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薬品好きの陰キャラは異世界に転生する〜やっぱり毒とかいいよね!〜  作者: おとのそうくつ
ゲロイドール大陸編
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闘争祭1

闘争祭が始まりカレカレの通りは賑わっており露店が並びとても賑わっていた。

武闘大会は地下にある闘技場で行われるらしく夜になってから予選が始まるということだった。

グルシア王国の国王陛下と王国騎士団副長、王宮魔法師も来るそうだ。

街には貴族の馬車が多く走り闘争祭がこの国での大きなイベントの一つであることを確認させられる。

お金がなくあまり買い食いはできないのだがそれでもお腹は空いてしまう。

財布の中にある数少ないお金から人数分の串焼きを買ってみんなで広場で食べることにした。

広場には子供が多くいて貴族の子供だろうか?

なんとテ−ブルを出してお茶会を開いている子供までいた。

しばらく眺めていると貴族たちが一斉に跪き首を垂れた。

そのまま流れで跪きそうになったがネルが止めてくれた。

そういえば一応俺って竜族の王族の家系なんだよな?

よくわかってないが昔たまに契約がどうたらとか言ってたから何かあったのは間違いがないだろう。

跪いていない俺たちは浮いており明らかに敵意を向けているものもいた。

奥の方からこの国の国旗が彫られている鎧をまとった騎士の列が通り過ぎその後ろからきらびやかな馬車が続く。

おそらくこの王国の王族なのだろう。

さっきの騎士の列にも明らかに俺たちをガン見していた奴らが少なくとも30人はいた。

馬車は俺たちの少し遠くを通り過ぎていった。

恐らくグラストに会いに行くのだろう。

しばらくすると平場の全員が立ち上がりまた元の賑やかな広場に戻った。

テーブルを広げていた貴族の子供だろうか?

