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アタックしましょ

2010/02/12(金)


バレンタインまで、あと2日ってことで、動き出すヨッシーですよ。

てか、俺って時々キューピッドやってますね。


てことで、とりあえずヒロに電話したんです。

そんで、まずはガミさんの話をしましてね。

「ガミさん、パソコンならメール出来るし、アドレス教えようか?」

「え?」

「そんで、時々遊びに誘ったり・・・」


とりあえず、全く連絡をしてないっていう、今の状態を変えようって思ったんですよ。

「そんなことしたら、ガミ君に迷惑だよ・・・」

でも、無理でした・・・(ぇ


・・・うん、ヒロからガミさんにアタックさせるのは難しいかもしれないです。

てか、まだ序盤なのに上手くいってないし。

ゲームだったらリセットしたいとこですよ。

まあ、こういう性格的なことはどうしようもないと思いつつ、このまま本題に入ります。


「明後日、バレンタインじゃん?ガミさんにチョコをあげたりするの?」

「あ、そういえばそうだね・・・」

ヒロはバレンタインの存在を軽く忘れてたみたいですね。

というわけで、手作りチョコなんかをあげつつ、気持ちを伝えなよ~なんて提案したんですよ。


「そんなことしたら、ガミ君に迷惑だよ。それにあたし、料理下手だし・・・」

てか、ガミさんからしてみれば、確実に迷惑じゃないんですけどね。

ガミさんの気持ちを知らないヒロからしてみれば、そう簡単には俺の提案を受けられないんでしょう。

とはいえ、実際は両思いなわけだし、上手くいってほしいですよね。


「てか、料理、ある程度下手でも気持ちがこもってれば・・・」

そこで、ちょっと嫌な予感がしちゃいました。

「包丁を振り回したり、粉塵爆発を起こそうとしたりするぐらい下手だったりする?」

「そこまでひどくないよ」

「だったら、大丈夫だよ!」

某人のせいで、料理の下手って基準がメチャクチャ低くなってますが、気にしないで下さい。


そんなわけで、しばらく説得してみましてね。

てか、ヒロの説得が得意なガミさんに頼めないのが地味に面倒ですよ。

そもそも、ガミさんからアタックさせる方が楽な気もしてきましたね。

とはいえ、せっかくのバレンタインだし、やっぱりここはヒロに頑張ってもらいたいです。


「わかったよ。何か作ってみる・・・」

まあ、長時間説得して、何とかそんな話に出来ましたよ。

てことで、とりあえずは進展したんじゃないですかね。

何だかんだで良い感じです。


そんなわけで、チョコをどう渡してもらうかってのは、また後で考えれば良いですし、電話を切ろうとしたんです。

「あ、ヨシ君?」

ただ、ヒロが何か言いたいみたいで、切るのを待ったんです。


「何?」

「ミサちゃん、ヨシ君にチョコあげるよね?」

「え?」

「あたし、どんなのを作れば良いかわからないから、ミサちゃんにアドバイスもらいたいんだけど・・・」


まあ、普通に話が噛み合ってなかったんですけどね。

「何で、ミサが俺にチョコを渡すわけ?」

「え、ヨシ君とミサちゃん、付き合ってるんでしょ?」

「はい?」

ヒロは、そんな勘違いをしてたようです。


「俺とミサ、付き合ってないよ」

「両思いなのに付き合ってないの?」

「いや、俺はともかく、ミサは他に好きな人とかいるでしょ・・・」

てか、ヒロは少ししかミサと接してないのに、なぜにこんな確信を持ってるんでしょうかね・・・?


とはいえ、ヒロに1番伝えるべきことを伝えます。

「料理のことでミサに相談しない方が良いよ」

下手すると、命を落としますからね(いや、マジで


とそこで、俺は少しだけミサのことを考えましてね。

まあ、そもそも論で手作りチョコなんて作れないと思いますが、ミサからチョコをもらえたらな~なんてことを思っちゃいました。

ミサの気持ちどころか、自分の気持ちもよくわかってない状態ですが、そういうのは、やっぱり良いな~って思いますし。

てか、ホント、客観的に見れば、完全にミサが好きってことじゃん!って言いたくなるんですけどね・・・。


てことで、俺、自分のことでも頑張れよって思った1日でした。

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