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ダークエルフっ娘は登録する

雰囲気がいかにもな組合支部につき僅か1分。

早速イベントが発生していた。

「おうおう!おまえら!ここがどこだかわかってんのかぁ!?」

「ここは組合支部だぜ〜!おまえらひよっこじゃ死んじまうよ!」

ちびっこに絡まれた。ちびっこに、だ。

とは言っても10歳ぐらいだが。

中の冒険者に目を向けるとガン無視であった。

いつもの事って感じか。

選択肢は二つ。

押し退ける。

笑ってどいてもらう。

まず後者をやってみよう。

「ごめんね〜。ちょっとどいてもらえるかな〜?」

「っへ!そんじゃあ倒してみろよ!」

「こう見えてDランクだぞ!やってみろや!」

いや登録したばっかりなのね。最低ランクだよ?

「一応Aランクなんだけど。」

「嘘つくんじゃねぇ!」

「お前ら見たいのがAランクだったら俺は今頃Sランクだよ!」

受付ーー!!これどうにかしろー!何優雅に紅茶飲んでんだ!仕事しろ!

「もういいやめんどくさい。どいて?」

持ち上げて別のところに置いて受付に向かう。

「お見事でした。」

「「「はい?」」」

「私は支部長のリム。あの子供たちに手を出さなかったことに

 対しての賞賛の表明です。よろしくお願いします。」

「「「???」」」

「つまりですね。あの子供に手を出したら冒険者に礼儀がない屑、 

 あれで帰ってたら弱虫の屑ということになります。一種のテストです。」

「なるほど。それでこの子の登録に来たんですけど、、」

「子供扱いはやめろ。」

「分かりました。では名前と職を書いてください。」

______________

リリネ

槍術者

______________


槍使いなのか。正直知らなかった。

「槍もってなくね?」

「大丈夫だ。」

「試験会場に案内します。ついてきてください。」

リムさんについてくと想像もしていない物が試験官をやっていた。

「試験用のゴーレムです。これで適切なランク判断をします。最初はFランクからです。」

「なんでFランクやるんですか?冒険者ランク対象外ですよ?」

「ゴブリンとかに殺されたくないでしょう?」

「ま、まぁ。」

「このゴーレムは各魔物の討伐証明部位を与えるとその魔物の形に変化し

 それと同じ強さになります。それを30体殺ってもらいます。」

「戦争に使えてしまいませんか?」

「それはできません。人間が殺せないようにできています。それでは始めましょう。」

リムさんがゴブリンの討伐証明部位の角をゴーレム投げるとゴーレムはそれを吸収してゴブリンの形になる。

「グギャ!ギャァァァ!!」

いつの間にか取り出した槍がゴブリン(ゴーレム)の頭を砕く。

鑑定をしてみよう。うん。

_____________________

リリネ

ダークエルフ

称号『聖魔法者』『極槍』

14歳

魔力・聖力総量:2762・3362

聖魔力総量:6124+『特殊・1200』

スキル:槍臣・聖法将・魔法将・聖魔法臣


槍臣:身体強化・多段攻撃・貫通確率上昇・意識速度上昇

聖法将:聖法使用可・聖法結界・回復速度上昇

魔法将:魔法使用可・魔法結界・攻撃力上昇

聖魔法臣:聖魔法使用可・聖魔法結界・聖力魔力耐性


称号スキル:『聖魔法者』

       聖魔法闘気

       魔法闘気

       聖法闘気

      『槍極』

       愛槍召喚

       槍伸縮

       威力増大



___________________

   


サキほどではないがこの世界においては強い方である。

次々と各魔物になったゴーレムを倒していき遂にはBランクまで来た。

「すごいですね。試験はこれで終了です。」

「Aランクはないんですか?」

「Aランクには強さ以外に様々な要素が必要になってきますので。」

「わかりました。」

リリネは少し息が上がっていたが合計200体も倒したのだから。

「お疲れ。」

「どうって、こと、はぁ、ない、はぁ、はぁ。」

「めっちゃ息あがってるじゃん。」

「カード作ってくるので少し待っててください。」

リムさんが受付に戻り俺たちも受付の前に戻る。

しばらくするとリリネのカードが手渡されそのまま、パーティーに入れることになった。

その際に『二刀』ではなくなったので新しく『二刀一槍』と言う大して変わってない名前になった。

「しかし驚きましたね。まさかAランクのパーティーだったとは。」

「そんなに珍しいんですか?」

「はい。Aランクまでになると自分でパーティーを作りたくなる人が多いので。」

「なるほど。ありがとうございました。」

そう言って組合支部を出るとすでに夜遅く真っ暗な状態だった。

適当な宿を見つけそこに泊まる。

なかなか快適でお風呂もありサキが一緒に入ってこようとしたが全力で止めた。

リリネは少し引き気味だった。

布団に入って寝ていると、ふと声が聞こえて目がさめる。

リリネとサキが一緒の布団に入って喋ってるようだ。

「サキはどうしてあいつに付いていくの?」

「私は助けられたんです」

「??」

「学園にあった誰も近づかない牢獄で鎖で縛られていました。」

「えっ?」

「何度助けてと言ったかはわかりません。ずっと叫び続けていたら助けてくれたんです。」

「何で捕まっていたの?」

「わからないんです。助けられる前の記憶もないんです。」

「ごめんね。」

「大丈夫です。あなたはどうして付いていくことにしたんですか?」

「聖女様の言いつけってのもあるけどやっぱりあそこを出たかったからかなぁ〜。」

「何故?」

「私が7歳の頃ね、別のところに住んでた私たち家族が村に挨拶に行ったの。」

「それで?」

「お父さんと私は腫れ物扱い。当時族長の娘だった聖女様がかばってくれたんだけど

 あそこは魔素が薄いでしょ?それで魔力欠乏症でお父さんが死んじゃったの。」

魔力欠乏症は魔族や魔物がなる病気で魔素が少ないところに長時間出ていると

体内の魔力が体外に放出されて体調不良を起こし、そのまま死ぬという病気だ。

魔力が100あれば100日生きられるのだがこの世界の平均魔力は1000代前後だ。

「お母さんはストレスで体を壊して昏睡状態で私を見る目は一層冷たくなったの。それもあるかな。」

「こちらこそ変なこと聞いてごめんなさい。」

「いいの、いいの。」

「今日は、」

「??」

「喋りながら夜明かしでもしますか?」

「うん!」

眠れねぇから寝てくれ。

頼む。















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