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さよなら妖精

2009/07/05(日)


無事、大阪から帰ってきたヨッシーですよ。

まあ、またバスの中では眠れなかったんで、家に着いてから、爆睡してたんですけどね。

そんで、夕方ぐらいに起きてって感じです。


とりあえず、昨日は怒涛の1日というか、忙し過ぎる1日でしたね。

てか、自分はとにかく流されるままにというか、状況を把握し切る前に色々と解決してしまった気がしてるんですけど。

でも、今、冷静に振り返ってみて、手紙を届けて良かったんだろうなって思ってます。

まあ、これまで、届ける意味ないんじゃね?ってなことを散々言ってきたんですけどね。


ハッピーはトッピーのことをずっと待ち続けていて、次の恋愛を始めることが出来ていないようでした。

そんな時に、うちらが手紙を届けて、多分、トッピーの愛だかを感じて、また次の恋愛を始めようってことになってたと思います。

だから、うちらのしたことは無駄ではなかったんだ!


うん、まとめてみましたが、ホントにそうなんですかね?

てか、自分は去るもの追わずといいますか、別れたら、それっきりってタイプなんで、そんな一途に思い続けてたのかなって部分でよくわからないですし、あの手紙を読んだことで、本当に次の恋愛を始められるのかなと。

・・・とりあえず、完全に自分の苦手分野なんで、わかんないですね。


てことで、ハッピーに話をした時みたいに、冷静に、別の方向から考えていきましょう。

今回、俺がここまでやる気になった理由。

それは、ルービックキューブが勝手に戻る怪奇現象を解決させるためですよ(ぇ

きっと、今頃ルービックキューブは崩れたままです。

それさえ確かめれば、今回、うちらがやったことには意味があったということです。

てことで、ガミさん宅に突撃です!


ちなみに、ガミさんは帰りのバスでも普通に寝てたんで、元気な感じです。

俺は寝付きが悪い方なんで、よくあんなとこで寝れるな~と不思議でしょうがないんですけどね。

そうそう、俺が訪れるとガミさんは笑顔で、

「ヨッシー、夕飯食べてってよ!」

てことで、夕飯をご馳走してもらうことになりました。


まあ、そんなことはどうでもいいんです。

問題はルービックキューブが・・・6面完成してる!?

ここを出る時、ルービックキューブとルービックリベンジを崩してきたはずです。

ルービックリベンジは崩れたままだけど、ルービックキューブは元に戻っちゃってます。


・・・あれ、昨日やったこと、意味なかった?

トッピー、まだ成仏してないの?

てか、そもそもトッピーとは違う何かなの?

う~ん、謎は深まります。


そんなこんなで、ガミさんの料理が出来たみたいです。

今日の料理は・・・お好み焼きですね(ぇ

「何で、お好み焼きなんだよ!?」

「いや、昨日食べて美味しかったから、自分でも作ってみたくて!」

うわ~、ガミさん、満面の笑みだよ・・・。

まあ、お好み焼きは好きだから、2日連続ぐらいならいいですけどね。

てことで、頂きます。


・・・美味い!

昨日、食べたのより美味いよ!

って、大阪行った意味、何もなかったってことになるじゃねえか!


ハッピーの考えはよくわからない。

トッピーはまだ成仏してない。

お好み焼きもガミさんが自宅で作った方が美味しい。

くいだおれ太郎いない(まだ言ってる!?

あ、ツッコミが大阪人のお墨付きに・・・って、いらねえし!


「ヨッシー、元気ないね?」

「いや、別に」

「あ、そうそう、ルービックキューブ見た!?」

「ああ、見たけど・・・」


妖精、まだいるよ~的な話ですかね?


「僕の力で解いたんだよ!」

「・・・え?」

「初めて、自分の力でルービックキューブ解けたんだよ!」

「妖精じゃないの!?」

「何言ってるの?僕の部屋の妖精は、トッピーの手紙を届けたから、いなくなったんだよ?」


・・・俺、大阪行って良かった~!!(感動の一瞬


「あの妖精は、トッピーの思いをハッピーに伝えるため、ここにいたんだよ」

「ああ、そうかもね・・・」

・・・いや、おかしくね?

「トッピーが妖精なんじゃないの?」

「あはは、そんなことあるわけないじゃん」

「いや、妖精がいるって時点で、あるわけないじゃん!」


まあ、ここは冷静にガミさんの話を聞きましょう。

「あの妖精は、元々トッピーと仲良しだったんだよ」

「あ・・・そうなの?」

「トッピーの家にルービックキューブあったじゃん?」

「ああ、あったけど・・・」

「それで、トッピーがハッピーに思いを伝えることが出来なくなって、妖精が代わりに伝えようと考えたんだよ!」

「で、その思いをうちらが叶えたってこと?」

「そうだよ!トッピーの手紙を届けたから、もう僕の部屋にいる必要がなくなって、妖精はいなくなったんだよ」

「そっか~(激しく棒読み」


うん、よくわかんないけど、とりあえず、さよなら妖精(まとめた!?

ついでに怪奇現象が治まったんなら、大阪行った甲斐があったんだぜってことで、これ以上は考えません。

考えると、本当にそうなのかな?ってまた疑問に思いそうなんで・・・。


そうそう、ルービックキューブを解いたガミさんですが、

「次はルービックリベンジだよ!」

てことで、意気込み十分って感じですね。

「てか、それは俺も解いてないから、時々、俺にもやらせてね」

「うん、2人の力で解こうね!」

「いや、それぞれ1人の力で解こうよ。それに、ミサが既に解いてるし」

てか、これからは、ちゃんと宣言してから、ルービックリベンジ(キューブ含む)をやりましょうかね。

じゃないと、また別の妖精が来た時に、俺の仕業か、妖精の仕業か、わからなくなりますからね。


それにしても、ホント不思議な体験をした気分です。

まあ、ガミさんが来た時点で、不思議なことの連続って感じになってるんですけどね。

だけど、色々と頭を使ったりして、結構楽しめた気もします。

まだ理解出来ないことはありますが、手紙を届けることが出来て、怪奇現象もなくなった。

ここは素直に、それだけで十分って考えましょう。


さてと、結構寝たのに、まだ眠いんで、今日はすぐに寝ようと思った1日でした。

偶然見つけた手紙から始まった『届けられなかった手紙』は今回で終わりです。

様々な事について、本当に妖精の仕業だったのかどうかは、皆様の判断にお任せします。


ちなみに、作中でヨッシーは気付いていませんが、これまでガミさんが妖精の話をする時など、ちょっとした異変が起こっていました。

すぐに見つかると思いますので、興味のある方は探してみて下さい。

そして、何故そんな異変が起こったのか、考えてもらえると嬉しいです。

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