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ホワイトデーに思いを

2010/03/14(日)


思えば、ホワイトデーのお返しをするの、初めてな気がするヨッシーですよ(ぇ

いつも面倒になっちゃうというか、むしろ忘れてるからですけど(ぉぃ


とはいえ、今回は思い出しちゃったんで、ちゃんとクッキーを作りましたよ!

まあ、作ってから、普通に手作りじゃなくて良かったんじゃね?って思いましたけど、スルーします。

ただ、懸念と言いますかね。

ミサを遊びに誘おうと、ガミさん宅に行ったんです。

そしたら、入った瞬間に甘い匂いがしました。


そこにはホールのチーズケーキとショートケーキが・・・って、明らかに量が多いよ!

「・・・何で2つあんの?」

「ヒロ、ケーキはチーズケーキとショートケーキが好きって言ってて、どっちにしようか迷ったから、両方作ったんだよ!」

いや、それはそれで、日を分けてやれよ!

ついでに、ホワイトデーのお返しにケーキって珍しい気がするし。


てか、これ全部を食べるとなると、確実に太りますよね・・・。

まあ、ガミさんは、ぽっちゃり系が好みなのかもしれませんし、ほっときましょう(ぇ

ただ話を戻すと、ミサはこんなすごいお返しを見ちゃってるわけで、俺のクッキーがショボく見えないかなと心配だったり・・・。

とはいえ、俺は俺ってことで気にせず行きます。


そんなわけでミサを遊びに誘いました。

まあ、特に予定はなかったんですけど、池袋へ行きました。

池袋なら色々とあるし、良いかなと思いましてね。

てことで、到着すると、早速どこへ行こう?って話になったんですけど。


「私、水族館に行きたいです!」

ミサがそんなことを言ったんで、水族館へ行くことにしました。

まあ、前にも行ってるんですけど。

ミサ、魚好きなんですかね?


なんてことも考えつつ、水族館にワイワイと騒ぎながら、長時間いましてね。

その後、余裕で昼を過ぎてたんで、どっか食べに行こうということになりました。

「何か、食べたい物ある?」

「じゃあ、ラーメンが良いです!」

うん、やっぱり、男女2人で行くものなのかな?って疑問に思うんですが、まあ、いつも通りスルーです。

てことで、これまた前にミサと一緒に行った、ラーメン屋さんに行きました。


そんで、昼食を食べ終え、今度はどこに行こうかなと思ったんですけどね。

「じゃあ、近くの楽器屋さんに行きたいです」

「え?・・・あ、了解」

うん、てか、この時点で軽く気付き始めてたんですけど。


まあ、ミサの希望通り、近くのデパート内にある楽器屋に向かいました。

その途中、同じデパート内にあるアクセサリーショップにも寄ったんですけどね。

そして、楽器屋に行った後、そのまま色々な店を見て回りました。

・・・てか、全部前に来たとこですね(ぇ


以前、ミサの誕生日にも、池袋に来て、同じルートを回りました。

それを今日も繰り返してる感じです。

ついでに、普段は自分の希望とか全然言ってこないミサが、今日は随分と希望を言ってますね。


ただ、そうやって一緒にいて、思ったことがありまして。

それに、今日、遊びに誘ったのには目的がありますからね。

てか、前回来た時に行った場所は全部行きました。

なので、時間も遅くなってきたし、帰るって流れになるかなと思ったんですけど。


「最後に、俺の希望を聞いてもらっても良い?」

「あ、はい」

そうやってミサを誘いましてね。

前回は行っていない、某建物の最上階にある展望台に行ってみたんです。


まあ、何と言いますかね。

前回、ここに来たかったんですが、時間がなかったり、ミサとガミさんを仲直りさせたかったり、そもそも存在を忘れてたり(ぇ)でして。

なので、今日はここに来たいな~と思ったんです。


「ヨッシーさん、景色がキレイですよ!」

てか、ミサはこんな高いとこから景色を見るって経験がないのか、メチャクチャ喜んでました。

ちなみに、自分もこうやって高いとこから景色を見るのは好きですからね。

自然と、2人で景色を眺めてたんです。


・・・うん、まあ、『そういう雰囲気』な気がするんで、頑張ってみます(ぉ


「ミサ?」

「はい?」

「その・・・この前のバレンタインのお返し」

とりあえず、そう言いながらクッキーを渡しましてね。


「私にですか!?」

「いや、てか、ミサからしかチョコもらってないし」

まあ、冒頭で書いた通り、もらっても返さないパターンの方が多いんですけど(ぉぃ

てか、ガミさんのケーキを見ちゃった後だと、ホント、大したことないものに見えるし・・・。

なんて思ったんですよ。


「ありがとうございます・・・」

って、ミサ、泣いてるし!?

