだから。
『久しぶりだな。ドルガー・カネル』
「そのままお返しするよ。ルークス・デルガルダ・ノール=デルロ」
『それで?今、『吸血竜』は?』
「お前の息子だろう?名前で呼んでやれ」
『彼奴はこの宇宙すら破壊できる力の持ち主だ。この場ではそういう風に呼ぶことに俺はしている』
「わかったよ。予想通り神炎のベルニクルが接触したようだ。ネルからの報告を受けた。
それに彼は新たに魔蟲と聖族、と言うより聖魔族のダークエルフを仲間に加えたよう。
それにゲロイドールに彼らは到着し金銭的に危ないから闘争祭に出てるらしい」
『ウルツァイトドラゴンごときで怯えていたこの前のお前を思い出すな』
「確かに怯えてはいたがお前が契約を持ち出したのだ。アスクの動向を連絡する代わりに永遠に王国を守護するとな」
『虎の威を借る狐だぞ?そんなことはどうでもいい。闘争祭に出ただと?』
「ああ、そうだ」
『じゃあそろそろだな。昔の配下、サタロカに会うだろう』
「それがどうかしたのか?」
『そろそろ、私が王位に戻る日が近い』




