仕事を紹介されます
いよいよ最終章となる『これからのこと』が始まりです。
残り後少しとなりますが、最後まで楽しんで頂けると嬉しいです。
2010/03/12(金)
結局のところ、就職活動を全くやってないヨッシーですよ。
ネットで軽く見たって程度じゃ、やったと言いませんしね。
さて、バネからも色々言われたしってことで、父さんに電話してみました。
「結局、就職活動はほとんど出来てないし、自分の中では気持ちの整理もついたから・・・」
まあ、結構待たせた上での結論が、父さんにお願いするってことになっちゃって、軽く悪いなと思いますけど。
とはいえ、自分でこうすると選んだわけですし、嫌々やるとか、そんな気持ちはないですよ。
それに、やるからには当然、真剣にやろうと思ってます。
とまあ、父さんに色々と話しましてね。
「今夜、空いてるか?」
「え?」
「せっかくだから、家族3人で食事しよう」
そんな提案をされたんです。
てか、両親がそれなりに仲良くやってるようだって話は聞いてます。
でも、実際に見たわけではないんで、正直なところ、両親に会ってそれを確かめるのは怖いんです。
「・・・ちょっと予定が入ってたんだけど、それは延期出来ると思うし、確認してから返事するんじゃダメかな?」
そんなことを言って、少しだけ考える時間を作ってみました。
まあ、父さんが聞いてくれたんで、電話を切り、考えてみたんですけどね。
てか、就職の話だけ電話でして、今日は会わない方向に考えが傾いてたんです。
別に両親がどうこうってのは、また今度で良いかなと。
「ヨッシー!」
とそこで、ガミさんとミサが来ましてね。
どっか遊びに行こうといった話になったんです。
てことで、俺は両親に会わないでおこうと思ってますし、普通に誘いを受けようとしたんですけど。
「ヨッシーさん、何かありましたか?」
「え?」
「悩んでるなら、話してよ!」
・・・てか、この2人、俺の心が読めるんですかね?
てことで、両親のことを話してみたんです。
「絶対、行くべきだよ!」
「私もそう思います」
まあ、予想通り、そんな風に言われましたよ。
とはいえ、こんな風に背中を押してもらえると助かります。
「じゃあ、行ってみるよ」
早速、両親に連絡して、今夜会うことにしましたよ。
まあ、ガミさん達の誘いを断ったわけなんで、そこは軽く悪いな~と思いましたけど。
そんなわけで夜になり、俺は家を出ると実家の方へ向かいました。
てか、家族3人が揃うのは年末以来だし、軽くドキドキです。
そんで、実家近くの駅に到着しましてね。
そこに両親が2人でいました。
てか、今日は言い争いなんかもしてないですし、何より会った時の印象と言いますかね。
変な考えかもしれませんけど、仲の良い夫婦に見えましたよ。
そんで合流した後、近くの店に入りましてね。
「何だか、たくましくなったね」
母さんから、そんな風に言われました。
「いや、成長期は過ぎてるし・・・」
「そうじゃなくて、自分の目標を見つけて、それに向かって頑張ろうとしてるから」
てか、軽く意味がわからなかったんですけどね。
去年の年末に会った時には、自分の目標というか、したいことがなかったです。
でも、今は色々とそういったものも持ててる気がします。
まあ、具体的に挙げろと言われると困るぐらい、大雑把な思いですけど。
それから、本題でもある、仕事の話になりましてね。
「この前、契約を結んだ会社があるんだが、まだ立ち上げたばかりということもあり、人手不足らしい。話をしたら会ってみたいと言ってたよ」
てか、父さんのとこで働くってことに抵抗を覚えてた俺のために、父さんはこんな感じで考えてくれたみたいです。
まあ、契約会社の社長の息子ってことで、気を使われるかもしれませんけど、もう気にしませんよ。
そんなわけで、今度の月曜に、父さんを含めた面接ってことになるみたいです。
「スーツ、出さないとね」
そこで、母さんがそう言いました。
てか、しばらくの間、着てなかったんですが、スーツ着れますかね?
まあ、筋トレやジョギングやらで体型維持はしてるし、大丈夫と信じます。
「でも、やっと就職する気になったんだな」
そんな風に父さんから言われましてね。
「もう子供じゃないし、ちゃんとしたいからさ」
まあ、今更って感じですけど。
「だから、とりあえず仕送りはもう良いよ。貯金もあるし・・・」
一応、実家に帰るって選択肢もありますが、一人暮らしは続けたいと思いましてね。
あと、今まで仕送りなんかでもらったお金を少しずつ返していこうかと思います。
とはいえ、そもそも面接で上手くいかないと就職出来ないんだよな~と思った1日でした。
今は就職難だし、現実は厳しいかもですね・・・。