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ちょっと遠出します

2009/05/23(土)


昨夜、今日が土曜だと気付いた時、とても嫌な予感を持ったヨッシーですよ。

さて、今日は朝からドアをノックする音で目が覚めました。

何だよ~?と思いつつ、出てみると・・・


「ヨッシーさん、おはようございます!」


やっぱり、ミサ来ちゃったよ。

今日、土曜で大学が休みなんだろうね。

「あ、こんな格好でごめんね」

俺は寝起きなんで、普通にパジャマなんですけど・・・。


「ヨッシーさん、寝る時、パジャマなんですね」

「ああ、まあ」

Tシャツやジャージとかだと、寝苦しい感じがするんで、俺はパジャマ派なんですよね。

「私も寝る時、パジャマなんです」

「そうなんだ?」

「運命感じますね」

・・・いや、それこそ運命感じまくりになるやん!

全国にどれだけパジャマ派がいると思ってんだよ!?


まあ、ミサが来た目的はわかってます。

ガミさんのパソコンを買いに行こうってわけですね。

てことで、ササッと出掛ける支度を終え、外に出ました。

「ガミさんは?」

「あ、まだ行ってないので、わからないです」

・・・いや、俺の前にガミさんを起こせよ!

全く、この子も変な子だな~と思いつつ、ガミさん宅へ。


ドアをノックすると、ガミさんはすぐに出て来ました。

「もう行く!?」

てか、何故かガミさんは準備万端。

もう、わけがわかりません。

きっと寝惚けてるから、変な光景が見えるんだよね(現実逃避


「で、どこに買いに行くの?」

一応、近くに電化製品店あるし、そこでいいかなと思ってましたが、ミサは違います。

「秋葉原行きましょう!」

・・・いや、遠いし!

電車で1時間ぐらいかかる気がするんですが?

そもそも、ミサは同じぐらいの時間をかけて、ここまで来てるのに、さらに家から離れることになるかと・・・。


でも、ミサがパソコンを買うなら秋葉原だと主張し、それにガミさんが乗るという感じで、結局、目的地は秋葉原に。

何か、面倒なことになってきましたね。

回避策はないものか・・・。


「ミサ、交通費とか大丈夫なの?」

「今日はお金、たくさん持ってきましたから、大丈夫です」

・・・残念。

てか、兄の誕生日より、今日のがお金持ってるってどういうこと!?


そんなこんなで3人で電車に乗りました。

「お兄ちゃん、どんなのがいいの?」

「何か、すごいの!」

うわ~、抽象的だ~。

「うん、わかった!」

え、何で!?

ガミさんとミサ、兄妹とはいえ、意思の疎通が完璧なんですけど!?

あ、てか、俺って別に行く必要なかったんじゃね?

もう電車乗っちゃったから遅いけど・・・。


そんなことも感じつつ、秋葉原に到着。

俺、秋葉原に来るのは数回目って感じですかね。

「ヨッシー、あの人何!?」

「ああ、あれはメイドで・・・いや、指差すなよ!」

人を指差すなって、学校で習いませんでしたか!?(先生口調


「可愛いな~」

はは、ガミさんも男ってわけですね。

てか、俺も人のこと言えないけど、ガミさんって女っ気ないよね。


「ヨッシーさんも、ああいった格好が好きなんですか?」

「ああ、まあ、世の男はみんなそうなんじゃない?」

まあ、俺の考えとしては格好がどうこうというより、その人自身が可愛いかどうかの方が重要ですね(ぉぃ

てか、早いとこパソコンを探しに行こう・・・と思ったら、ミサがスタスタとメイドのとこへ。

どうしたんでしょうか?


「・・・あの?」

「はい?」

「その服、貸してくれませんか?」

・・・!?

「あ、何でもないです。気にしないで下さい」

とりあえず、ミサを連れて撤退。


「何やってんだよ!?」

「いえ、ああいった服が好みだと言っていたので、1度着てみたいと思いまして・・・」

とても面倒な発想の持ち主ですね。

ここは何とかしときましょう。


「別にミサ、その格好で似合ってるよ~(軽く棒読み」

「ホントですか!?」

「うん、メイド服なんかより、その方が似合ってるよ~(軽く棒読み」

「だったら、このままでいいです!」

よし、これで何とか出来たんだぜ。

あ、そういえば、ガミさんは・・・?


