親友のお見舞い
2010/03/04(木)
ガミさんが来てから、病院に行く機会が多い気がするヨッシーですよ。
てか、自分は風邪引いても病院に行かないで、家で寝るだけだったし、治療目的で行ってないんですけどね。
・・・病院って、遊びに行く場所でしたっけ?(混乱
そういえば、昨日は書き忘れた・・・というより、よくあることの気もしますけど。
「ヨッシーさん、どこか行きませんか?」
ミサはまた、こっちに滞在するみたいです。
まあ、詳しい話を聞いたところ、大学の授業なんかはもう終わったみたいで、補習があるだけだそうです。
てことで、全く問題ないですね(補習も大事かと・・・
てか、普通にデートかな?なんて期待してたんですけど。
「今日、ヒロはバイトみたいで・・・」
ガミさんもいるみたいです。
まあ、空気読んでくれよと思いつつ、しょうがないんで、ガミさんも入れてやりますか(軽くひどくない?
とはいえ、ガミさんもミサもどっか行きたい場所とかがあるわけじゃないらしく、どうしようか考えてたんですけどね。
そこで、ケイさんから電話があったんです。
そんで、何の用かな?と思いつつ出たんですけど。
「バネが交通事故にあったらしい」
「え!?」
聞いたところ、事故にあったのは昨日みたいです。
まあ、よく行ってる病院に入院してるって、わかりましてね。
早速、ガミさんとミサと一緒に行きました。
そんで、病院に到着すると、病室を教えてもらって、すぐ行ったんですよ。
「あれ?」
まあ、バネがいるであろう病室の前、なぜか、みーちゃんとあーくんがいたんです。
「2人とも、どうしたの?」
「あ、ヨッシー?」
てか、向こうも、うちらがここにいる理由が気になってる様子ですけど。
「実は・・・」
そこで、2人から話を聞きましてね。
それによると、バネは2人を庇って、事故にあったみたいなんです。
まあ、詳しい状況までは聞かなかったんですけどね。
それで、謝りに来たみたいなんですけど、どう言えば良いか、困ってるようです。
確かに、バネの状況もわからないし、ここはちゃんと考えた方が・・・
「バネ、お見舞いに来たよ!」
って、ガミさんが行っちゃったし!?
まあ、しょうがないってことで、みんな入りましてね。
バネは腕を骨折したりって感じのようですが、とりあえず、命に別状はないってか、普通に話してますし、元気そうです。
「何だ?ヨッシー達の知り合いだったのか?」
まあ、みーちゃん達と知り合いだと知り、驚いてたんですけどね。
「ごめんなさい・・・」
みーちゃんとあーくんが落ち込んだ様子で謝ってました。
「まあ、今後は気を付けろよ」
バネは少しだけ気を使った様子で話しましてね。
てか、どんな状況だったのか軽く聞いたんですが、みーちゃんとあーくんは、言い争いをしてたみたいです。
その時、あーくんが無視するように、先へ行って、みーちゃんが追いかけるってなことをしたところ、道を飛び出してしまい、そこに丁度、車が~って感じだったとか。
まあ、そこで、みーちゃん達は何を言い争いしてたのか気になったんですけど、聞くのも悪いですしね。
「みーちゃんと、あーくん、何を言い争いしてたの!?」
KYなガミさんは普通に聞いてますけど・・・。
そこで、バネは軽く考えてるような様子を見せました。
「おまえ、腕の調子、良くねえのか?」
「え?」
「悪い、おまえらの話、軽く聞いてたんだ」
まあ、この先は、あーくんから話を聞きましてね。
あーくん、腕を骨折したものの、もうほとんど治って、リハビリも順調だと思ってました。
でも、あーくんは元々、野球をやってたみたいですしね。
腕が治ってきても、ボールを投げる時の感覚が前と違うらしく、もしかしたら、これは治らないんじゃないかと不安なようです。
そんな、あーくんをみーちゃんは励まそうとしたそうですが、お互いに譲らないまま、言い争いになったようです。
「大丈夫!必ず治るよ!」
そこで、ガミさんが根拠のないことを言いましたが、当然、あーくんは納得してないようでしてね。
てか、あーくんとは関わることが少なかったし、そんなことを悩んでるなんて、知らなかったですよ。
てことで、どう言おうか考えたんですけど。
「別に・・・」
バネは軽く考えた様子を見せた後、話し始めました。
「自分の置かれた立場を理解して、それに乗っかれば良いんじゃねえの?」
そういえば、俺もバネからそう言われましたね。
「別にプロ野球選手でも、途中で投げ方を変える奴はいるし、決め球を直球から変化球に変える奴だっているだろ?前と感覚が違うからって、悪いことばかりなのか?」
「・・・そういえば、コントロールが前よりも良くなったかも」
「それに、どうしても出来ねえって言うなら、その時はサッカーでもやれば良い。つまんねえことを気にして、くよくよしてんのはダメだろ」
