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弟ってこんな感じ?

2009/06/07(日)


昨夜、結構頑張って作曲をしてみたヨッシーですよ。

いや、別にプロの作曲家であるわけじゃないし、スルーでもいいかなと思ったんですが、ガミさん&ミサから無駄に期待されてるし、何もしないでがっかりされるのもあれなんでね。

でも、それなりに出来てきたんで、明後日までに何とか完成させるぞ~(オー!


とはいえ、基本的に夜じゃないと頭が働かないんで、昼間はジョギングです。

で、いつも通り軽く走った後、近くのコンビニへ・・・またスポドリいるし!

そんで、手にはスポーツドリンク。

なるほど、再び、勝負の時が来たというわけですか・・・(チガ


「またスポーツドリンク?」

「あ・・・」

俺に見つかり、スポドリは困っている様子。

しかし、すぐに目付きが変わりました。


「別に週一で飲むぐらいなら、問題ないはずです」

お、今日はまたバトルモードのようですね。

「てか、今日買ったら、週一じゃなくね?」

「・・・自分の体のことで、色々と言われる筋合いはありません」

なるほど、どうやらスポドリも俺と同じぐらい、負けず嫌いなのかもしれませんね。

しかし、甘い。

この、口先の魔術師に勝てると思うなよ!(クールになれ


「そうか・・・だったら、俺は何も言わない」

「え?」

まずは意外な形で引いて、こちらに興味を持たせます。

どんな話をしたって、聞いてくれなければそれまでですからね。

「ヨッシーさん?」

俺の様子が変だということで、スポドリは不安げな表情。

では、いきますか!


「ただ、糖分を取り過ぎて糖尿病になると大変だって覚悟しとけよ・・・あ、その覚悟はあるのか」

「別に糖尿病ぐらい・・・」

「俺、中学時代、大切な友達がいたんだ」

「え?」

「そいつもおまえみたいに、スポーツドリンクが大好きでな。おまえ以上に飲んでたかもしれない」

あ、ちなみにそんな友人、いませんから(マテ


「俺、学校、それなりに楽しんでる時もあった。そいつがいたからな。でも・・・」

顔をスポドリとはあさっての方向に向け、軽く欠伸。

よし、目に涙が浮かんできたんだぜ(やりすぎ


「・・・まあ、色々あって、つまらなくなったんだ。おまえと同じように、学校へ行くのが嫌になったこともある」

「その人は今・・・?」

「悪い、こんな話するつもりなかったんだ。ただ、おまえのことを見てたら、思い出しちまってな」

設定的に普段と話し方が変わってますが、スポドリとは面識低いし、特におかしいと思ってる様子はないです。

では、最後のとどめ。

「ただ、おまえには、そんな辛い目にあって欲しくないって思ってるんだよ。おまえには・・・輝ける未来があるんだから(キラン」


・・・うん、ちょっとやり過ぎた気がします。

さすがに最後は演技くさかったしね。

何となく、やる気になり過ぎちゃいまして・・・。

まあ、冷静に考えたら、スポドリがスポーツドリンクを買ったところで俺にマイナス要素は何もないんですよね。

てことで水を買って、退散しますか~。


と思ったら・・・

「ヨッシーさん、すいませんでした!」

「え?」

「俺、スポーツドリンク飲みません!」

スポドリはスポーツドリンクを棚に戻しました。

って、説得出来ちゃったよ!?

9割以上、嘘で練り固めた話なのに!(マテ


あ、てか、スポーツドリンクを製造や販売してる業者の方、売り上げを下げてしまい、ごめんなさい(ペコリ

でも、やっぱり勝つ(?)と気分がいいね~。

その後、流れ的にスポドリと話をすることに。


「ヨッシーさんって、今、何してるんですか?」

「ニート」

「え?」

「何もしてないってこと」

「はあ・・・」


スポドリはまずいことを聞いちゃったかなと思ったのか、困ってる様子。

「ちなみに、ガミさんも俺と一緒でニートだから。てか、平日の昼間から外をうろついてる時点で気付けよ」

「いえ、シフト勤務だと平日が休みだったりしますから・・・」

「詳しいね」

「父さんがそうなので・・・」


てか、スポドリの親はスポドリが学校行ってないこと、気にしてないのかなと気になりまして、聞いてみました。

で、その答えはというと、

「親は、基本的に俺の好きなようにすればいいと言っているので・・・」

「なるほどね」

無駄に子供を甘やかしてしまう親ってわけですか・・・。

まあ、ここで学校に行くよう、説得しようかと思ったんですが、前も言った通り、自分も何となく行ってた口なんで、説得の言葉がないんですよね。


そんな感じに考えてると・・・

「ヨッシーさんって兄弟いるんですか?」

話題変わったし!

「随分と唐突じゃない?」

「あ、ごめんなさい」

まあ、別に言うことないんで、いいですけど。


「兄弟はいないよ」

「俺もいないんです」

「てか、何でこんな質問したわけ?」

「いえ、兄弟、欲しいなと思ってたので・・・」

「別にいたらいたで困るもんじゃないの?あと、その答え、今その質問をした理由になってないし」


スポドリは俺の指摘に少しだけ困った様子を見せた後、

「ヨッシーさんと話してると、兄ってこんな感じなのかと思いまして・・・」

「は?」

軽く照れくさそうなスポドリ。

ん?俺、告られてる?(違います


「どういうこと?」

「あ、その、年上の人とこんな風に話をしたことなかったので・・・」

「てか、兄弟にしては歳が離れ過ぎじゃね?俺、今年24だから、9歳差になるし」

「そうなんですか!?」

うん、スポドリの反応、予想通りだよ。


「・・・それは24に見えないって反応だよね?」

「あ、若く見えると言う意味で・・・」

「別にガキっぽいでいいよ」

自覚はありますしね。


でも、考えてみれば、俺も年下とこんな感じに話すのは初めてかもしれません。

もしも、自分に弟がいたら、こんな感じに接するんですかね?

「てか、こんなダラダラと毎日を過ごしてる奴が兄だったら、へこむだろ」

「そんなことないと思いますけど?」

「まあ、俺はそろそろ帰るよ」

何か、俺まで照れくさくなってきたんで、退散しましょう。


「あ、ヨッシーさん?」

「ん?」

「兄貴って呼んでもいいですか?」

・・・!?

「いや、それだとどっかのチンピラみたいじゃねえかよ」

「あ・・・」


とはいえ、ヨッシーと呼ばれるよりかはいいかな?なんて考えが浮かびましてね。

「まあ、別にスポドリの自由にすれば?」

「じゃあ、兄貴って呼びます!」

「おう!」

「あと、俺、もうスポーツドリンク飲まないので・・・」

「スポドリで定着したから、俺は変えねえから」

「え・・・」


スポドリと別れた後、軽くジョギングをしてから家に帰りました。

てか、正直言うと、ガミさんとミサのやり取りを見て、何となく兄弟っていいな~と思ってたんですよね。

世間から見たら、兄弟とはかけ離れてるんだろうけど、スポドリとのやり取りはそれなりに楽しかったりもします。

そんな考えもあって、今日は何だか気分のいい1日・・・


「ヨッシー!プログラミングのことで聞きたいことがあるんだけど!」

・・・ガミさんって、いい気分クラッシャーなところありますよね(ハア

ちなみに聞きたいことというのは、データが消滅した(正確にはどこに保存したかわからなくなった)という初歩的なことでしたよ。

チャットした時とか、それなりにパソコンを使いこなせてるみたいだな~と思ってましたが、まだまだですね・・・。


うん、何だか気分が悪い1日でした(ガッカリ

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