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お祝いしてあげます

2010/03/17(水)


てか、ガミさんとヒロが結婚するらしいってことについて、まだ実感が湧かないヨッシーですよ。

まあ、ミサと交際を開始したり、就職先が決まったりってことで、バタバタしてましたし。


というわけで、今日はガミさん宅にヒロが来ましてね。

こっちも落ち着いてきたし、せっかくなので、軽くお祝いすることにしますよ。

まあ、ガミさんが豪華な感じの料理を作ったりってことで、どっちがお祝いされてるかわからない感じですけど。

とはいえ、俺とミサも交際を開始したわけだし、お互いにって感じで良いかもしれないですね。


「それじゃ、2人に・・・結婚おめでとう!」

正確には婚約おめでとうって言うべきかもしれませんが、そう言ってみました。

「ありがとう」

てか、2人とも幸せ一杯って感じですよ。

ついでにミサも嬉しそうですし。


「でも、結構なスピード結婚だよね」

軽く、言っちゃって良いかな?と考えたんですけど、ガミさん相手だし言ってみました(ぇ

「てか、もう結婚?って感じるんだけど良いの?俺は、恋人として過ごす時間も大切だと思うんだけど?」

まあ、冗談半分でからかってみましてね。

そしたら、ガミさんとヒロが笑いました。


「確かに、そんな考えもあると思うけどね」

ヒロはそこで、軽く表情を変えました。

「実を言うと、あたし、両親と仲直り出来てないんだよ・・・」

「え?」

「両親にとって、私は家族じゃないみたい。昨日も話をしに行ったけど、結局、聞いてくれなかったから・・・」


とまあ、重い話になってきたんですけど。

「両親とは前からこうで、だからあたし、ずっと独りだと思ってたの。でも、ガミ君は・・・そんなあたしの家族になってくれるって言ってくれたの」

「そっか・・・」

「確かにヨシ君の言う通り、恋人として過ごす時間も大切だと思うよ。でも、あたしにとっては夫婦として過ごす時間の方が、もっと大切なの」


てか、ここまで聞いて思ったことがあります。

普通にメチャクチャ良い話じゃん!ってのと、ガミさん、えらいな~ってことですけど。

ついでに俺はガミさん達に比べると、色々と考えが甘いのかなと思ったり。

まだ付き合い始めたばかりだからってことかもしれませんが、ミサと結婚しようとか、そんな気は今のところないですからね・・・。


「ヨッシーとミサは、自分達のペースで良いと思うよ」

とそこで、俺の考えを察したのか、ガミさんがそんな風に言いましてね。

「ヨッシー達にとっては、恋人として過ごす時間も大切なんでしょ?」

「うん、大切だよ」

てか、ガミさんの質問に対して、ミサの方が先に返事をしました。

まあ、俺も同じ考えなんですけどね。


恋人の先にあるのが、夫婦ってことなんだと思うんですけど、だからと言って、夫婦になれば何もかも良くなるとは思えないんです。

具体的には上手く言えないんですけど、恋人だからこそ出来ることってあると思いますし。

ミサがそれなりに結婚願望を持ってるというのも感じてますが、だからと言って、すぐに結婚しようとは思えないんです。


でも、ガミさんとヒロはそうした、恋人だからこそ出来ることを全て終えたのかもしれませんね。

まあ、何の根拠もない考えですけど。

とはいえ、2人が近々結婚するってことについて、今更ながらホントに嬉しいと思えてます。


「てか、式はいつやるの?」

とそこで、気になったんで聞いてみたんですけどね。

「まだ決めてないし・・・籍を入れるだけにするかもしれないよ」

「せっかくだから、盛大にやれば良いのに・・・」

とはいえ、こういうのは人それぞれの考えがあるわけだし、とやかく言うのはやめますか。


「じゃあ、籍はいつ入れるの?」

「それなんだけど、明日からヒロが映画の撮影で・・・」

「え!?」

てか、ヒロが映画に出るかもって話を前に聞いてましたが、人が集まってないだかで、撮影がいつ開始になるか、わからないとのことでした。

でも、人が集まったらしく、明日から撮影開始だそうですよ。


「てか、普通にすごいじゃん!」

「ヒロさん、頑張って下さい!」

まあ、そういったわけで、籍を入れるのは先になっちゃうみたいなんですけどね。

ガミさんは役者としてのヒロも応援するって感じだし、おめでとうと言いましょう。


そんなわけで、ガミさん、ホントに結婚するんだな~って実感出来た1日でした。

いや、ホント、聞いた当初は驚きしかなかったんでね・・・。

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