やり忘れが何点か・・・
『正義の味方』の後日談もありますが、今回より、新章『学校へ行く理由』が始まります。
今、学生の方もそうでない方も、学校へ行く理由が何か(何だったか)?
そんな事を考えながら、読んで頂ければ幸いです。
2009/05/27(水)
ハッカーに憧れてた時、コンピュータウイルスの本なんかを買ってたヨッシーですよ(マテ
あ、別に悪さとかはしてませんからね。
知識として覚えたかっただけですよ。
さて、今日はガミさんからパソコンのことで色々と教えて欲しいと頼まれまして、しょうがなく行くことに。
まあ、教えて欲しいことというのは、インターネットの基本的な使い方とかだったんですけどね。
てことで、簡単に検索サイトの使い方やらを教えました。
「調べたいことがあったら、検索サイトで探せば結構すぐわかったりするし、便利だよ」
「インターネットってすごいね!」
てか、ガミさん、時代に乗り遅れ過ぎだよ。
で、ガミさんは検索サイトで色々と見始めたんですが、何か忘れてるような・・・。
「ヨッシー、何これ!?」
「ん?」
画面には登録ありがとうございます的な文字が・・・。
ついでに高額請求・・・って、普通にフィッシングやん!
「言い忘れてた。こういう詐欺みたいなのとか、ウイルスとか色々あるから、気を付けてね」
ウイルス対策ソフトは入れてるけど、それで絶対じゃないしね。
とりあえず、サイトを検索して、そういった注意が載ってるサイトをお気に入りへ。
「これ、時間がある時に読んで。あと、さっきみたいのが出たらサイトをすぐ消してね。慣れるまで、個人情報の入力は極力しないってのも徹底して」
「あ・・・うん」
ガミさん、早速インターネットの恐怖みたいのを味わって怯えてるんだぜ。
「てか、何調べてたの?」
「有力情報」
・・・?
「何の?」
「いや、有力情報って検索して、そこから色々なところを見てたら・・・」
うん、そりゃどっかでフィッシングかかるよ。
てか、有力情報って検索して出てくる情報なんて、怪し過ぎるし。
「ヨッシー、この前、色々と有力情報を調べてたよね?」
「ああ、ヌンチャクマンの時ね。あれは掲示板サイトを見てたんだけど、そこもウイルスへのリンクがあったりするから、ちょっと危ないんだよね」
まあ、ガミさんが教えてもらいたげだったんで、とりあえずサイトを表示。
「書き込みを見るだけならいいかな・・・。ここにあるURLにはなるべく行かないようにね」
そんなことを言いつつ、書き込みを見てみると・・・ヌンチャクマンネタが盛り上がってる!?
てか、捕まったとか、その辺の情報が全くなく、みんなで協力して捜そう的な話に発展してるし。
てことで、慌てて捕まったみたいだと書き込み。
これで一安心かな・・・。
あ、気になる書き込み発見。
近くのコンビニで注意するように言われたって、書いてありますね~。
・・・忘れてた!
てことで、近くのコンビニへ。
「ヨッシー、どうしたの?」
何故かガミさんがついてきちゃったよ。
「コンビニの方で、ヌンチャクマンの注意をしてもらってたけど、捕まったから止めてもらおうと思って」
俺の考えが甘かったですね。
ネットの書き込みと、コンビニでの注意。
たったこれだけなのに、ここまで噂が広がるとは・・・。
てことで、コンビニに到着すると、ヌンチャクマンが捕まったってことを伝え、客にも伝えてもらうことに。
これでホントに一安心かな・・・。
てか、やりっ放しはダメですね(痛感
まあ、目的は完了したし、帰るか~。
「ガミさん、帰るよ」
「・・・あ、うん」
何か、ガミさんの様子が変ですね。
まあ、いつも変なんですけど(ぉぃ
「何かあったの?」
「学校・・・どうしたのかな?」
ガミさんが指差した先には中学生ぐらいに見える少年が。
てか、人を指差すなって注意を全く聞いてないですね・・・。
「ああ、多分、不登校生だよ」
「え?」
1人の店員が教えてくれましたが、彼は、ほぼ毎日このコンビニに来てるそうです。
まあ、学校行きたくないって時あるもんね~。
とりあえず、帰ろ~。
「いつも、このぐらいの時間に来るんですか?」
・・・ガミさんの質問、嫌なフラグしか感じないんですが。
「うん、これぐらいの時間かな」
何か考え込んでいる様子のガミさん。
あえて俺は何も言いませんよ。
で、帰り道。
「学校に行ってないって言ってたよね」
「ああ・・・そうだね」
「学校に行かないなんて、ダメだよ」
出た出た・・・。
「僕らで、学校へ行くよう、説得しよう!」
・・・もう予想通り過ぎですよ。
全く、この人の無駄な正義感みたいなのは何なんでしょう?
まあ、これだけならいいんですよ。
だけど、今度もまたガミさんがギブアップして、俺が頑張らないといけないってパターンになるのは目に見えてるし、正直なところ、勘弁願いたいところです。
「ヨッシー、協力してくれるよね!?」
でも、無駄に強い気迫を見せられたら、そんな本音は言えませんよ。
てことで、今度は不登校生の説得をすることになりそうだと感じた1日でした。