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再会

2009/06/27(土)


長期休載中の漫画とかけまして、野球チームのアンチファンと解きます。

その心は、再開(最下位)を願います。

タイトルともかけてみた、ヨッシーですよ。

てか、落語とか、古い感じのお笑いが好きなんですよね~。

時代遅れって言われそうですけど・・・(グスン


さて、昨夜の時点でわかってたんですけどね。

昼過ぎ、ドアをノックする音が。

音的にガミさんじゃない気がするな~と思いつつ、出てみると・・・

「ヨッシーさん、こんにちは!」

あ、やっぱりミサでしたか。

普通にご近所さんであるかのような出現率ですね・・・。


まあ、ハッピー捜しは相変わらずケイさんに任せてる状態ですし、暇してたと言えば暇してたんで、丁度いいかもしれないですね。

あ、てか・・・


「ガミさんは?」

「あ、まだ会ってないので、わからないです」

「あ、そうなんだ?」

・・・あのさ、この前もそうだったけど、何で兄のガミさんより先に俺を訪ねるわけ?

まあ、俺の部屋のが先に寄れる位置だけどさ~。


で、2人でガミさん宅へ。

ガミさんはすぐに出てきました。

「お兄ちゃん、髪切ったんだ~!?」

「うん」

「さっぱりしていいね」

「あ、僕はゲーム作りしたいから」

「じゃあ、ヨッシーさんと2人で遊んでるね」

「オムライス作っておくね」

「ありがと!」


途中、省略したかのように見えると思いますが、記憶を辿る限り、上の会話はノーカットです(ぇ

この2人の意思疎通、マジすげ~。

てか、兄妹ってみんな、こんな感じなのかな?

俺は一人っ子なんで、わかんないんですよね。


・・・あ、てか、2人で遊ぶことになってるし。

正直、ミサって不思議っ子だし、場を持たせる自信ないって。

「どうしよっか?」

「ヨッシーさん、行きたいとこないんですか?」

てか、あなたはないんですか・・・?

何か用があってきたんじゃないの?


まあ、2人で遊ぶって言ったら・・・カラオケとかでいっかな。

俺、カラオケ行くの久しぶりだし、丁度いいでしょ!

で、ミサもノリノリな感じだったんで、近くのカラオケへ。

そうそう、カラオケで最初に歌うの嫌いなんですよね。

変なプレッシャーがかかるじゃないですか?

だから、いつもどうぞ~って感じに別の人に最初入れてもらうんです。


「ミサ、何にする?」

「私、曲はあまりよく知らないので、聞いてますよ」

・・・聞き専かよ!?

てか、だったらカラオケ断れよ!


てことで、ヨッシーのプチライブになりました(ぇ

その後、適当に散歩でもするかと、近くをうろうろ。

そのまま、よくジョギングをしに行ってる公園へ。

ミサは、この町のことをあまり知らないんで、こんなんでも、それなりに楽しんでましたよ。

てか、普通にデートっぽかったかもです。

会話も弾みましたしね。

ちょっと自慢になっちゃうかもですが、どんな会話をしたかサラっと書いてみます。


「今の与党に期待は出来ないけど、だったらどこに任せるか?って問題があるよね」

「そうですね。難しいですね」

「変化が必要だとは思うけど、それはリスクを生むじゃん?」

「でも、このままでは日本の景気はドンドン悪くなります」

「だからって、悪くなる可能性もあるけど変えてみますってやり方じゃダメでしょ?確実に良くなる方法がわかってないで、とにかく変えていこうとしたら、さらに悪くなるしさ」

「そうやって、今まで対応が遅れていることも事実です」


・・・やべ、どう振り返ってもカップルの会話とは程遠いですね。

ごめんなさい、全然デートっぽくなかったです。

あ、ちなみにこんな会話になった経緯ですが、いつもミサが言ってる、日本の未来はどうなるか的な質問に対して、普通に答えてみたところ、無駄に話が発展しちゃった感じです。


まあ、でも、そんなこんなで夕飯時まで間を持たせることが出来ましたよ。

どうなることかと思ったけど、意外にすんなりといきましたね。

さて、そろそろ帰りますか~。

てことで、帰ることにしたんですが、途中で足を止めましてね。


最初はギターを弾いてる人がいるな~と思っただけなんですよ。

ただ、よく見ると・・・この前、ヌンチャクマンの情報を教えてくれたギタリストさんじゃん!

