変わらないこと
2010/02/25(木)
思えば、俺とバネって、会うのは10年ぶりなんだよな~と改めて思ったヨッシーですよ。
まあ、何でそんなことを言うのかって話ですけどね。
今日もガミさんと一緒にバネの家へ行ったんですが、やっぱりいませんでしたという、いつものパターンになりました。
てか、ホント、ガミさんとバネって、縁がないのかな・・・?
そんなわけで、ガミさんはまた落ち込んでたんですけど。
「2人とも、何やってるんだ?」
そこで、ケイさんが来たんですよ。
てか、ケイさんと会う度、サボりじゃね?なんて感じるのが定番になってますけどね。
今日はそういうわけじゃなく、普通に仕事中のようでして。
「この家の住人には会ったか?」
そんな質問をされたんです。
まあ、うちら2人、答えはイエスなんですけどね。
そもそも、何でこんな質問をされたのかって疑問を持ったんです。
てことで、少し答えに迷っていたら、
「はい、会いましたよ!バネは中学時代、ヨッシーと親友で・・・」
代わりにガミさんが答えちゃいました。
いや~、俺の代わりに答えてくれるなんて、とてもとても嬉しく思いますよ(怒ってる?
まあ、こうなったら、しょうがないです。
「バネ、何かやったんですか?」
ケイさんは、バネに何か事情を聞きに来た気配です。
まあ、不良達が集まってるとか、それで事件が起こってるとか、そんな話があるわけだし、その関連だと予想出来ますけどね。
とりあえず、俺の質問にケイさんは答えるべきかどうか、迷ってるようでした。
セキさんの話では、うちらが色んなことに首を突っ込んでるってのを、ケイさんは心配してるようですしね。
ここで詳細を話すことで、うちらが首を突っ込むことになるんじゃないかと思ってるのかもです。
でも、結局ケイさんは話してくれましたよ。
「バネと名乗る人物が不良達を集めて、何かを起こそうとしてるって見解なんだ」
「え?」
「今、不良達による、軽犯罪のようなものが頻繁に起こってる。それで警察としては重大な問題として、扱っていく方針にもなってる」
まあ、ケイさんの話に、普通に驚いちゃったんですけどね。
警察の方で調査をしたところ、不良達は1人の人物によって集められてるようです。
そんで、その1人の人物っていうのが、バネと名乗ってると。
今でも軽犯罪なんかは起こってるようですが、中心人物となっているバネが不良達を集めてるのは、もっと大きな事件を起こすためではないかと、警察の方では考えてるようです。
そんなわけで、ケイさんはバネから事情を聞こうと、ここまで来たみたいですね。
まあ、事情はわかったんで、色々と言ってみます。
「バネって、あだ名ですし、同じあだ名を名乗ってるだけで、ここにいるバネとは違うと思います」
「いや、名前だけで判断して、ここに来たわけじゃない」
「それに、バネは・・・普通に良い奴です」
俺の言葉に、ケイさんは困った様子を見せたんですけどね。
とはいえ、中学時代のバネを思い出しつつ、さらに言ってみます。
「そもそも、バネは仲間を集めたりしないで、1人で行動するような奴です」
俗に言う、一匹狼って感じですかね。
その分、バネには敵が多かった気がします。
俺は覚えてませんが、アッキーが言ってた、不良10人を返り討ちにしたって話も、敵が多いからこその話だと思いますし。
ただ、俺の話に、ケイさんは納得してないようでしてね。
「中学時代の親友と言っていたが、ずっと連絡を取り合ったり、会ったりはしてたのか?」
「いえ、10年ぶりって感じですけど・・・」
「だったら、当時とは変わってることもあるはずだ」
てか、ケイさんはとりあえず、うちらの心配をしてるようです。
だからこそ、こうして注意してくれてるんですしね。
とはいえ、この前、俺が不良に絡まれた時、助けてくれたわけだし、俺は今でもバネが良い奴だと思ってるんですよ。
だからこそ、こう言います。
「俺がバネから話を聞きます」
「だから、首を突っ込むなと言ってるだろ」
「確かに、10年も経ってますけど、変わらないことだってあるはずです。自分にとっては、今のバネも良い奴です」
そう言ったら、ケイさんはため息をつきましてね。
その先は、俺の考えを否定したりはしませんでした。
まあ、バネもいないしってことで、ケイさんは行っちゃったんですけどね。
「ヨッシー、僕も協力するよ!」
ガミさんがそんな風に言ってくれました。
「ありがと」
「でも、その前に仲良くならないとね!」
「そこからかよ!?」
そんなバカなやり取りもしつつ、今回は昔の親友の問題ですからね。
ケイさんには悪い気もしますが、首を突っ込んでみようと思った1日でした。