リハーサルです
2010/02/05(金)
はい、いよいよリハーサルってことで、テンションが上がってきたヨッシーですよ。
ついでに本番2日前でもありますからね。
とりあえず、リハーサルは夜からなんですけど、昼過ぎぐらいから、みんな稽古場に集合しました。
そんで、最終確認って感じに通してやったりしてました。
てか、裏方の人も照明とか、音響とか、色々と合わせてましてね。
一応、ちょっとやっただけで、それなりに合わせられそうでしたよ。
そんなことをしてたら、あっという間に時間が過ぎましてね。
頃合いの時間で、レミさんとこへ行きました。
そんで、到着すると、今度は舞台上で細かい最終確認を始めました。
てか、リハーサルって練習の一部だと思うんですが、みんな真剣そのものです。
まあ、見てもらうからには、良いものを見せたいって気持ちがあるんでしょうね。
そんなわけで、時間になりました。
子供達も集まってきましてね。
「ヨッシー、何もしないの?」
そこで、ルリからそんなことを言われました。
考えてみれば、俺とガミさんは基本的に舞台をやってる間、やることがないですね。
まあ、それならってことで、子供達と一緒に見ることにしますよ。
そして、カーテンで外の光を遮り、真っ暗にしましてね。
少しした後、セキさんに照明があたりました。
まあ、まずは挨拶ってやつでしょう。
「きょ・・・今日は僕らのために、あ・・・ありがとうございます」
って、セキさんが軽く緊張してる様子だし。
でも、途中途中止まりながらも挨拶を続けましてね。
「どうか、最後まで、お楽しみ下さい」
何とか、挨拶を終えました。
そこで、照明が消されて、また暗くなりましてね。
次に照明がついた時には、ヒロが舞台にいました。
てか、ヒロを見て、すぐに感じたことがありましてね。
・・・ヒロ、メチャクチャ緊張してるみたいです。
あまりにも緊張して、最初の台詞を言えないみたいですし。
てことで、これはまずいかなと、中断しようとしたんですよ。
「ヒロじゃないよ!」
そこで、ガミさんがそんなことを言いました。
てか、俺やマサが緊張してた時にも、そう言ってましたね・・・。
でも、ガミさんの声を聞いて、ヒロは軽く笑いました。
そして、大きく深呼吸をしましてね。
「今、私がここにいること・・・これはきっと運命なのよ!」
そうして、ヒロはどうにか舞台を始めることが出来ました。
ただ、やっぱり緊張してるようですね。
役者を目指してるという役なんで、ヒロは時々、ミュージカルのような演技っぽい演技をしたりするんです。
まあ、冒頭部からいきなりそんな感じなんですけどね。
その時、普段はすごい迫力で演じるんですよ。
・・・それが、今日は少し弱い印象です。
ついでに他の人との会話シーンで見せる、気の強いとこなんかも弱いですし。
まあ、子供相手とはいえ、見てる人がいると緊張しますよね。
ただ、ヒロ以外はすごかったです。
練習の時よりも、さらに良くなってる感じでしたよ。
挨拶の時は緊張してる様子だったセキさんも、しっかり演技してましたし。
だからか、普段通りの演技が出来てないヒロが、もったいない感じでした。
台詞も間違っちゃったり、上手く言えなかったりしてましたしね。
何だか、周りの演技に圧倒されてるようでもありました。
そんなことを思いつつ、舞台を見てましてね。
てか、ガミさんはヒロのことを心配してるのか、メチャクチャ真剣な表情になってるし。
でも、普段のヒロを知ってる、俺なんかはこんな感想を持っちゃいますが、初見だと十分、楽しいと思いましたよ。
子供達は、よく笑ってましたし。
そして、無事に終わると、みんなから大きな拍手が送られました。
そのことからも、みんな楽しんでくれたんだなってことを感じましたよ。
てことで、とりあえず、リハーサルは大成功みたいですね。
とはいえ、本番に向けて、すぐに反省会というか、色々と感想を聞いたりしました。
まあ、子供の意見なんで、参考にならないものもあるんですけどね。
「最後にオチがあると良いと思ったよ」
レミさんから、そんな意見が出たんです。
確かに、最後は5人が共存していくような感じの、キレイな終わり方をしてるんです。
その分、スッキリし過ぎてる気はします。
てことで、何か良い案はないかな~とみんなで考えたんですよ。
「だったら、最後に6人目が来て、また話がこじれそうになるって感じで終わったら?」
そしたら、そんな提案をルリがしましてね。
それなら良いオチになるかもしれないです。
てことで、軽く賛成だったんですけどね。
「それで、その役はヨッシーがやれば良いじゃん」
「・・・はぁ?」
「台詞も一言だけだし、出来るでしょ?」
って、そういう裏があったのかよ!?
俺をからかいたいからという理由で、俺が舞台に出ることにならないか、考えていた様子のルリでしたが、本気だったんですね。
まあ、当然嫌だったんで、反対したんですよ。
ただ、俺って子供達から無駄に人気があるようで、子供達はみんな大賛成です。
あと、練習の時、代役をやってたわけで、出演者の皆さんも大賛成と。
「きっと、ヨッシーなら・・・!」
ガミさんは言わずもがなってことで、ここにいる反対派は俺だけと・・・。
「じゃあ、やってみるよ・・・」
もはや、こう言うしかないですね・・・。
てことで、本番まで残り2日しかないのに、俺も出ることになった1日でした。
ちなみに、緊張してる様子だったヒロが心配だったんですけどね。
「ヒロ、明日どこかに行こうよ!」
ガミさんがそんな風に誘ってました。
まあ、練習を見てる限り、ヒロは台詞を全部覚えてるみたいだし、これ以上、練習は必要ないと個人的に思ってます。
なので、気分転換ってことで、良いんじゃないかなと思いましたよ。
・・・てか、ガミさん、普通にヒロをデートに誘ってて、すごいんだぜ。