両親の真実
外に出るとすでに時間は3時を回っていた。
だが客からは興奮した様子が見られそのまま飲み屋に行く者も見られた。
そのまま泊まることになっていたのを思いだしグラストの家に残る。
すると地下への階段からこの国の国王とその娘であろう女性剣士と小さい女の子、そして王宮魔法師の老人と騎士団副団長とグラストが出てきた。
この街にはこの家以上の宿などなかったはずだからここに泊まるのだろうか?
それだったら宿に泊まりたいのだが、、
「陛下、粗末な家で申し訳ございませんがゆっくりして行ってください」
「ここほど綺麗な庭園はないからな、お前は家に自信を持って良い」
「そうだよグラストおじちゃん!」
「確かにここの庭園は大陸一といっても過言ではありませんからね、謙遜はよしてくださいよ団長」
「ベール様とシャーナ様にそう言っていただけるとはありがたき幸せです」
ここに泊まる気満々じゃねぇか。
ベールっていうのはおそらく小さいお姫様だろう。
シャーナはおそらくグラストの騎士団に入ってる王女様ってところかな?
さてとばれないようにおいとまするか。
「それで、あの者たちは何者なんじゃ?さっきからそこにいるが」
バレてました〜!
さてと、逃げるか。
「待ちなさい、国王陛下がいらっしゃるのに何ですかその態度は!」
「デンタロちゃん、よしなさい」
「しかし!」
「彼は私の知り合いよ、彼はここの国民ではないし国王陛下に跪く義務はないわ。そうですよね陛下?」
「そうだ、基本的に私の権限が適応されるのはこの国の領土とこの国の民に対してだけだ」
「それに、彼はここに泊まる予定だったしね」
「それだったら遠慮はいらない。彼も泊めてあげて良い」
「陛下の寛大なお心に感謝します」
どうやら逃げられないようだ。
逃げようと思えば逃げられるけどそうなると闘争祭で少し不利かも。
いろんな意味で。
「そういえば彼等の中には予選から本戦に入った者がいるようですね」
ばれたった。
「確かネル選手とアスク選手、使い魔でしたね?」
「そうだ」
「そう言えば観覧席に入る時カナタラが無礼者がいたとかなんとか
言ってましたが恐らくあなた達のことでしょうね。まったく何を言ってるんだか」
「忠誠心が強いのは良いことだが周りに迷惑をかけるようなことをするなと言っておきます」
「たのんだ」
「アスクちゃん達?何か喋ったら?」
「「「「「、、、、、、、、」」」」」
「なんか言えよ」
「「「「「、、、、、、なんか」」」」」
「そういうことじゃねぇよ!」
「デンタロちゃん?口調荒くなってるわよ?」
「わかったよ、で?何か?」
「質問があるんじゃがいいかの?」
「別にいいが?」
「炎魔法:獄炎竜を消した魔法についてじゃ」
「獄炎竜?」
「お前さんを襲った魔法のことじゃ。
あの魔法はかなり難易度が高くてのぉ。
使えるだけでも大したものなんじゃがお前さんはそれを魔力に分解した。
その方法についてじゃ」
「スキル、とだけ言っておく」
「つまらんの〜」
とりあえずこの爺さんには、ばれそうなので神級鑑定していることを神級偽装で隠して見てみる。
________________
サタロカ
竜族
称号『魔導師の極限』
89歳
魔力総量:3877682
スキル:魔導臣・魔眼臣
魔導臣:魔法威力倍増・創造魔法・魔法攻撃体制
魔眼臣:魔力可視化・意識速度強化・視覚強化
称号スキル:『魔導師の極限』
使用魔力激減
魔法連射可
魔力回復速度上昇
________________
え?竜族?
人化してたのか、、
俺が竜族とばれたらまずいかもしれない。
「しかし、、似ている」
「何にですか?」
「もう一つ聞きたいことがあるんじゃがよろしいかの?」
「何ですか?」
「御主は、、」
「うん?」
「ルークス前竜王のご子息であられましょうか?」
「、、、、、な、なんのことかなぁ〜」
「その反応はやはり!ルークス様はお元気なのでしょうか!?お教え下さい!」
「じゃあなんで前竜王なのか教えて」
「わ、分かりました」
実際気になっていたのだ。
父さんと母さんはどちらも王族なのになんであそこに暮らしているのか不思議に思っていたのだ。
部屋に行けるように手配してくれたのだろう。
グルストについていきサタロカの説明を受けることになった。
その内容はありがちなものだった。
前々竜王ーいわゆる俺のおじいさんーには子供が二人いたそうだ。
父さんは長男で爺さんの死後王位を継いだ。
が、吸血族である母さんと恋に落ちそれを臣下に反対される。
そこで王位を狙っていた弟であるダスター現竜王はクーデターを起こし父さんたちは亡命した。
その時に父さんに忠誠を誓っていたものたちも各地に散らばって行ったそうだ。
サタロカはその時の臣下の一人だったそうだ。
「それで、現竜王であられるダスター様は今でも我々を狙い各地に戦力をばらまいてるそうです」
「そうか」
「それで、ルークス様はお元気なのでしょうか?」
「バリバリ現役だよ」
「ダスター様の部下はある程度居場所に目星つけているようです」
「それ危険じゃね?」
「はい、私の同胞も何名か殺されました、このままではもう」
「よしわかった!」
「何をですか?」
「闘争祭が終わったら一回ダスターぶっ飛ばそう!」




