表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
326/390

昔話をしましょう

2010/02/19(金)


昔の友人と関わりを持てるってのが、案外嬉しいヨッシーですよ。

てことで、中学時代、親友と呼べるぐらい仲の良かったバネが、俺と同じアパートに引っ越してきてたってのが、昨日判明したわけですけどね。

早速、遊びに行ってみます。


「ヨッシー?」

まあ、丁度ガミさんが来たんで、一緒に行くことにしたんですよ。

ただ、ガミさんは緊張した様子でしてね。

相変わらず、バネのことを怖いって感じに思ってるようです。

てか、それなら無理して行かなくて良い気がしますけど。


そんなわけで、バネのとこへ行ったんですよ。

今日は平日だし、いないかなと不安だったんですけどね。

バネは普通にいました。


「おまえ、仕事とかねえの?」

むしろ、バネからしたら、俺が何もせず、ここにいるってのが不思議みたいです。

まあ、追々話しましょう。


そんなわけで、中へ入れてもらいましてね。

バネの部屋、引っ越してきたばかりって割りには、結構ものがありました。

てか、パソコンもあったりするし、比較的、俺の部屋なんかと似た感じです。


「今日は仕事、休みなのか?」

そこでまた、バネからそんなことを言われましてね。

どうやら、俺が仕事をしてるって思ってるみたいです。

まあ、隠すことでもないし、ちゃんと言いますか。


「俺、特に仕事とかしないで、ニートしてるからさ」

「え!?」

バネは予想外だったらしく、メチャクチャ驚いてました。

「何でだよ!?」

「まあ、今は就職活動しようとしてるよ」

しようとしてるだけで、まだしてないも同然ですけどね。


「だって、おまえ、成績良かったし、教師になるとか言ってたじゃねえかよ」

そういえば、バネが中学3年の途中で転校しちゃいまして、それ以来うちらは会ってませんでした。

そんで、そのまま10年ぶりぐらいですからね。

お互いに中学時代の印象がそのまま残ってる形です。


「おまえなら、何でも出来ると思ったのにな」

「それは過大評価だっての」

中学の時、俺は結構成績良かったですしね。

バネと別れた後、高校受験を軽く失敗して、高校時代は軽く荒れてってなことがあったわけですが、それを知らないバネからしてみれば、今の何もしてない俺ってのは、ありえないって印象なのかもしれません。


「バネさん、好きな食べ物は何ですか?」

って、ガミさんが随分と違った方向に話を変えましたよ!?

ついでに敬語だし。

てか、話題がないからって、合コンなんかで定番っぽい質問をしてますね。

とはいえ、俺としては話題を変えてくれて、軽く助かりましたけど。

ガミさん、ある意味、空気読んでるよ。


てことで、食べ物の話題になりましてね。

まあ、ガミさんは料理上手だし、バネの好物をご馳走するとか、その辺の方向で仲良くなろうとしてるようです。

ただ、俺の記憶だとバネの好物って・・・。


「コンビニなんかで売ってる、惣菜パンが好きだな」

確か、中学の時も、そんなことを言ってた気がします。

「大きなコロッケパンっていうのが好きだったんだ。最近は売ってるとこを見ねえけどな」

てか、俺が思うに、惣菜パンってのはガミさんの守備範囲外な気がします。

そもそも、食べたことすら、なさそうですしね。


「そうなんですか・・・」

って、ガミさんが明らかに落ち込んでるし!?

まあ、仲良くなるきっかけが1つなくなったわけだし、しょうがないですかね。


とそこで、ヒロから電話がありました。

てことで、早速出てみたんですよ。

「今、ガミ君の家にいるんだけど、ガミ君がいないみたいで・・・」

「今、俺の隣にいるよ・・・」


てか、ガミさん、彼女が出来たわけだし、携帯電話がないとさすがにきつくね?

