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ラレトロが、、むふふ。

温かい目で見てください。

パルゴネス帝国。

カネル王国より北に位置するこの国は国の周りの大半が海に接しており漁業が盛んな国である。

その中で最も南に位置する街。

リンベルクにアスク一行はやってきていた。


「しかし、、、、」

「人が居ないな。」

おそらく商業都市ベイツで一旗揚げようとこの街を出ていく人が多いのだろう。

ちらほらと通行人はいるがそれでも数えられるくらいしかいない。

「ここはどうやら組合支部もないようですね。次に行きますか。」

「そうだな。」

「しかしまあ、こんだけ居ないのも珍しいな。」

「そうだな。」

料理対決の後、他のパーティーとも仲良くなり軽口は言い合える仲になっていた。

『銀の牙』のリーダーがアル。『砂暮らし』のリーダーがラレトロと名前で

それぞれ6人パーティーと5人パーティーだ。

ケイトールは次の街サルベルトが目的地らしく、他のパーティーはその次、帝都が目的地らしい。

俺たちはそのさらに奥、ダテルバと言う街を目指している。

ダテルバは帝国内でも有数の漁場があり船の売却・買取も盛んな街だ。

リンベルクを通り過ぎサルベルトに向かう。

数時間も進んでいると少し遠くに魔物に襲われている集団を発見した。

護衛の騎士が5名ほどいるが徐々に押され気味でこのままでが危険だ。

「あれは、、。」

「ハイオークだな。群れだからCランクってところか。」

ハイオークはDランクに該当する魔物でEランクのオークの上位種だ。

「じゃあ俺らが行くぜ。」

「良いのかラレトロ?」

「ああ。」

『砂暮らし』が向かうと戦況が一変した。

まずラレトロが魔法でハイオークが居る地面を流砂に変える。

動けなくなったところを他のメンバーが仕留めていく。

流石に手際がよい。

ハイオークが全滅すると俺たちは襲われていた集団に近づいた。

「どうだ?」

「あぁ。死者はいないが護衛の騎士と護衛対象だった貴族の姫様みたいな人が重症だ。」

「じゃあこれ使ってくれ。」

「これは?」

「飲ませればわかる。」

「お、おう。」

ラレトロが姫みたいな人と騎士に近づき回復薬を飲ませるすると、、

「う、、、ここは?」

「姫!大丈夫ですか!?」

「私は、、って騎士は!」

「大丈夫です。死者はなし。そちらの方の御蔭です。」

騎士が指差した方向には、ラレトロがいた。

「俺?」

「本当にありがとうございます!」

「「「ありがとうございます!!」」」

姫がお礼を言うとともに周りの騎士も頭をさげる。

そういえばこの馬車に有る紋章、、、

「少し事情を聞かせてもらえないでしょうか?カガミ様?」

この人は帝国、最大の権力者皇帝の長女カガミである。




その後、、、

私の名前はガーダ。

姫を守るよう皇帝陛下より命を受けた近衛の一人である。

危なかった。ラレトロ殿が助けてくれなければ姫が危ないところだった。

騎士として申し訳ない。

暗くなり焚き火をして説明をしているカガミ様。

しかし、、

「ラレトロ様、あなたはどうして冒険者に?」

「俺ですか?様づけはやめて下さい。」

「じゃあラレトロさん呼ぶので私のことはカガミと呼んでください。敬語はやめて下さい!」

「しかし、、」

「呼んでください!」

「分かりま、、分かった。」

姫様ー!!!!!!

なんだあの男のまんざらでもなさげな顔は!クソーー!!

皇帝陛下になんと申せば良いのか、、

姫様も姫様だ!助けられて一目惚れとかドラマチックすぎるだろー!!

「リーダーやりますねー。」

「んだとこのやろー!!」

「ラレトロ。攻めは男の基本だぞ?」

「アルよ。生き埋めにするぞ?」

「やってみろってんだ!」

「ぐぬぬ。」

まあ悪い奴ではなさげだし、別にいいが、身分的に皇帝陛下が許してきれるかどうかだよな。

「リーダーは公爵家抜け出してきたんですからね。」

「おい、まじで!?」

「親不孝ものじゃん!」

「パーティーリーダーの秘密をやすやすとばらすな!それにな!

 うちの親父が知らん奴と結婚させようとするから悪いんだよ!」

意外と身分が高かった!いや別にどの身分でも結婚はできるけど!

馬車の中からメイドが降りてきてなんか耳打ちしてる!

「ラレトロさん。少し来てもらえますか?」

「おう。」

余計なこと吹き込むんじゃねー!!

「姫様。せめて私をお供させ、、、」

なにこの無言の圧力。同僚からもそんな目で見られるとは、、、。

ック!!

「なんでもありません。」

「そう。」

姫様は道外れの湖にラレトロ殿と一緒に歩いて行った。

「おいおガーダ!雰囲気ぶち壊すなよ!」

「まぁまぁ、姫を心配しただけじゃん。」

なんか騒がしくなってきた。


周り警戒してよ、、、、






カガミに連れられ道外れの湖の岸辺を並んで歩いていく。

「ラレトロさん。」

呼ばれるたびにドキリと鳴る心臓。

俺はおかしいのかもしれない。

「ラレトロさん?」

「ん?すまん。なんだ?」

一国の姫に対し敬語じゃなくよく話せるなと自分でも思う。

「お話があるんです。」

俺の裾を引っ張り頰を赤らめ月に照らされた彼女はとても美しかった。

何を期待しているんだろう俺は、、。まだあって1日だぞ?

高望みも甚だしい。

「私を貴方の、、、、」

数秒の静寂のあと耳元で告げられる告白。

体が熱くなり心臓が飛び出そうなほど動いているのがわかる。

「こんな奴だけどいいのか?」

「はい。貴方以外に考えられません。」

「じゃあ一つ言わせてくれ。」

「はい?」

彼女の瞳に映るのは不安。

あんなことを言っといて振られたら悲しいだろう。

「まだ会って1日ですが、私と付き合っていただけませんか?」

「はい!」

そこで今日は戻り散々冷やかされた。

しかしまぁ、、

『貴方のと一生を過ごさせてください』か、、、
























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