「僕、秋葉原、初めて来たんですよ」

メイド、ナンパしてるし!?

しかも、ミサが話しかけたメイドと同一人物じゃん!(そこ関係ない

「いや、ホントすいません。気にしないで下さい」

はいはい、ちょっと集合。


「人多くて、逸れたら面倒だし、勝手な行動すんなよ!」

「・・・ごめん」

「・・・ごめんなさい」

うん、俺、来てよかったかもしれない。

さて、気を取り直して、パソコンを探しに行きましょう。


「お兄ちゃん、予算はどれぐらい?」

「いくらぐらいがいいんだろう?」

「まあ、安い方がいいよね。あと、パソコンでどういったことしたいの?」

「インターネットとか、ゲーム作りがしたいかな」

「ゲーム作り?」

「ああ、俺が趣味で前にやってたんだよ。フリーソフト使ってるんだけど・・・」

ミサは真剣な表情ですが、これまでの奇抜な発想を考慮に入れると、ちゃんと考えてるかどうかは未知数ですね。

乙女心はわからないってやつです(違うだろ

と思ったら・・・


「ヨッシーさん、パソコンのOSは何ですか?」

「え?俺、結構古いパソコンだし・・・」

「それなら、中古パソコンを探してみましょう。最新のパソコンでは動作が違うこともありますから」

結構、的確なことを考えてるっぽいんだぜ。


その後、ミサについていく形で近くの中古ショップへ。

店員と何やらわけのわからない話を展開し始めました。

俺とガミさんはどうしていいかわからず、適当に近くをうろうろ。

時間がかかりそうだったんで、俺は店を出て、別の店へ。

こういうとこって、結構マニアックなものもあるんで、見てるだけでも楽しいんですよね~。


・・・あ、盗聴器発見器がある!

ガミさんとの遭遇率が異様に高いのは、盗聴器があるからかも~なんて考えたりしてましたが、これさえあれば、その謎が解けるわけです。

えっと、値段は5000円ほどですね。

意外に高いな~・・・でも、勢いで買ってやる!(マテ

てことで、盗聴器発見器、ゲットだぜ!


そんなこんなでガミさんのパソコンが決定しました。

一世代前らしいけど、ガミさんが使う分には十分と言える感じでしたよ。

「配達にしますか?」

「・・・どういうこと?」

「家まで宅急便で届けてもらえるってことだよ。届くまで数日かかるけど・・・」

「持ち帰ります」

返答早いよ!

てか、デスクトップだし、結構重いよ!?


というわけで、結構な大荷物を持って帰ることになっちゃいました・・・。

てかさ、ガミさん、

「こんなの持てないよ!」

体力ないくせに持ち帰るとか言うなよ!

結局、俺が大体持つ感じで、家まで何とか辿りつきましたけど。


結構、早めに帰ったんで、そのままパソコンの設定へ。

ミサは手際よく、あっさりと終了。

「うちのアパート、光だかが入ってるから、プロバイダと契約すれば、すぐにネット使えるよ」

「プロバイダ?」

「ああ、えっと・・・」

どう説明しようか迷ってたところ、ミサが勝手にLANを接続。

その後、何やら設定をしまして、

「ネット、繋がりますね」

・・・何で!?


調べてみたところ、入居の際によくわからないまま、光回線を使う的な話をして、プロバイダと契約してたみたいです。

で、パソコンがないにも関わらず、回線だけ通ってたと。

てか、軽くもったいねえし!

まあ、でも、これでガミさん宅にパソコンが導入されましたよ!

他にも色々と設定する必要はありそうですけどね。


さて、俺は家に戻ると、早速、盗聴器発見器を使用!

・・・何も反応なし。

何だ~、盗聴器なんてなかったのか~。


・・・てことで、5000円を無駄にした気がしないでもない1日でした。

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