ダークエルフっ娘は仲間になる
出されたお茶を飲む。
ここはエルフの里の族長でもある聖女の家に来ている。
エルフの里は崖を超えた内側に丸い窪地がありその中心に聖樹といわれる巨木が生えていた。
目の前にいるのはエルフの聖女と呼ばれた者と先ほどの警備の女子。
「うぐっ、えっぐ、」
「なんか、すみません。」
「いいの、いいの。この子男勝りで昔っからよく勘違いされる子だったから。」
「よくないですよぉ〜、外から来たこいつらにも勘違いされたんですよ〜うぐっ、」
どうやら、この女子の名前はリリネというらしい。
「あのね、相談があるの。」
「なんでしょう?」
「リリネに外の世界を見せてやってくれないかしら?」
「え?嫌ですよ〜、行きたくないですよ〜、うぐっ。」
「なぜでしょう?」
「実はこの子ダークエルフなの。」
「ダークエルフ?」
「魔族とエルフの間に生まれた子供のこと。その子供は魔法と聖法、両方使えるの、」
「すごいじゃないですか。」
「そんなこと言ったの君が初めてね。エルフでは彼女は毛嫌いされているのよ。」
「そこで私に外に連れて行け、と?」
「そういう事。」
「魔王とかはどうなんですか?」
「あの聖樹様のお告げでしょう?魔王なんてどうでもいいの。」
「???」
「魔族の王が生まれたよー。って聖樹様に言われただけよ。別に警戒しろとか
一言も入ってないのに勝手に結界張り出しちゃったの。」
「「あ〜〜〜、、」」
「えーーーーーー!!!!!私は、周りの人が張るぞって言ってたから、、」
「ということで、2日ぐらいで準備が終わると思うからその間滞在していていいわよ。」
「ありがとうございます。」
「ちなみに親睦も兼ねてリリネと同じ部屋ね。」
「「「へ?」」」
扉が閉まり3人だけとなる。
「あなたたち年齢は?」
「私は15ですが、、、」
不老だから年齢関係ないんだよな。
一応年齢設定で15にしているから15でいっか。
「15だよ。」
「両方年上じゃん。」
「失礼ですが何歳で、、」
「14だよ!はぁぁぁぁ。」
「なんでそんなため息つくんだよ。」
「どうせ襲うんでしょ!」
「「は?」」
「へ?」
「過去一番びっくりしたんだけど、」
「同感です。私は何回もアプローチをしていますが
神のメンタルで逃げられます。むしろ襲い掛かれたいです。」
「おい待てサキ、問題発言だ。」
「私たちは成人しているので別にそういうことしても平気ですよ?」
「そういうことじゃない。」
「なんか、ごめん、なさい。」
「別に気にしてない。それより部屋って言ってたけどどこなんだ?」
「ここの二階だ。」
「ここ聖女の家だろ?」
「様をつけろ!私は両親の顔を知らないんだ。聖女様はこんな私でも育ててくれた。」
「すまん。失言だった。」
「謝らないでくれ。それはそうとお前ら魔王に心当たりあるか?」
「あ、、その、、あはは、」
「なんだその反応は。知り合いなんだな?」
「知り合いというか、、、」
「なんだ?家族か?」
「本人です。」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!????」
近所からクレームがきた。
「元気でね。」
「はい!いつか強くなって帰ってきます!」
「帰ってくるときは夫と一緒にね?」
「んな!?」
「リリネをよろしく。」
「大丈夫です。こう見えて腕には自信がありますから。」
「どうだか。」
「では。」
リリネを加えた俺たちは崖を飛び降りて飛びながら来た方向と反対側の崖を降りる。
リリネは、、
「怖いーーーー!!」
「サキ、これあげる。ほいっ!」
「賛成したのはアスク様なので、ほいっ!」
「空中で投げないでー!怖いからー!!」
「そろそろ地面だ。」
「じゃあ私ですか。はぁ〜〜。」
ストン
タン、
「ひぃひぃひぃ、最後だけゆっくりだった、、、」
「行くか。」
「待て、足に力が入らない。助けてくれ。」
「飛べない方が悪いだろ。っていうかお前一昨日飛んでたよな?」
「聖力が多くないと飛べないんだ。」
「ダークエルフだから両方同時に使えればいけるだろ。」
「あ、、、」
「さて行くぞ。」
「お、と。よし行くか。」
「立ち直りが早いですね。」
三人で少し進むと街道がありここを一直線でいけばダテルバに着く。
ここから全力で走ると1日で着くがリリネを考慮して歩く。
五日ぐらいで着くのかな?歩いているといろんな馬車が通り過ぎる。
「なんだあの乗り物は?」
「馬車だよ。」
「すまんな。初めて外に来たのでな。」
「知ってる。」
「知ってます。」
色々説明しながら進んでいくと、とうとう最初の難問が見えてきた。
ダテルバに行くためには絶対通らなければいけない街。
娯楽施設が多くその分冒険者もいる。
少し、いやかなり治安が悪く誘拐件数が多いのが難点である。
その街の名はジュルグルである。




