就職面接
2010/03/15(月)
ふと考えてみたら、そもそも自分、仕事とか出来るのかな?と不安になってきたヨッシーですよ。
いや、今まではどちらかというと、出来ないというより、やらないってニュアンスが強かったんです。
ただ、実際にやってみたところ、出来ないって可能性もあるじゃないですか?
とはいえ、そんな悩みを持つのは就職出来てからで良いやんって気もしますけど。
さて、今日は父さんからの紹介って感じで、就職の面接をすることになってます。
ちなみに、その面接をする会社は、今自分が住んでる家の近くにあるそうです。
てことで、父さんの方がこっちに来てくれましてね。
一緒にスーツなんかも持ってきてくれたんで、すぐに着替えました。
てか、スーツを着るのなんて、大分久しぶりですが、普通に着れましたね。
入らなかったら、どうしようとか思ってたんですけど、いらん心配だったようです。
そんなわけで、準備を終えると、出発することにしました。
「あ、ヨッシーさん!」
とそこで、家を出たところ、ミサがいましてね。
「あ、お父様、いつもお世話になってます」
・・・お父様?
いや、てか、父さんって呼んでる時点でもあれですが、様をつけるともっとあれですね・・・。
まあ、一応というか、簡単にミサと付き合うことになったってのは、父さんに説明しましたよ。
「そうか、良かったよ」
そしたら、父さんは何だか喜んでる様子でした。
「ヨッシーさん、今日、面接ですよね?頑張って下さい!」
とそこで、ミサからそんなことを言われましてね。
「ああ、頑張るよ!」
たったこれだけのことなのに、メチャクチャ頑張ろう!って気持ちになれましたよ。
そんなわけで、その後は直接、向こうの会社に向かうことになりました。
「社長が直々に面接してくれるそうだ」
ちなみに途中で父さんから、そんなことを言われましてね。
てか、社長とか、その会社で1番えらいわけだし、緊張するし・・・。
「まあ、まだ出来たばかりの会社だから社長が直接見たいってことなんだろう」
でも、俺の緊張してる空気を感じたのか、父さんはそんな風に言って、多少は緊張を解そうとしてくれましたよ。
「ただ、厳しい人で、自分の考えというものをしっかり持ってる人だったよ」
と思ったら、むしろ不安がらせるようなことを言い出したし!
うん、てか、父さんは典型的な資本主義というか、ビジネス以外での人の関わりをあまりしてないようで、ある意味ではガミさん以上にKYなんですよね・・・。
まあ、こんなことを言うと、親に向かって何言ってんだ!?って怒られそうですけど。
そんなこんなで、面接してくれるって会社に到着しましてね。
そこは建物の一部を借りてるって感じらしく、建物自体は大きいんですが、会社として使ってる範囲は、結構小さい感じです。
とはいえ、もしかしたら、ここで働くことになるかもしれないと思ったら、また緊張してきましたよ。
それから、俺と同じぐらいの歳に見える女性の方が挨拶してくれまして、父さんが色々と返してました。
まあ、俺は緊張しまくりで、状況把握が出来ない状態でしたけど。
それにしても、昨日といい、緊張する状況が連続してますね。
でも、とりあえず、スムーズに話が進んだみたいでして、早速面接ってことになりました。
てか、色々と考えられなくなってきたし・・・。
そんなこんなで応接室とかいう場所に通され、父さんと2人で椅子に座りました。
「じゃあ、今、社長を連れて参りますので・・・」
といったようなことを言い、女性の方は行っちゃいましてね。
てか、いよいよ面接スタートって感じです。
まあ、父さんが隣にいるってことがせめてもの・・・。
「俺が一緒じゃ話しづらいだろ。外に出てるよ」
てことで、部屋を出て行く父さん・・・って待って~!
そんなわけで、1人になり、さらに緊張が高まっちゃいましたよ。
そんで、少し待った後、ドアがノックされましてね。
いよいよ、社長さんとやらが来たようです。
てことで、俺はどうしよ~なんて混乱してたんです。
とはいえ、どうすることも出来ないまま、ドアが開きましてね。
「・・・ヨッシー?」
・・・?
