何も言いません
2009/06/11(木)
冷静に考えたら、学生時代の思い出があまりないヨッシーですよ。
まあ、忘れてるだけだと思いますけどね。
さて、今日は改めてスポドリの説得です。
修学旅行が明後日に迫っているということで、状況が変わりましたからね。
何せ、学校に行く行かないは置いといて、とりあえず修学旅行に行くよう説得すればいいわけですよ。
修学旅行に行ったことをきっかけに学校へ行くようになるかもしれないし、これは大分大きいかもです。
当然、ガミさんもしっかり考えてまして、
「アップルがこの前言ってた、勉強は大切だってことを伝えようよ」
「いや、おかしいって!」
いつもながら、状況把握が出来ない人ですね・・・。
「とりあえず、一緒に修学旅行へ行こうって感じに誘えばいいんじゃないの?それをきっかけに学校にも行くようになるかもしれないし・・・」
「ヨッシー、何もわかってない!」
「はぁ?」
俺、なぜかメチャクチャ怒られてます。
「目的を見失っちゃダメだよ!」
「目的って・・・」
言われてみれば、本来の目的はスポドリが学校へ行くようになることです。
あ、ガミさんの言ってることの方が正しい気がしないでもないですね・・・。
まあ、論争しても勝てる気がしないんで、これ以上は言いませんよ(ぉぃ
そんなこんなでコンビニでスポドリに会い、説得開始です。
まあ、当然のようにスポドリはうんざりした様子を見せてますけど、そんなの気にしませんよ。
てことで、アップル頑張れ~!
俺は暖かく見守るぜ!
「スポドリ・・・まだ学校へ行く気にはなれないの?」
「何度も言わせるなよ。行く理由がねえし・・・」
「あるよ!」
いつもはおとなしいアップルが今日は強気です。
これは、いけそうな気がする~!
「アップル、その調子!」
「え・・・あ、はい」
「きっと、スポドリの心、動いてるよ!」
うん、てか、応援してるつもりだろうけど、ガミさん、邪魔になってるから。
「理由って何だよ?」
「将来のためだよ」
この話、うちらはこの前、聞きましたね。
「高校に進学して、大学にも行って、就職して・・・そのために学校で勉強することは大切で・・・」
アップルの意見、いいと思います。
こんな風に考えられるなんて、えらいよ。
ただ・・・
「それじゃ、つまらねえだろ」
スポドリの意見、自分と一緒でした。
少なくとも俺の学校へ行ってた理由ではないし、スポドリにとっても理由にならないだろうなと。
そもそも、そんな風に考えられるなら、学校行ってるはずだしね。
「楽しくなくても、将来のために・・・」
「真剣に学校へ行ってたとしても、必ず成功するわけじゃねえし」
「そんなことないよ」
アップル、なかなか健闘していますが・・・てか、この話の流れはまずいね。
だって、普通に学校行ってて、成績もそれなりだったのに、今ニートしてる人がここにいるもん(俺のことね
その後もアップルは頑張ってましたが、結局、説得は出来ず、スポドリは帰ってしまいました。
俺も、まあ、元々何も言う気なかったんですが、話の流れ的に何も言えずって感じでしたしね。
ちなみにガミさんはというと・・・
「アップル、もう一押しだよ!明日、また頑張ろう!」
やっぱり明日もやるんだね・・・。
てか、ガミさんも今回は傍観モードなんですよね。
変なタイミングで応援したりと、微妙にでしゃばってはいるけど、一歩引いてる雰囲気です。
でもさ・・・
「僕、いいこと考えたんだよね」
「何ですか?」
「とりあえず、修学旅行、一緒に行かない?って誘ってみたら、どうかな?」
「それ、さっき俺が言ったやん!」
ガミさん、時々人の話を聞かないですね。
まあ、この作戦は俺も大賛成ですし、これで・・・
「いえ、学校へ行くよう説得したいです」
まさかのアップル!?
せっかく、ガミさんという、とてつもなく高いハードルを越えたのに!
「いや、俺も修学旅行に誘うって感じでいいと思うよ?」
「いえ、さっき、ガミさんに言われて思ったんです。本来の目的を見失っちゃ、いけないって」
・・・ガミさん、余計なことしてくれたんだぜ。
まあ、ここはガミさんが説得してくれるでしょう。
「わかった、アップルに任せるよ」
はぁ!?
「アップルの気持ち、全部スポドリにぶつけなよ!」
えっと、ガミさん、変なとこで諦めいいんですけど?
まあ、そんなこんなで、修学旅行に行かせるってことを考えると、チャンスは明日のみです。
これは、普通にダメフラグですね・・・。
とりあえず、俺は最後まで見届けますよ・・・なんて思った1日でした。