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仕事探さないとね

2010/02/17(水)


何か仕事を探そうと思ってから、1ヵ月以上が過ぎてるヨッシーですよ。

てか、1月開始の、3月一杯までって目標を立ててたんですが、早くも半分が過ぎちゃってますね。

てことで、そろそろ本腰を入れるべきかと思ってたんです。


ちなみに、今日はガミさんがヒロとデートらしく、いないんですよ。

まあ、1人だし丁度良いってことで、俺はネットで就職関係のことを調べてみましてね。

ただ、こういう文字だけの情報って、何の参考にもならない気がするんですよ。

実際、職場がどんな感じかってのは、入ってみないとわからないですし。

そんなことを考えてたら、どうすれば良いか、わからなくなってきましてね。


そんな迷走をしていたところ、誰かが来たんですよ。

ノックの音で、ガミさんやミサじゃないなと思いつつ、とりあえず出ますか。

まあ、何かの勧誘かもしれませんけどね。


てことで、ドアを開けました。

「良かった、いたんだな」

そこには、父さんがいました。

・・・って、えぇ!?


「どうしたの?」

「うちと契約したいという企業がいて、その社長と会ってたんだ。それでこっちまで来たから、せっかくだからと寄ってみた」

てか、前もって言ってほしかったですね・・・。

てことで、軽く焦りつつ、とりあえず中に入ってもらいました。


「就職活動などは、やってるのか?」

うん、予想通りと言いますかね。

早速、嫌な質問がきましたよ。

「うん、ネットで探したりしてるけど、なかなか難しいかな・・・」

まあ、当たり障りのない返事をしましたけどね。


「俺の会社に入る気はないのか?」

「うん、それはちょっと・・・ごめんなさい」

前も書きましたが、社長の息子ってことで、気を使われるのは嫌なんですよ。

自分の成長にも繋がらない気がしますしね。


「だったら、どこか紹介するぞ?」

「え?」

まあ、父さんの話では協力会社って言うんですかね?

何か会社間で仕事をもらったり、あげたりってあるそうです。

今日、父さんが会ったのも、そういった用件だったみたいですし。


てか、簡単に言えば仕事を紹介してくれるって話です。

なので、普通にありがたいと言えばありがたいんですけどね。

何か、父さんのコネを使うような感覚だし、そうして入った場合でも気を使われたりする気がします。


「ごめん、嬉しいんだけど、もう少しだけ考えさせて」

てことで、結局、現状は断ることにしました。

「そうか、わかった」

父さんは少しだけ残念そうでしたが、わかってくれましたよ。


そんなわけで、その後、夕方ぐらいまで話した後、父さんが帰るってことになりましてね。

近くまで見送りに行くことにしました。

てことで、外に出たところ、丁度、ガミさんとヒロがいたんです。


「あ、こんばんは!」

ガミさんなんかは、この前、俺の両親に説教みたいなことをしたわけですからね。

ちょっと緊張してる感じでした。

「いつも、お世話になって、ありがとう」

ただ、父さんは笑顔でそう言ってくれました。

そしたら、ガミさんも安心した様子でしたよ。


そんなわけで、父さんと近くまで歩きましてね。

「ここまでで良い」

そう言われ、別れることにしました。

でも、そこで父さんは何かを思い出したみたいでして。


「母さんとは上手くやってる」

「え?」

「2人で過ごしてみて、お互いに相手のことを改めて理解出来るようになってるよ」

父さんがそんな報告をするなんて思ってもいなかったんで、俺は嬉しくなっちゃいましたよ。


「そのうち、遊びに来い」

「うん、わかった」

去年の年末、ちょっと無理をして両親に色々と言いました。

その時は、これで変わるかどうかって不安でしたが、全部、無駄じゃなかったんですね。


そんなことも思いつつ、父さんと別れて、俺は家に戻りました。

「ヨッシー、夕食、みんなで食べない?」

そしたら、ガミさんから誘われましてね。

ヒロと2人きりの方が良いんじゃね?と思いつつ、断れなかったんで、夕食をご馳走してもらうことになりました。


まあ、何で父さんが来たのかって聞かれたんで、まずはそれの説明を簡単にしましてね。

その後はガミさんとヒロの話になりました。

「今日は隣の駅の喫茶店に行ったんだよ」

「ガミ君と色々なことを話せて、楽しかったよ」


・・・あれ、前も喫茶店に行ったとか言ってませんでしたっけ?

そもそも、喫茶店なんて話をするのが目的なわけだし、隣の駅とか場所を変える必要、ない気がするし。


てか、この2人、典型的なバカップルかなと思った1日でした。

まあ、仲良くやってるみたいだし、良いですかね。

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