向こうも俺に気付いたのか、目が合うと、笑顔を見せてくれました。


「久しぶり」

「久しぶりだね」

「あ、この前はありがと。おかげでヌンチャクマン捕まったよ」

「それなら良かった」


向こうも俺のことを覚えててくれたみたいで、普通に嬉しいですね。

「・・・彼女は?」

「ああ、隣人の妹で・・・」

隣に目をやると・・・あれ、ミサいないし。

・・・って、俺の後ろに隠れてるし!?


「ミサ?」

「ヨッシーさん、その人は何者ですか?」

え、何で警戒レベルMAXなの?

「えっと、彼は・・・」

・・・何だろ?

知り合いと呼べるものでもないですしね。


てか、説明するの面倒だってことで、ここは、

「ギター、聞かせてよ」

「え!?」

ガミさん方式を採用し、急展開させてみました(マテ


「しょうがないな~。じゃあ・・・聞いて下さい。『いつまでも』」

でも、彼はギターを演奏してくれましたよ。

てか、ギターと言うと、弾きながら歌うものだと思ってましたが、彼は違いました。

ピアノのように、ギターだけで曲を演奏するっていうんですかね。

後で調べてみたら、ソロギターというものらしいです。


とりあえず、ゆったりとした曲だったんですが、普通に聞き入っちゃいました。

上手く言えないんですが、彼のギターの音、何かいいな~って感じだったんですよね。

上手いとか下手とか、そういったこと関係なく、ただいいな~と。


数分ほどで演奏が終わると、彼は照れくさそうに笑いました。

「どうだった?」

「すごい良かったよ!」

俺が褒めると、ますます彼は照れくさそうな感じになったんですけどね。

でも、お世辞抜きに良かったんですよ。


「色々なことがあるけど、変わって欲しくないこと・・・例えば、今の幸せとか、そういったことがいつまでも続きますようにって思いから作った曲なんだよね」

彼の解説を聞いて、確かに切ない感じもしたし、さらに色々と納得しました。

「今回は、2人がいつまでも恋人でいられますようにって気持ちで弾いたかな」

「・・・え?」

誰と誰が恋人だって?

まあ、男女2人でいれば、そう見えるもんなのかな~?


あ、てか、さっきまでミサ、警戒レベルMAXだったけど、少しはマシになったかな~?

「わわ・・・私達、恋人じゃないです!」

警戒レベルがどうとか、そういう問題じゃなくなってますね・・・。

で、ミサは顔を真っ赤にすると、走ってどっかへ行ってしまいました。

うわ~、アニメなんかで見る、うぶなヒロインみたいだ~。


「・・・変わった子でごめんね」

「面白い子じゃん」

「あと、付き合ってるわけじゃないから」

「うん、知ってる」

「・・・じゃあ、からかうなよ!」

「ごめんごめん」


とりあえず、追いかけますか・・・。

「演奏聞かせてくれてありがとね」

あ、その前に・・・。

「名前だけ教えて!」

「え?」

「てか、何て呼べばいい?」

「・・・じゃあ、マサで」

今回は名前ってか、呼び名をちゃんと聞いておきましたよ。


まあ、ホントはもっとゆっくり話したかったんですけど、ミサをほっとくわけにもいかないですしね。

「じゃあ、マサ、またね!」

「あ、明日もここにいると思うから!」

「了解!」

じゃあ、明日も来ようかな~と思いつつ、ミサを追いかけましょう。


てことで、すぐミサに追いつき・・・ませんでした(ぇ

結局、ミサは先に家着いちゃってましたよ。

まあ、落ち着きは取り戻してたみたいだし、よしとしますか。

てか、ミサに追いつけなかったのは、ちょっとショックです・・・。


てことで、もっとジョギングしないとな~と思った1日でした。

作中でマサが演奏した曲『いつまでも』は以下で公開中です。

https://soundcloud.com/susumu_nanashino/fwkyc5tviab4


2022/06/27

今の自分として、『いつまでも』を演奏しました。

https://youtu.be/w3q6oZ2hkEQ

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