行かない方が良いのでは?
2011/10/08(土)<1>
荷作りが苦手なヨッシーですよ。
まあ、荷作りが得意だって人、見たことないですけどね。
さて、今日からガミさんの実家に行くということで、着替えやらを用意してます。
結構、長期になるし、どれだけ服を用意しようかとか、迷うところですね。
てか、向こうで洗濯しないと、確実に着る服が足りなくなるし。
てことで、てんやわんやって感じだったんですよ。
そしたら、ミサが来ましてね。
「ヨッシーさん、支度出来ましたか?」
「いや、荷作りしてるんだけど、何を持っていこうか迷って、なかなか進んでない感じ」
そしたら、ミサが俺の服やらを軽く見ましてね。
「だったら、私がやりますよ!」
「え?」
「私、荷作り得意ですから!」
・・・荷作りが得意だって人、案外身近にいましたね(しかも恋人
まあ、微妙に意味がわかりませんが、そう言うなら任せてみましょう。
てことで、自分は電車の時間なんかを調べてたんですけどね。
「出来ました!」
「いや、早くね!?」
数分しか経ってないんですけど!
でも、実際に荷物を確認しましてね。
必要なもの、揃ってる気がします。
しかも、それぞれわかりやすいとこに入れてくれてます。
・・・ああ、ミサ、ホントに荷作り得意なんだな~って、何この微妙な感動?
いや、普通にすごいと思うし、現に助かってるんですけど、何て言いますかね・・・。
とはいえ、考えてみれば、ミサって前はよくこっちに泊まりにきてたわけだし、その度に荷作りをしてれば、自然と覚えますよね。
まあ、そんなのはさておき、荷作り終わったし、頃合いを見て行きますか。
ちなみにミサの荷物は軽めな感じです。
とはいえ、ガミさんの実家=ミサの実家ですからね。
ある程度は向こうに着替えなんかがあるみたいで、少なめで良いようです。
てか、付き合い始めてから1年以上経ってるのに、ミサの実家に行ったことがないってのはどうなんでしょうかね?
今更だけど、そういうものなのかな・・・?
とはいえ、これから行くわけだし、ヨシとします。
あと、冷静に考えてみれば、ミサの家族に会いに行くってことにもなるんですよね。
思えば、ミサと付き合い始めてから、ミサの両親と会ったことない・・・ってか、そもそも付き合う前を含めても1回しか会ってないです。
・・・あれ?実は面倒なことになってる?
礼儀正しくしないといけない感じ?
服もスーツとかのが良いとか?(それはやり過ぎ
なんて不安も生まれつつ、とりあえず行きましょう。
てか、考えれば考えるほど、行きたくなくなりそうだし・・・。
てことで、戸締まりはしっかりしていきましょう。
しばらく空けるわけですしね。
念のため、ミサの部屋の戸締まりも確認して、完璧です。
では、行きましょう!
「あ、ヨッシーさん?」
「ん?」
「ギター、持って行かないんですか?」
・・・それがあった。
てか、普通にかさばるし、持って行きたくないんですけど!
とはいえ、俺にギターを持ってこさせようと、どうやらガミさんはミサにも言ってるみたいですからね。
持って行ってあげますか。
でも、とりあえず演奏を聞かせれば良いんだろうしってことで、少し軽めのサイレントギターで行きますよ。
まあ、メインで使ってるギター、持っていけないこともないんですけどね。
てことで、今度こそ行きましょう!
でも、普通に昼時だし、どこかで食べてから行きましょうかね。
ガミさんの実家、洋食屋だし、向こうで食べるって選択肢もあるにはあるんですけど。
ここから1時間以上は掛かるってことだし、現時点でお腹空いてるから、持たないだろうなと。
それで、ミサとどうしようか相談したんですよ。
「だったら、家で食べませんか?」
・・・いや、それも良いけど、さっきから行きましょう!って言いつつ、行けない状態が続いてるのは、何か嫌じゃないですか?
せっかく、勢いで行こうとしてるのに、行きたくないな~って、気持ちが強くなるじゃないですか。
展開的にもダラダラしちゃうしさ~(それは気にしなくても・・・
てことで、しょうがなくミサの家で昼食を取ってから行くことになりました。
ちなみに、ほとんどはミサと一緒に食事するんですけど、たまに仕事の関係なんかで時間が合わないと、それぞれでご飯を食べるってことも当然あります。
なので、それぞれの冷蔵庫の中には、それなりに食材が入ってるんですよ。
・・・てか、1週間は空けるわけだし、傷むんじゃね?
出かける予定が予めあれば、買うのを控えたりするのに、今回は急だったんで、そんなこと考えてなかったですし・・・。
てことで、自分の部屋の冷蔵庫なんかも確認しましてね。
やばいだろうな~ってのを使って、何か作りましょう!
まあ、食材的には大体、野菜なんかがそれに当たるんですけどね。
てことで、色んな野菜を使った野菜炒めでも作りましょう!
まずはミサと手分けして野菜を切りますよ。
「ヨッシーさん、出来ました!」
うわ~、全部みじん切りになってる~(ぇ
てか、昨日もそうでしたが、何も言わないと、ミサはみじん切りにするんですよね・・・。
せっかくやってくれたのに、何か言うのは悪いし、そのうち直るかな~なんて思って黙ってたんですが、そろそろ言いましょうかね?
