薬品好きは◯◯化する
シーンとしたリビングにてアスクは問い詰められていた。
「なんなんだあれは?」
「わから無いよ僕にも。」
「ほんと何なの?」
「「「はぁー」」」
「いいかアスク。お前は12になったらどっかの学校にいってもらう。
そのスキルがばれるとまずい。ある意味。スキルをあと5年で使いこなせ。」
「わかったけど、僕たち魔族でしょ。入れる学校なんて無いと思うけど。」
ある人間の学者の一説によれば魔族は魔物の進化した姿だと、唱える者もいるらしい。
それ故、多数の国が魔族を討伐対象としてみている。この国も例外では無い。
「大丈夫だ。まあわかると思うが我々は王族、
いや元王族と言ったほうがいいかもしれない。
上位の魔族は人に化けることができる。まあお前の場合、12になったらできるだろうな。」
「ねぇ。僕の種族は吸血竜だよね。竜化はできるの?」
そう。竜化である。竜族は本来竜型で生活する。父さんは竜族だが人型で生活している。
僕の本来の姿は人型。竜化は種族的にできるんじゃ無いかと思うんだが、、、。
「出来んぞ。」
「えぇぇぇ!!」
「出来たとしても竜人化だな。」
竜人化は人に竜の翼と力がついた感じらしい。少し期待していた。
まあ種族的に仕方ないか。
「じゃあ吸血化は?」
「それは普通にできるんじゃないかしら。」
「ああ。多分できるぞ。」
吸血化は人にコウモリの羽と牙、吸血族の力と目と髪が赤くなるらしい。
「試しに外でやってきていい?」
「ん?まぁいいが庭からは出るなよ。」
記憶の中では僕は家の敷地から一歩も出たことがない。籠の中の鳥である。
庭に出て竜人化と吸血化を同時にかける。
ブヮと翼と羽が同時に生え、力が湧く。母さんを呼び水の鏡を出してもらう。
翼と羽はかなりでかかった。髪の毛と目が赤色に染まり少しクールだ。
が、すぐに力が抜けどちらも解除されてしまう。
「竜人化と吸血化は体力の消費が大きいからな。しかも同時だとさらに大きい。
訓練すれば長くなるだろうが、、。まあ初めてで3分も続けられたんだ。どうにかなるだろう。」
あ。やべ。意識が、、、。
「大丈夫か!おい!」
そのままアスクの意識は白い世界に入っていった。
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