13くらいの少年がこちらに近ずいてきた。

「君たち、なぜ国王陛下がお通りになられたときに跪かなかった?」

「別に俺はこの国の民ではないしこの国の国王に忠誠を誓っているわけでもない」

「貴様!言わせておけば!」

「お待ちくださいカナタラ様、この者らは冒険者のようす。

 恐らく闘争祭に出場するでしょう。

 その時に完膚なきまでに潰して仕舞えばよろしいのでは?」

「そう、だな。首を洗って待っているがいい。君たちが赤恥をさらす時は近いぞ?」

そう言って貴族の少年はまたお茶会を再開した。

「わが神よ、あの無礼者を叩き潰してよろしいでしょうか?」

「闘争祭の予選で当たったらな」

「分かりました。このデルマティ、神より頂いたこの名にかけて勝利をあなた様に捧げます!」

「暑苦しい、、」

「なんでこの子はアスクを神呼ばわりしてるの?」

「なんでだろうね、うん」

そのあとは他愛もない雑談をしながら夜まで過ごした。

夜になると日本の祭のように豆電球のような者がぶら下がり昼の倍以上に賑やかななっていた。

7時を回った頃、武闘大会の参加者の召集が街の中にあるスピーカーから流れた。

『お知らせです。闘争祭の参加者は領主館に集まってください』

ガガ、と放送の音が切れて周りの出場者が一斉にグラスとの屋敷に向かっていった。

歩きながら向かうと領主館の前は暴動が起きたと勘違いしそうなまでに多くの人が集まっていた。

受付が始まり人が少しずつ中に入っていった。

先程『時空神』の空間掌握で人数を確認したが864人もいた。

つまり一試合54人か。

10分ぐらいすると参加受付が全員終わり54人ずつ分かれ各試合ごとに案内された。

俺たちは綺麗に分かれており俺は5試合目だった。

その後、俺らは観客席兼出場者席に案内され5試合目が始めるまで見ることになった。

『さぁて!面に一度の闘争祭の最大イベント!武闘大会が始まります!』

『解説はこの私、グラストがやっちゃうわよぉ!!』

『『『『うをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』』』』

『さて!ここで来賓の紹介です!まず最初に!我らが祖国!グルシア王国のトップ!ガナタロ陛下です!』

『そして次に!私が率いる騎士団の副団長!デンタロちゃんよ!』

『ちゃん付けやめてもらえますか?』

『横槍が入ったぁ!さて次に!王宮魔術師団を率いるサタロカ導師!』

『一言お願いします!』

来賓席の奥から白ひげの似合う初老の男性と若い騎士、そして黒いローブを着た黒髪の老人が出てきた。

おそらく初老の男性が国王だろう。

気品のある動きでおそらく強さもかなりあるだろう。

『諸君!私がガナタロだ!参加者は是非素晴らしい戦いを見せて欲しい!健闘を祈る!』

『デンタロと申します。ちゃん付けはしないでいただくと助かります』

『サタロカじゃ。無様な格好を見せたら魔法をぶっ放してやるので気をつけろい』

なんだろう。

挨拶の慣れてる感がすごい。

そんな風に考えていると早速一試合目が始まった。

なんと一試合目にネルが来ていた。

土の魔法により障害物が形成されてフィールドが出来上がる。

奥の大きな門から地響きとともに魔物が現れる。

サンダーライノ。電気をまとっている超大型の際でSランクあたりの強さがある。

でもAランクなのでSランクほど強くはない。

『さて登場したのはサンダーライノ!待とう電気が参加者をシビレさせる!』

『近づくと武器から感電してしまうので要注意よ』

『ここでルールを再確認させていただきます。殺しはなし。

 参加者と魔物を倒したら本戦への出場権を獲得できます。』

『それでは、、始め!!』

「ブモォォ!!!」

サンダーライノは土魔法で形成されたフィールドの上をかけながら参加者を探しては倒している。

どうやら召喚された魔物のようで、殺しはしないらしい。

サンダーライノや不意討ち、決闘による敗北により数がどんどん減っていく。

ネルは未だフィールドの端で壁に寄りかかり動いていない。

恐らくある程度まで待つつもりなのだろう。

その間もどんどん数が減りフィールドにいるのはネルと他の冒険者十名。そしてサンダーライノのみになった。

上の方にある人数板にはの頃の人数が書かれており出場者からでも確認できるようになっていた。

『おおっと!?最初から動かなかったネル選手が動いた!その実力はいかに!?

 一番近くにいるのはお隣のダータッル皇国から来た冒険者ナールタロトフ選手ですね』

『サンダーライノの方に数名行ったわね。先にやるつもりかしら?』

『どうしてそうするんですか?』

『あの子たちは恐らくサンダーライノ以上の強敵がいないと考えているのでしょうね。

 ちょうど団体出場だったかしら?』

『はいそうです』

『だからこそ先に出場者を倒して力が衰えてサンダーライノに

 倒されてしまう前に倒しておき他の出場者を数で圧倒して勝つつもりのようね』

『なるほど!さて!ネル選手とナールタロトフ選手が接敵しました!』

全員の視線がネルか、サンダーライノに釘付けになる。

ネルの方を見た観客は何が起きたかがわからなかっただろう。

パチンと言う音とともにナールタロトフから多数の血が噴き出し崩れ落ちたのだ。

『っな!?』

『す、すごいわね』

どよめきが生じ会場が騒がしくなる。

団体出場の者たちはサンダーライノに倒されて残りの人数は5人になっていた。

ネルは瞬時に移動し近くにいた三人の冒険者を気絶させた。

『何が起こったのか未だにわかりません!こんなことがあり得ましょうか!?

 ネル選手は今大会の優勝候補の一角になるかもしれません!いえ!もうすでになっています!』

残りは二人。がそこで予想外の出来事が起きた。

「棄権する」

『え?』

「俺は棄権する。あんな化け物に勝てるわけがない」

『まさかのここで棄権者が出たぁ!』

『最後はサンダーライノとネル選手の一騎打ちだけど、、』


ダン!


ネルはフィールドの上空に飛び上がり一気にサンダーライノに向かった。

「ガラァァッァア!!」

心からの威嚇がサンダーライノから発せられる。

大きな口を開けネルを飲み込もうとする。

『っな!?』

予想外だったのだろう。

サンダーライノは本能的に恐怖し召喚者の意思を振り切りネルを確実に殺そうとしたのだろう。

銀色の筋が数本見え本来斬れないはずの角でさえも切り裂かれサンダーライノは絶命した。

『す、すごすぎます!ということで予選一回戦を勝ち抜き

 本線へと出場権を得たのはネル選手です!』

『『『『うをぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉ!!!!!』』』』

これ以上ない歓声が響き会場全体が揺れた。

こうしてネルは本線へと出場権を獲得したのだった。




二回戦・三回戦は特に特出した強さを持っている者もおらず二回戦は出場者無し。

三回戦は団体が勝利した。

四回戦が始まると同時に五回戦組の俺らは呼べれ控室で待機することになった。

2時間ほどの死闘の後、四回戦は個人が出場権を獲得し五回戦が始まることになった。




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