小さな勇気
2009/04/30(木)
1ヶ月間、毎日ブログを更新するなんて、その辺を火星人が歩いてるぐらい珍しいヨッシーですよ。
まあ、俺は2回ぐらい、火星人を見たことありますけどね(嘘だッ!!!
さて、勇気を与える作戦、ガミさんだけでやった時は見事失敗しました。
でも、手術を明日に控える、みーちゃんのため、もう失敗は許されない。
というわけで、ついに俺も参戦です(てか、遅いよ
病院に到着すると、今日も、みーちゃんを外に連れ出しました。
昨夜は柔軟もやったんで、特に筋肉痛もないし、状態は完璧です。
というわけで、早速本題に入りましょう。
「みーちゃん、今日もガミさんと競争するから、見ててくれない?」
「え・・・うん、いいよ?」
みーちゃんは少しだけ不思議そうな表情。
突然、こんなことを言われれば、そうなるよね。
そして、今日もガミさんが1周で、俺が3周走ることに。
てか、俺、足は普通に遅いですよ。
ガミさんが異様なまでに遅すぎるだけです。
とまあ、俺がメチャクチャ速いイメージを与えてたら嫌なんで、念のため言っときました。
「ヨーイ、ドン!」
みーちゃんの掛け声とともに、今日も爆走開始。
てか、今日はガミさんに手を抜いてもらってるんで、俺の圧勝でした。
昨日みたいに、息が上がって話せないって状態じゃ困るんでね。
「ヨッシー、おめでとう!」
笑顔のみーちゃん。
さて、作戦開始といきますか。
「・・・今度は、みーちゃんとも競争してみたいな」
俺の言葉に、みーちゃんは固まりました。
そんで、不機嫌な感じ・・・って、普通にミスった?
俺の予想では、
「うん、私も走りたいな~。でも~」
「大丈夫!手術、きっと上手くいくよ!(キラン」
「そうかな~?」
「ああ、だって僕らが君に勇気を与えるから!(キラン」
「うん、私、勇気出たよ~!」
で、万事解決のはずだったんですが・・・(それ、ありえないよ
うん、てか、白状するとガミさんが作戦を考えたんですよ。
で、俺は考えるのが面倒で、それに乗ったんですけど、案の定よくなかったね(そりゃそうじゃ
でも、後には引けないし、何とかするしかないというわけで・・・。
「みーちゃん、明日の手術、難しいのかもしれない。リハビリも大変かもしれない」
切羽詰った状況とはいえ、俺、こんな真面目な話が出来るんだなと、自分でもビックリ。
「でも、また歩いたり・・・走れるようになるよ!」
みーちゃんは顔を下に向けました。
やっぱり、無理か・・・。
そんな諦めモードの俺のために、ガミさんが・・・
「みーちゃん、手術が怖いんだってね」
・・・足を引っ張りにきました(ぇ
てか、前から思ってたけど、その切り出しおかしいって!
これなら、昨日みたいに話が出来ないほど、ばててた方がマシだったよ!
しかし、今日は違った展開が・・・。
「怖いよ!」
みーちゃんは目に涙を浮かべ、叫びました。
「だって・・・もう走ったり出来ないかもしれないんだよ!?」
この時、俺はみーちゃんの親が話してたことを思い出しました。
そして、みーちゃんは走ることが好きだったんだろうなと思いました。
同時に、走れないって今の状況がどれほど辛いのかなと・・・。
「・・・みーちゃんは、走るのが好きなのかな?」
せっかくシリアスな感じに考えてたのに、ガミさんがあっさり粉砕しましたよ。
てか、ガミさん、あんたは何で微妙に話がずれるんでしょうか?
と思ったら・・・
「・・・走るの大好きだよ」
結果オーライで、みーちゃんの心が動いてるフラグなんだぜ!
そこでまた、何かを言おうとするガミさん。
せっかくのいい流れを壊そうたって、そうはいかねえぜ!
・・・軽く、ガミさんが敵っぽくなってる気がしないでもないですが、気にせずいきましょう。
とはいえ、どうしよう?
早く何か言わないと、ガミさんがせっかくの成功フラグを折ってしまう・・・。
そんな焦りが、俺を暴走させました(ぇ
シンクロ率400%超えってやつです(ぇぇ
「手術を控えた、みーちゃんにエールを送らせてもらいます!」
体育会系の叫び、2回目ですね。
「手術、怖いと思いますし、リハビリだって大変だと思いますが、頑張って下さい!」
周りの人がジロジロと見てきて、超恥ずかしかったです。
でも、中途半端は嫌なんで、続けましょう。
「不安に思ってることも、たくさんあるかもしれませんが・・・勇気を持って下さい!以上!」
言ってから、勇気を持って下さいって部分がおかしいと思ったけど、もう遅かったです。
その時、ガミさんが深呼吸をしました。
「み・・・みーちゃん、ファイト」
・・・いや、あんたは黙っとけ。
でも、みーちゃんは笑顔を見せてくれました。
「私、頑張ってみようかな・・・」
まだ自信なさげだったけど、その表情はさっきまでとは違いました。
「私・・・足、速いんだからね。ヨッシーにだって負けないんだから!」
既にガミさんは眼中にないようです。
まあ、俺は大人ですからね。
「俺だって、負けねえからな!」
本気出しますよ(大人気ないって!
そこで、みーちゃんは気を使うような表情に。
「ヨッシーもガミさんも・・・ありがとう」
その後、みーちゃんはまた笑ったんですけど、その時の笑顔が活き活きとしていて、何か上手く言えないけど、よかったんですよ。
でもさ、だからといって、
「みーちゃん、勇気出た?」
なんて聞くガミさんのことは、正直どうかと思うんだ・・・。
しかし、そんな俺の考えとは裏腹に、
「うん、少しだけ・・・勇気持てたよ」
みーちゃんは相変わらず、笑顔でした。
でも、まあ、この辺で引いておくのが吉だよね~。
「その小さな勇気が、きっとみーちゃんの力になるよ!」
って、おい!
「あ・・・うん」
・・・さすがに軽く引いてるんだぜ!
あ、今日は普通にガミさんを止めましたよ。
また面倒なことになったら困りますからね。
てか、少しは引き際を勉強してもらいたいものです。
何はともあれ、みーちゃんに勇気を与えることが出来ましたよ~。
何もかも作戦通りでしたね(嘘だッ!!!
まあ、正直言うと、俺とガミさんがしたことって何の意味もないと思うんです。
手術を受けることはもう決まってるわけだし、今回のことがみーちゃんにとって、どれだけプラスになるでしょう?
・・・俺、ひねくれ者だから、こんな考えも持っちゃうんですけど、今日だけは捨てますか。
とりあえず、マジで嬉しい!
小さくても、みーちゃんが勇気を持ってくれたことが嬉しい!
何か、論点違うんじゃねえかって言われても、とにかく嬉しい!
とまあ、そうでも思わないとやってられない1日でした。
何だか、無駄に頑張った気がするよ・・・。