そんなことを思いつつ、軽く話しましてね。

「今日も練習?」

「うん、出来ればお願いしたいんだけど・・・」

「ごめん、今、中学時代の友達に会ってて・・・」


まあ、そんな話をしたら、しょうがないってことになりました。

でも、とりあえずガミさんを行かせますか。

「ここにヒロを連れてきても良いかな?」

「いや、デートしてこいよ」

付き合い始めなわけだし、なるべく2人でいた方が良いと思ったんです。

てことで、普通に行かせましてね。


「ガミさんって言うのか?」

「ああ、俺が勝手にそうつけたんだけど、今は自ら名乗ってるね」

「何か、変わったやつだよな」

うん、出会ったばかりのバネにも変わったやつって印象を与える、ガミさんってすげ~。

そんなわけで、ガミさんがいなくなり、バネと2人になったんですけどね。


「ヨッシー、何で仕事しねえんだよ?」

また、こっちの話題にされたし・・・。

「バネは今、仕事とかしてるの?」

てことで、かわすついでに、軽く返してみました。


まあ、見た感じ、何もやってなさそうなんですけどね。

と思ったら・・・

「俺は株をやってる」

「え?」

てことで、一応は何かしらやってるようです。

てか、俺はよく知らないんですけどデイトレードとか言うそうですよ。


「中学の時、社会の授業で株のゲームやっただろ?」

「ああ、そういえばあったね」

当時、社会の先生は教科書の内容をやるだけでなく、うちらが大人になった時のためって感じの内容もやってくれたんですよ。

バネの言う、株をシミュレーションしたゲームの他に、グループで財政回復を考えるなんてこともやりましたしね。


「その時、株に興味を持って・・・」

そういえば、授業中、寝てばかりのバネが、その時だけは人一倍頑張ってました。

それで今、バネは株をやってるわけで、そう考えると結構すごいです。

バネにとっては、将来のためになる授業だったってわけですもんね。


「てか、株って稼げるの?」

まあ、素朴な疑問を持ったんで、聞いたんですよ。

「別に月に数十万程度だよ」

そしたら、そんな答えが返ってきましたね。

・・・って、普通にすごくね!?


「マジで?」

「その時によって違うけどな。マイナスになることはねえよ」

てか、話を聞いててわかったんですが、流れって言うんですかね?

何か、バネは人の考えの傾向とか、そういうのを読むのが得意みたいです。

だから、株の動きなんかも読めるのかもしれません。


「一応、自分の稼ぎをグラフにしてるんだ」

バネはそう言うと、パソコンのディスプレイを見せてくれましてね。

それは、折れ線グラフになってたんですが、確かに日によって稼ぎはバラバラなものの、基本的に利益を出してるみたいです。


ただ、俺はグラフを見た時、別のことを思いました。

「何か、どっかで見たことある気がするんだけど?」

いわゆる、デジャヴってやつです。

「こういうグラフを見て、何か感じるものがあんなら、ヨッシーも才能あるよ」

「え?」


てか、バネの話では、株価の上下をグラフで見た時、次にどんな動きをするかってのが、イメージ出来るそうです。

その感覚が、以前、似たようなものを見た気がするってのに近いとか。

「ゲームだって、以前やったことがあれば、先を読んで攻略出来るだろ?俺が株をやる時はそんな感覚だよ」

今、自分が持ってる感覚と近いものをバネも持ってるってことですかね?

何か、こういう感覚の話って確かめようがないから、難しいです。


「ヨッシーも始めるなら、俺が教えようか?」

そこで、バネからそんな提案があり、普通に良い話だと思ったんですけどね。

個人的に、こういうのはお金稼ぎってイメージが強いんですよ。

今は出来れば、仕事にやりがいを持ちたいって思ってますし。

てことで、結局断っちゃいました。


てか、久しぶりの再会なんで、話題が尽きないですね。

「そういえば、アッキーとは今も付き合ってるのか?」

「いや、さすがにそれはないよ」

と言いつつ、丁度良いですね。


「でも、最近、再会して連絡は取り合ってるんだよ。何なら呼んでみる?」

「ホントか!?」

てか、バネとアッキーは幼なじみのような感じだった記憶があるし、一緒にいればさらに話題が出てくるでしょう。


てことで、アッキーに電話しました。

とりあえず、まずはこれまでの経緯を話したら驚いてましたよ。

そんで、早速、明日空いてるって話になりましてね。

それなら、明日集合しよう!ってことになり、次は場所決めをしようと思ったんです。


「だったら、俺の家で宅飲みしねえか?」

そしたら、バネから提案がありましてね。

てか、バネって酒好きなのか、色々な酒が置いてあります。

それなら、わざわざ飲み屋に行く必要もないだろうしってことで、バネの提案を受けることにしますか。


てことで、明日はバネの家で酒を飲みながら、さらに昔話をすることにした1日でした。


そういえば、ガミさんとヒロ、今日は喫茶店デートだったそうですよ・・・って、またかよ!?

どっか、遊びに行ったりすれば良いのに・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