「どうしたの!?」

「お返しがもらえるなんて、思っていなかったので、嬉しくて・・・」

うわ~、メチャクチャ喜んでくれてるんですけど、逆にすご過ぎて困りますね・・・。


てことで、ミサが落ち着くのを軽く待ったんですけど。

「あと・・・」

頃合を見て、話してみます。


「今日って、ここ以外は前に行った場所だよね?」

「あ、はい・・・」

ミサは軽く困った様子を見せたんですけどね。

「前に行った場所へ行っても楽しめるようなら、その人で間違いないとアッキーさんが・・・」

「アッキーが?」

「あ、ごめんなさい!内緒・・・じゃなくて嘘でした!」


・・・確実にアッキーが知恵を貸してるし。

まあ、でも、今回だけはグッジョブと言ってあげます。

とりあえず、俺の背中を押してもらえましたから・・・。


「俺、今日1日楽しかったよ」

「え?」

「てか、ミサといると、どこに行っても楽しいし。今日みたいに前に来た場所でも楽しいよ」

「そうですか?良かったです」


とまあ、とても良い雰囲気なんですけどね。

・・・この先、どうしましょう?(ぇ

いや、てか、冷静に考えてみれば、本当の意味で言うと初めてのことをしようとしてるわけですよ。

そりゃ、緊張と言うか、テンパっちゃいますよ。

てことで、ホントはこっそりと考えてきた台詞なんかがあったんですけど、全部吹っ飛んじゃいましてね。


「えっと、俺、ミサのことが好きで・・・俺と付き合って下さい」


うん、世の中、シンプルイズザベストですよ(言い訳

とはいえ、ここに来てテンパりつつも頭が働いてきましてね。


「俺、今は何もしてないけど、明日、父さんの紹介で仕事の方も始め・・・いや、まだ面接だけど」

あ、てか、上手く言えそうにないと判断し、ここで話をやめました(ぉぃ

それにしても、ここまでテンパるものなんですね~と思いつつ、ミサの返事を待つことにします。

でも、実際のところ、既にミサの気持ちは知ってるわけなんですけどね。


「・・・ごめんなさい」


・・・って、断られた!?

え、てか、酔った時に告白されたこととか、アッキーの言ってたこととか、何だったんだよ!?

てことで、わけがわからなくなってたんですけどね。


「その・・・私もヨッシーさんのこと、好きです。なので、よろしくお願いします」


・・・どういうこと?

あ、でも、1度告白してダメでも、再度言ったら、向こうの気が変わっててOKだったってパターンもありますもんね。

・・・いや、やっぱり、数秒で気が変わるとかおかしいよ(混乱中


「えっと、さっきのごめんなさいはどういう意味?」

「あ、私、たくさん迷惑をかけてしまうと思うので、先に謝ろうと思いまして・・・」

「あ、なるほど~」


・・・うん、うちら、意思の疎通がちゃんと取れてないし、この先上手くいかないかもしれない(早い判断

そんなわけで、告白は何とか上手くいったようなんですけどね。

てか、上で書いた通り、ホントの意味で好きな人に告白するのは初だったわけです。

それなのに、何だか喜べないですね・・・。

ホントなら、ワーイ♪と言いながら、下までジャンプするほど喜ぶとこだと思うんですけど(危ないですよ?

とはいえ、ミサと付き合うことになって、やったぜ~(軽く棒読み


「あ、あと・・・これ、1つはミサが持ってくれないかな?」

誕生日に、アッキーからANGEL WINGという2つで1組のネックレスをプレゼントされました。

アッキーの話だと、愛し合う2人が1つずつ持てば、たとえどんなに離れてしまっても、また一緒になれるとか、そんなロマンチックな話だったかと思います。

正直なところ、少し重いと自分は思ったし、一緒に話を聞いたミサにとっても、重いかなと思ったんですけどね。


「はい、嬉しいです!」


ミサは笑顔で、受け取ってくれました。

そして、僕とミサはお互いにANGEL WINGを首につけました。


それから家に帰ると、一応ガミさんに報告したんです。

まあ、ガミさんは勘違いも含めて、うちらが両思いだってことは知ってましたからね。

普通に喜んでくれましたよ。


「あ、僕からも報告があるんだよ」

とそこで、ガミさんが笑顔でそう言いましてね。

「ん、何?」

「ヒロにプロポーズして、上手くいったんだよ~」

「へ~」


・・・!?

「マジで!?」

「お兄ちゃん、おめでとう!」

てか、色々と急展開過ぎるだろ!


そんなわけで、2つの嬉しいことがあったわけなんですけどね。

何か、どちらもモヤモヤしたものがあり、素直に喜べない1日でした・・・。

てか、ホントならメチャクチャ喜ぶとこだと思うんですけどね。

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