・・・まあ、あーくんに向けられた言葉なんですけど、俺も思うところがありますし、考えますかね。
そんなこんなで、みーちゃんとあーくんは行っちゃったんですけど。
「おまえら、どうやって俺がここにいるって知ったんだよ?」
バネからそんなことを聞かれました。
まあ、ケイさんから聞いたってのが答えなんですけどね。
そこで、俺は何でケイさんが知ってたのかっていう疑問がわきました。
「良かった、逃げてないようだね」
そこで、この前、コンビニ強盗があった際に見た、イヤミと呼ばれてる刑事が来ました。
「何のようだ?」
まあ、当然、バネは拒否するような態度を取りましてね。
「昨夜はまた君の仲間がやってくれたようだね」
「え?」
「君、リーダーなんだから、何か知ってるんじゃないかい?」
てか、相変わらず、えらそうというか、ムカつく態度なんですけど・・・。
「昨夜また、コンビニ強盗があったよ」
「え?」
「どうせ、君達が関わってるんだろうね」
てか、このイヤミって人、あまり好きじゃないんで、反論しようかと思ったんですけど。
「そんなことないよ!」
先にガミさんが反論しました。
「バネ、不良だけど、優しい不良だから、そんなことしないよ!」
まあ、俺が言いたいことと、似たようなことを言ってくれましたね。
でも、イヤミは全く態度を変えない様子でして。
「平日に働きもしないで・・・君達も同類なんだね」
何か、うちらまでバカにされました。
てことで、ちょっとカチンと来ましてね。
「彼女は大学に通ってて、早い段階で進級を決めてる優等生です。場合によっては、あんたよりえらくなるかもしれないですよ?」
そんなことを言ってみました。
まあ、それでも、向こうは相変わらずの態度でしたけど。
というわけで、このままケンカになりそうな勢いだったんですけど。
「ここは俺に任せて下さい」
そこで、ケイさんが来まして、イヤミはどっかに行ってくれました。
「ケイさん、あいつ何なんですか?」
まあ、普通にムカッときてたんで、聞いちゃったんですよ。
「キャリアって知ってるか?」
「え・・・あ、ドラマとかで見ました」
某ドラマのことですけど(現場で起きてるんだ!
「あいつはそれで、えらそうにしてるんだ。俺も正直なところ、あまり好きじゃない。とはいえ、上司だから従わないといけないんだ」
てか、ケイさん、そんなこと言って良いの?なんて思ったんですけどね。
「あんたが、ヨッシーの知り合いの刑事か?」
「ああ、そうだ。おまえがバネか?」
「そうだ」
そこで、ケイさんは軽く、ため息をつきましてね。
「おまえ達の家の、近くのコンビニで強盗があったんだ」
「そうなんですか?」
普通に近くなのに知らなかったんでビックリです。
「強盗があったのは深夜で、前回と似た犯行だって聞いた」
とそこで、ケイさんは何かを思い出した様子を見せましてね。
「こんなことを話したら、また首を突っ込むか・・・」
なんて言いまして、その先は話してくれませんでした・・・。
「俺達、疑われてるのか?」
そこで、バネはそんなことを聞いたんです。
そしたら、ケイさんは笑いましてね。
「さっきいた奴はともかく、俺は違うと思ってる。まあ、警察全体がおまえ達を警戒してるから、あまり騒ぎを起こしたりするな」
それだけ言うと、ケイさんは何か考えてるような様子を見せました。
「とりあえず、さっきの奴には、何もないようだって報告する。信じないと思うが、しょうがないだろう」
最後にそう言って、ケイさんは行っちゃいました。
「良い人みたいだな」
バネはケイさんに対して、そんなことをつぶやきましてね。
「まあね」
俺もそんな風に返しました。
てか、イヤミみたいな刑事もいるってわかった今、ケイさんって、かなり良い刑事な気がします。
そんなこんなで病院を後にしましてね。
予想通りというか、今日もミサは実家に帰らず、ガミさん宅に泊まるようです。
まあ、それよりも面倒ごとがありまして。
「僕らで、コンビニ強盗を捕まえようよ!」
といった提案をガミさんがしてきました・・・。
「何で?」
「だって、バネ達が疑われてるんだし・・・」
「それは、あのイヤミって刑事だけでしょ?」
まあ、さすがにこれは・・・なんて一瞬思ったんですけどね。
ケイさんは詳しく話してくれませんでしたが、バネ達が疑われてるって事実は確かにあるようでした。
てか、さらに思い返してみると、何か隠してる様子でしたし、本当はイヤミって刑事だけでなく、他にも疑ってる人がいるかもですよ。
といったことを考えましてね。
「明日、コンビニに行って、聞いてみようか?」
ちゃっかり、店長とかと仲が良いですし、話が聞けるかもですからね。
「私も協力します!」
ミサも協力してくれるみたいですし。
てことで、ケイさんの忠告を完全に無視して、首を突っ込むことにした1日でした(マテ
いや、親友の疑いは晴らしてやらないとですからね!