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検証開始

今回より、新章『届けられなかった手紙』の始まりです。

俺ガミ史上、最も不思議な物語(?)をお楽しみ下さい。

2009/06/19(金)


オカルト系の話は好きだけど、幽霊を信じてないヨッシーですよ(矛盾してない?


さて、今日はガミさん宅に行くと、こんな提案をしてみました。

「宝探しゲームって知ってる?暇だったら、やってみない?」

まあ、簡単に説明すると、物を隠すから、探してね!って遊びです(説明省略し過ぎ

とりあえず、ガミさんは楽しそう!ということで、乗ってきてくれました。


え、何でこんな提案をしたかって?

それはですね・・・

「じゃあ、隠すのは・・・ルービックキューブでいいかな?」

もう、おわかりですね。

なので、説明しません!(マテ


というのは冗談で一応します。

まず、隠す前にルービックキューブを崩しておきます。

そのまま、ルービックキューブを隠すことで、誰も触れない状態にするわけです。

で、しばらくしてから確認して、元に戻ってたら、確実に何かいると証明出来ると。

いや、ないとは思うけど、ガミさんがこっそりと直してる可能性だってあるじゃないですか?

だから、まずはホントに何かいるのかどうか、検証したかったんですよ。


てことで、ガミさんに部屋を出てもらった後、ルービックキューブを崩し・・・どこに隠そうかな?

普通に宝探しゲームをするんだったら、外にでも投げて、絶対に見つからないようにしますが(ヒド)、今日は目的が違うんで、出来ません。

まあ、ありがちな気はしましたが、天井裏に隠しておきましたよ(軽く本気

では、ガミさんに探してもらいましょう!


とりあえず、俺は出て行ってもよかったんですが、ルービックキューブを見つけたガミさんが、こっそりと元に戻す可能性を消すため、部屋に残ることにしました(疑り深いよ

でも、ただ待ってるだけじゃ暇なんで、パソコンで遊ぶことに。

ガミさんは的外れの場所を探してるし、時間がかかりそうな気配です。

まあ、検証って時間がかかるもんだから、しょうがないよね。

てか、そうでも考えないと、無駄な時間を過ごしてる気分になりますからね(何を今更・・・


まあ、しばらくの間、特に動きないな~と安心してたんですが・・・

「ヨッシー!」

「ん?」

あれ、天井裏を調べてる気配なかったのに、見つけちゃったのかな?


「何か見つけたんだけど・・・」

「へ?」

ガミさんの手には便箋が・・・まあ、普通に手紙といった方がわかりやすいですね。

「どこにあったの?」

「この扉のところ」

ガミさんはクローゼットを指差しました。

まあ、俺の部屋にもある、備え付けのクローゼットですね。


てか、ガミさんの説明を聞いて、軽く驚いたんですが、そのクローゼットの扉に、大きめな切れ目が入ってるんです。

しかも、その位置が絶妙な感じでして、ちょっと説明しづらいんですけど、クローゼットの中から、開けた状態の扉を見ると、細い部分が見えるじゃないですか?

そこに切れ目があるんですよ。

つまり、扉を閉めてる時は完全に隠れてしまってるし、開けてても、こうしてクローゼットの中から確認しない限り、まず気付かないというわけです。


・・・いや、そもそも、ガミさんはどうやって、これを発見したわけ?

ルービックキューブを探してたとしても、明らかに不自然な位置を調べてたことになるし、謎です。

それはともかく、ガミさんが見つけた手紙というのは、この切れ目の部分に入ってたそうですよ。


うん、てか、普通にどうしようか・・・。

状況を考えると、前の住人がここに隠して、そのままになっていたって可能性が高いです。

となると、普通に他人のプライベートなわけだし、このまま放置するのが吉ですね。

とはいえ、結構、中が気になるんですけど・・・。


いや、待てよ・・・?

この手紙こそ、この部屋で起こる怪奇現象の原因だったんだよ!(な・・・なんだってー!

てことで、中を見ちゃいましょうか(マテ

というのは、冗談ですよ。


「とりあえず、中見てみようか!」

「え?」

でも、ガミさん、中を見る気満々です。

ええ、わかってますよ。

ここは、ビシッと言ってやりましょう。


「うん、俺もそうしようと思ってたんだよね」


てことで、便箋から手紙を出して読むことにしました(マテマテ

まあ、普通にラブレターのようなものでしたよ。

男の人から、女の人に宛てた手紙って感じです。

ただ、内容は別れを伝えるものでした。


軽くまとめると、この男女は家が隣同士だったようです。

多分、ガミさん宅に男の人、俺宅に女の人が住んでたって感じですかね。

で、女の人が遠くに引っ越すことになって、そのまま、別れることにしたみたいな。

自分と一緒にいても幸せになれないとか、君だけは幸せになって欲しいみたいな、そんなありがちなことが書いてありました。


う~ん、正直言うと、期待外れですね(ぉぃ

いや、呪いの手紙とか出てきたら、テンション上がるじゃないですか?(ないです

なんて思ってたら・・・


「トッピーもハッピーもかわいそうだよ!」


ガミさん号泣(ぇ

ここ、泣くとこか!?

まあ、何か切ない感じだけどさ~。


ちなみにトッピーは男の人、ハッピーは女の人のあだ名みたいです。

手紙に書いてあったんで、そう予想したんですけどね。

まあ、それはいいんですよ。

問題は見ず知らずのガミさんが、その名前を普通に使ってるとこです。

とはいえ、本名不明で呼ぶ時に不便だし、俺もトッピー&ハッピーと呼んじゃいますか(ぉぃ


「ヨッシー!」

「ん?」

「この手紙、トッピーに渡そうよ!」

「は?」

「この手紙はトッピーの手から、ハッピーに届けられるべきなんだよ!」


出たよ、謎の力説。

ここまで言われると、間違っていない気がしないでもないですが、実際は確実に間違ってるんですよね。

まあ、何で隠してたのかって疑問は残りつつ、普通に考えれば、この手紙を届けられなかったってのは、予想出来ます。

でも、この手紙を渡しに行くってことは、中を見ちゃいましたって宣言するようなもんだし、正直なところ、避けたいです。


そんな考えもあるんですが、少しだけ考えた後、協力することにしましたよ。

何でかというと、この前、スポドリの件で自分が相当役立たずだったからです(ぇ

いや、ここらで俺はやれば出来る子だと、証明するべきだと思ったんですよ(誰に?

とはいえ、手がかりのようなものがほとんどない今、結構厳しいんで、少し策を考えますか。


以上、ルービックキューブ、隠してたことを忘れて家に戻っちゃった1日でした(ぉぃ

いや、あれですよ。

確実な検証結果を得るために、一晩放置することにしたんです。

てことで、明日が軽く楽しみなんだぜ~。

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