えっと、リアルにそう呼ばれたみたいです・・・。
まあ、緊張してたせいで、一瞬だけ状況が理解出来なかったんですけど。
「・・・トラさん!?」
「久しぶりだな。驚いたよ」
てか、普通に知り合いじゃないですか!
まあ、忘れてる方のために解説を・・・(こういったこと、時々やってるね
去年の9月ぐらいのことですが、仕事を辞めさせられた直後のトラさんに会ったんです。
そんで、色々とやり取りをしたりしましてね。
仕事する意味なんてものを考えたりもしました。
そして、最終的に、トラさんは自分の会社を興すってな目標を立ててたんです。
てことは・・・
「自分の会社を興すって目標、達成出来たんですね」
「ああ、そうだよ。といっても、まだ立ち上げたばかりだから大変だよ」
「でも、すごいことですよ!」
てことで、俺は普通に喜んじゃいました。
・・・でも、今はそんな場合じゃないんでした。
とまあ、気を取り直して、面接をすることになったんです。
とはいえ・・・
「採用だ」
「結論、早くないですか!?」
「今度、こっちから誘おうと思ってたんだ。丁度、良かったよ」
・・・だそうです。
それならそれでやった~と言えれば良いんですけど、ちょっと納得いかないんでね。
「ホントに自分で良いんですか?」
あえて、話を悪い方へ持っていってみました(マテ
「君の問題は仕事する気がないことだけだと思っていた。でも、今、ここにいるということは、仕事する気になったんだろうと解釈してる。それなら、不採用にする理由が見つからないよ」
そんなことをトラさんは言いましてね。
そこで、軽く考えてみました。
「・・・正直なところ、仕事する気になったかというと微妙なんです」
はい、さらに話を悪い方へ(ダカラマテ
「ただ、今、何もしていない自分に疑問を持って、友人からは軽く説教をされて、あと好きな人が出来たんですけど、その人のために、もっとしっかりしないといけないですし・・・」
とまあ、思い浮かぶことを色々と言ってみましてね。
「でも、自分は仕事する意味をまだ見つけてないんです。考えてはいるんですけど、見つからなくて・・・」
そこまで言ったところで、トラさんが笑いました。
「その考え、俺は立派だと思う」
「え?」
「仕事する意味なんて、仕事をしながら見つければ良い。大事なことは見つけたいという気持ちがあるかどうかだ」
そんなことを言われました。
そんで、ちょっとだけ考えてみましてね。
何か、色々と悩んでたことが軽く晴れた気がしたんです。
「・・・トラさんのところで働きたいです。よろしくお願いします!」
そして、素直にそう言いました。
てか、トラさんが厳しい人だってことは知ってますし、その方が甘やかされたくないっていう自分の希望とも一致します。
つまり、俺の方こそ、断る理由はないわけですね。
「よし、採用だ」
「だから、即決過ぎませんか?」
「俺からしてみれば・・・自分の会社を興す前から、君は採用だったよ」
てか、過大評価な気がするんですけどね。
そんな風に言ってもらえるのは、やっぱり嬉しいです。
そんなわけで、あっさりと面接は終わり、就職先も決まっちゃいました。
一応、実際に働き始めるのは、4月からってことになりそうですけど。
てか、就職難と言われてる時代で、こんな風にあっさりと決まった自分はとても幸運だと思いますし、感謝しないといけないですね。
・・・ガミさんのフラグ回収率の高さに(そこ!?
でも、冒頭に書いた通り、ちゃんと仕事出来るのかな~って不安に思った1日でした。
とはいえ、就職先が決まったって話をしたら、ガミさんもミサも喜んでくれましたしね。
すぐに辞めて残念がらせるようなことはしたくないです。
というのを、とりあえず、自分の仕事する意味にしてみようかと思います。