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占う半天狗ミズホ

作者:抹茶ラテ

あらすじ人間、天狗、鬼族、天女、獣人族、精霊……あらゆる種族が賑やかに行き交う、神話と近未来科学が融合したパラレルワールド、豊葦原千五百秋瑞穂国。一年中祭りが開催され、コスプレと聖地巡礼で活気づく「大ノ須エリア」で、物語は幕を開ける。主人公は、半人半天狗の青年ミズホ。5年前、海から現れた謎の疫病「海嘯病(かいしょうびょう)」により家族を失い、自身も病に倒れるという絶望を経験した。しかし、奇跡的な回復を経て、彼はかつて繁盛していた自身の鉄板焼バーカフェを「葦火(あしび)」という茶屋として再開することを決意する。「振り返らない」という固い決意を胸に、彼は過去のトラウマを乗り越えようとしていた。そんな再開を控えたある日、店に突如として異世界から戦士イワト、ウォーザードのカグラ、クレリックのアキツという三人の冒険者が転移してくる。彼らを「コスプレ」と誤認しつつも、ミズホは自慢の料理(冷えた生ビールや絶品の牛肉ステーキ)でもてなす。日本の食文化に心底感動したカグラは、お礼としてミズホが愛用する天狗のお面に謎の「バフ魔法」をかける。異世界からの客が去った後、ミズホは自身に奇妙な変化が起きていることに気づく。お面をかぶり占いをすると、「ポジティブな未来を少しだけ予知する」力を得たのだ。さらに、占いされた者には一時的な「バフ」がかかるという奇妙な能力、そして「ステータス」と呟くと現れる半透明の「ステータスウィンドウ」。ぐったりする副作用を抱えながらも、ミズホの日常は、この新しい力によって大きく動き始める。茶屋「葦火」には、個性豊かな常連客や、日々の悩みを抱える人々が訪れる。ミズホは彼らの身近な問題を、占いの力と心温まる料理、そして人間性で解決していく。その日常の奥では、「海嘯病」の真の原因、高次元からの干渉、そして「人間の敵は人間」という、世界の根幹に関わる大きな謎が、ニュースやお客様との考察を通じて、緩やかに、しかし確実に明らかになっていく。過去を乗り越え、今を生きる半天狗の店主ミズホが、異界の力と瑞穂国の日常の中で、自分自身の居場所と、世界の隠された真実を見つけ出す、再生と冒険の物語が今、幕を開ける。
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