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さあ、走ろう!

2009/05/02(土)


学生時代、1500メートルのタイムが9分だったヨッシーですよ。

ええ、メチャクチャ遅いのはわかってますよ・・・。


昨日は手術の後、話せなかったしってことで、今日、みーちゃんに会いにいくと、まずは手術の成功おめでと~!という流れに。

「リハビリ、大変だと思うけど、頑張ってね」

俺はありきたりなことを言い、ガミさんは、

「本当に良かったー」

また号泣(ぇ


うん、人のために泣けるのはいいことだと思うけど、やっぱり変だよ。

まあ、今日はガミさんもすぐ泣き止み、いつも通りくだらない話をしたり何だり。

手術が上手くいったからって、すぐ歩けるようになるわけじゃないから、正直、今までと変わらないやんって感じですね。


その時、みーちゃんが少しだけ悲しそうな顔に。

「ヨッシー、ガミさん?」

「ん?」

「もう、私は大丈夫だよ」

少しの間、みーちゃんの言いたいことがわかりませんでした。


「2人だって、やることあると思うし、私にばっか構ってもらっちゃ悪いし・・・」

いや、俺もガミさんも、暇人なんですけど・・・。

「私、1人でもリハビリ頑張るから」

どうやら、俺達の時間を犠牲にしてるんじゃないか?とか、みーちゃんは考えたようですね。

手術も無事終わったし、これを機になんて思ってるのかもしれません。

とはいえ、やることは特にないし、これからもお見舞いに行くよって感じに言おうとしましたが・・・


「わかった。みーちゃんを信じるよ!」

ガミさん、やっぱりおかしいってー!!

あんたも普通に暇人じゃん!

何、自分は忙しい中、みーちゃんのために頑張ってきたけど、君は十分強くなったから、もう僕がいなくても大丈夫だね的な流れになってんだよ!?(長いツッコミですね

でも、ここで俺だけ、これからも行くよ~なんて言えないから、しょうがなく合わせることに。


「ごめんね。でも、2人と一緒にいると、歩いたり走ったり出来なくても楽しくて、甘えちゃいそうだから・・・」

みーちゃんは強い目を見せてくれました。

「私、走るのが大好きだから、頑張る!」


みーちゃんの言葉は、とても強い言葉だったと思います。

うちらがあげた小さな勇気。

みーちゃんは少しの時間で大きな勇気にまで成長させているようです。


・・・うん、やっぱり勇気とは違う気がするけど、気にしません(ぉぃ


「走れるようになったら、競争だからね!ヨッシーだけじゃなくて、ガミさんも走ろうよ!」

「うん、負けないからね!」

あんたは、マジで体力鍛えた方がいいよと思った瞬間です。

まあ、ここは、

「俺も負けねえから!」

と言っときましょう。


「あと・・・」

そこで、みーちゃんは少しだけ気を使うような表情に。

「私のこと、友達にしてくれると、嬉しいんだけど・・・」

この時、俺は返事に困ってしまいました。

10歳以上も年が離れた友達なんて、想像出来なかったんで・・・。

だから、この時ばかりはガミさんがいてくれて助かりました。


「僕ら、もう友達だよ!」

そういや、ガミさんは最初から、みーちゃんのことを友達って言ってたもんね。

てことで、俺も乗ってみましたよ。

「うん、友達だよ」

俺とガミさんは友達じゃないけどね。

俺は意地でも認めない。


とりあえず、うちらの言葉に、みーちゃんはとても喜んでました。

そんで、会うことは当分ないだろうけど、連絡先だけ教えることに。

てことで、俺の携帯の番号とアドレスを教えておきました。


・・・何でガミさんのじゃないんだよ!?


と思ったら、ガミさんは携帯持ってないそうです。

今時というか、一人暮らしで携帯ないって致命的じゃね?

何でこの人は、世の中のありえないを集結させちゃうんですかね?


その後、少しだけ話して、みーちゃんと別れました。

明日からはお見舞いというか、みーちゃんと遊ぶことは、なしというわけですね。

てか、何して過ごそう・・・?

正直、ニートな自分としては、いい暇つぶしだったんですよね。

まあ、また退屈な毎日を送ればいいよね。

ガミさんがいる限り、まだ何かありそうなフラグを感じますが、あえて言ってみました。


さて、病院を出ると、ガミさんが何故か笑顔に。

「ヨッシー?」

「ん?」

「走ろうよ!」


・・・唐突すぎるだろ~!

と思ったけど、ここでも乗ることにしましたよ。


冒頭で書いた通り、自分はメチャクチャ足が遅いです。

ただ、正直言うと、疲れるのが嫌で学生時代、持久走ではわざとペースを落としてたんです。

だから、今まで本気で走ったことなんて、ガミさんと競争した時ぐらいでして・・・。


というわけで、俺は何だか走りたい気分だったんですよ。

今まで、真剣に走ったことがないなんて、もったいない気がしましてね。

だって、俺は走れるわけだし。

多分、ガミさんも俺と似たような気持ちなのかもしれません。


てことで、ヨーイ、ドン!

タッタッタ・・・


「ヨッシー、待ってよ」

・・・ぇ、ペース合わせないといけないの?

結局、俺は走ることなく、早足で帰った1日でした・・・。

今回で、みーちゃんとの日々を描いた『小さな勇気』は終わりです。

しかしながら、ガミさんとの非凡な日々はまだまだ始まったばかり。

これからも、ヨッシーが過ごす日々を末永くお楽しみ頂ければと思います。

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