まあ、俺、野菜嫌いな方だし、食べやすいように小さくしてくれてるんですよ。
ミサにはそんな優しさがあるんです。
そんな風に考えられれば、ちょっとしたことは気にならなくなりますからね。
むしろ、そんな風に出来ないで、誰かと付き合うなんて無理ですよ~。
・・・うん、誰かとって部分、ミサとって訂正します(ぉぃ
てか、俺、ミサのおかげで、随分と心が広くなった気がしますよ。
それが良いことなのか、悪いことなのかはわからないですけどね・・・。
そんなこんなで、野菜炒めと卵料理を色々と作って、食べましてね。
ワイワイと雑談しながら食べ終えました。
うん、ドンドンと出かける気力が失せてます(ぇ
このまま、ミサと一緒にのんびりとした休日を過ごしたいよ。
とはいえ、片付けをして、今度こそ出発ですね。
「ヨッシーさん、ギターを忘れてますよ!」
あ、忘れたことにしようと思ったのに、やっぱり防がれた。
てか、絶対にギターが必要な場面なんてこないし、置いていきたいよ。
そんなわけで、やっとのこと家を出発しまして、駅に向かいます。
思えば、ここまで長かったな~。
まあ、時間的な話で、距離的には、ほとんど進んでないんですけどね。
そして、少し歩いたとこでの出来事。
「あ、家の鍵を掛け忘れました!」
戻ります(ぇ
むしろ、もう行かないです(ぇぇ
いや、こんなに幸先が悪いんですよ?
きっと、神様が行くなって伝えてるんですよ。
そりゃあ、愛用してたコップだって割れますよ!(それは関係ない
「ミサ、何か嫌な予感するし、行くのは明日とかで良いんじゃないかな?」
いや、ダメ元ですが、せめて行くのを遅らせられないかなと思いましてね。
「ダメですよ。お兄ちゃん、待ってるんですから!」
ああ、やっぱりダメか・・・。
「それに、このために休み取ったんですから!」
「そっか、ごめんごめん」
そこまで言われたら、しょうがないですね。
・・・いや、何て言った!?
「休みが取れたのは、仕事が一段落ついたからじゃないの?」
「・・・よ、予定よりも遅れてしまいましたし・・・い、急ぎましょう!」
「いや、明らかに動揺してるやん!」
偶然が重なってるな~とは思ってたけど、フラグ回収率に定評があるガミさんのことだから、気にしてなかったよ。
今回、仕事が休みになった件について、裏で何かが動いてるみたいです。
まあ、こんなことも前はよくありましたし、気にしないで行きますか。
そんなこんなで、やっとのこと駅に到着です。
「あ、財布忘れた」
「私もです・・・」
戻ります(ぉぃ
てか、出かける時に財布忘れるとか、初めての経験なんですけど!
タイミング良くミサまで忘れてるし!
これはやっぱり、神様が行くなって・・・(略
とはいえ、家に戻り、今度こそ忘れ物がないことを確認しましてね。
鍵もしっかり掛けます。
てか、ここまで行かない方が良いんじゃないかってオーラが出てると、逆に行く気になっちゃいましたよ。
意地でも行ってやろうじゃないですか。
そんなわけで、駅まで行き、今度こそ電車に乗りましたよ。
途中、車両点検やらで電車が止まったり、乗り換えで間違えて、すぐに戻ったり。
いや~、出発さえしちゃえば、案外順調に行けるものですね(マテ
そんなこんなで、何とかガミさん宅の最寄り駅まで到着しましたよ。
思えば、ホントにここまで長かった・・・。
とはいえ、まだガミさん宅に到着したわけではないですからね。
「ここからは歩き?」
「いえ、バスを使います」
「あ、そうなんだ?」
てか、駅の経路なんかは調べましたが、この先はどこに行けば良いのかわからないんで、完全にミサ任せです。
ミサも実家に帰るのは久しぶりってことで、現に電車の乗り換えで間違ってるわけだし、軽く心配ですね。
とはいえ、ここはミサを信じますよ!
てことで、ミサはいくつかあるバス乗り場を順番に見ましてね。
「どれですかね・・・?」
うわ~、とても不安そうだ~(ぇ
てことで、ヒロに電話します。
「○○行きに乗って、30分ぐらい行けば・・・」
とまあ、どれに乗るべきか教えてもらいましてね。
「ありがとう、助かったよ」
「じゃあ、後でね」
何とか、行けそうです。
てか、ミサ、あまり帰ることがないとはいえ、実家に帰るための経路は覚えておこうよ・・・。
とりあえず、心配なので俺は今回で覚えますけど。
というわけで、ヒロに教えてもらったバスに乗りました。
話では30分ほどってことだったんで、結構ありますね。
電車も1時間ほどでしたし。
そう考えると、以前、頻繁に遊びに来ていたミサってすごいです。
電車とバスで片道1時間半も掛かるのに、はるばる来てたわけですからね。
そういえば、バスに乗ってる間、ミサは窓の外を眺めてました。
久しぶりの実家だし、懐かしいとか、変わってる場所があるなとか、そんな風に思ったんですかね。
そんなこんなで、ヒロから聞いたバス停で降りましてね。
後は数分ほど歩けば、ガミさん宅に到着だそうです。
てか、ここまで色々とありましたが、こうして遠出するのも楽しいですね。
行かない方が良いんじゃないかってオーラも気のせいだったと思いましょう。
そんなわけで、初めてとなる、ガミさんの実家はもうすぐです。
一体、何が起こるのやらって心配もあるんですけどね。
それと同じぐらい楽しみな気持ちもある1日の途中でした。