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そろそろ帰りなさい

2010/03/21(日)


てか、昨夜はガミさんがいなかったわけだし、ミサと2人きりでいられたんだよな~と、今更思ったヨッシーですよ。

まあ、2人きりになったから何だ?って話ですけど。

とはいえ、今晩もガミさんは帰ってこないだろうし、こっちがその気になれば・・・


「ただいま~」

って、ガミさん、帰ってきたし!

大阪まで行ってた割りには、帰ってくるのが早過ぎです・・・。

そもそも、ヒロのそばにいてやれよって思いますし。

てことで、軽くそんなことを言ってみたんですけどね。


「ヒロ、1人で大丈夫って言ってたし、僕がいると邪魔になっちゃうからさ」

とのことです。

てか、ガミさんとヒロは、お互いのことをよく理解し合ってますよね。

2人が出会ってから数ヶ月なのに、普通にすごいです。

むしろ、俺とミサの方が知り合ってからの期間が長いのに・・・とか思っちゃいますよ。


それはさておき、ガミさんの話を聞いてて、思ったことがあります。

「ミサ、補習とか行ってないみたいだけど、大丈夫?」

まあ、今更な感じですけどね。

「1度、大学から家に電話があったようですが、大丈夫ですよ」

・・・それ、大丈夫って言わないし!


てか、ミサと付き合うことになって、内心ではメチャクチャ喜んでるんですよ。

そんで、いつまでも一緒にいたいなんてことも思ってますし。

でも、そうして、お互いにしないといけないことを疎かにするのは良くないかと思いまして。

ガミさんとヒロは、お互いに成長し合える、良い関係みたいですし、俺もミサとそんな関係になれればなと思うんです。


「ミサ、補習とかはちゃんと行きなよ」

てことで、そんなことを言ってみたんですよ。

まあ、ミサは頭が良いし、補習とか行く必要、ない気もしますけどね。

「そうですか・・・」

そしたら、ミサは落ち込んだ様子を見せましてね。

そんで、少しした後、泣いちゃいまして・・・って、えぇ!?


「ヨッシーさん、私と一緒にいたくないんですね・・・」

「ヨッシー、ひどいよ!」

てか、ガミさんがミサの味方について、さらに面倒になってるし!

とはいえ、ちゃんと説明しましょう。


「俺もミサと一緒にいたいけど、それぞれ自分の出来ることは、しないといけないと思うんだよ」

そんなとこから始めましてね。

「例えば、俺、ミサと一緒にいたいから、仕事しないなんて言ったら、どうする?」

「それはダメだと思います!」

「俺も同じで、ミサが何もしないってなったら、ダメだと思うんだよ」

とまあ、そんな風に話してみましてね。


「ミサ、ヨッシーの言う通りだよ!」

って、ガミさん、いきなり意見変えてるし!

まあ、こっちとしては、助かるんで良いですけど、自分の意見をしっかり持ってもらいたいものです(ブツブツ


そんなわけで、ミサは帰るってことになりましてね。

てか、自分から言い出したわけですが、やっぱりいなくなると思うと、寂しいものです。

とりあえず、ミサはまた半泣きですし・・・。


「何かあったら・・・いや、なくても連絡してよ」

「はい、わかりました」

「あと、どうしても会いたいって思ったら、来てもらっても構わないし・・・むしろ、俺が会いに行くよ」

てか、自分で言いながら、随分と面倒なことをしてると思ったり。


とはいえ、学生時代は、こうして面倒に思った時点で、即別れるってなことをしちゃってました。

てか、ミサは今までで1番、面倒な気もしますけど(ヒド

でも、今は面倒だってことを受け入れて、これでやっていこうって思いますからね。

恋愛は面倒なものだってことをよく聞きますが、その通りだと思います。

でも、それだけでなく、その面倒なものを受け入れるってのが、本当の意味での恋愛なのかもしれません。


まあ、まだまだ恋愛は苦手分野なんで、こんなえらそうなことを言える立場じゃないんですけどね。

今はとにかく、ミサとの恋愛を楽しもうと思った1日でした。


「じゃあ、大学にいる間も電話しますね」

「いや、ちゃんと講義を受けろよ!」

まあ、普通ではありえないような考えの違いを感じるんで、この先、どうなるか不安ですけど・・・。

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