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舞台作り

2010/02/01(月)


もはや、就職活動もガミさんとのゲーム作りも後回しにすることにしたヨッシーですよ。

そんなわけで、今日からレミさんとこで舞台作りです。


まあ、セキさんから簡単な説明を受けたんですけど、部屋の一室を使って、軽く敷居を置いたりなんだりってことをする形です。

あくまでリハーサルってことなんで、メチャクチャ簡単なものでも良いとか。

てか、本来は光を遮断するものなんかも必要なんですが、夜にやるってことなら、それも必要なくなりますしね。

てことで、結構すぐ出来ちゃうかもって感じです。


「てか、ルリは受験勉強やれよ・・・」

学校が終わったのか、夕方ぐらいから、子供達に紛れて、ルリも手伝いに参加してたんで、注意したんですけどね。

「ガチャガチャやられると集中出来ないし、私が手伝った方が早く終わるでしょ?」

「高校行く気なら、もっと勉強頑張れよ」

「大丈夫、私って結構、頭良いから」

まあ、レミさんから言っても聞かなかったみたいだし、説得は諦めますか。

でも、子供達だって全員手伝ってるわけじゃなく、何人かは遊びに行ったりもしてるんだし、ルリも図書館へ行くなりすれば良いのにとは思いますが・・・。


「みんな、大変だよ!」

と、そこで男の子が来ましてね。

「今、外に怪しい人がいたの!俺が声をかけたら逃げたんだけど!」

「何だろうね・・・?」

男の子の話にレミさんは不安げな表情を見せましてね。


「一応、見てきましょうか?」

「だったら、俺も行くよ!俺がここを守るんだから!」

てことで、男の子と一緒に外へ行きました。

てか、この子、クリスマスの時に裏の世界で活躍したいなんて夢を語ってた子ですね。

あの時は気付かなかったけど、ここを守るなんて言ってる辺り、ダークヒーローを目指してるのかもしれないです。


そんなこんなで、近くを見に行ったんですけどね。

「さっきはこの辺にいたんだけど・・・」

「どんな人だったの?」

「金髪でサングラスをかけて、お兄ちゃんみたいにピアスもしてたよ」

それ、ただの不良やん!

まあ、念のため周りを確認しましたが、誰もいなかったんで、戻ることにしました。

これが変なフラグで、後々何か起こらなければ良いんですけど・・・。


「何か来たら、俺が何とかするよ!」

てか、この子、一見すると将来の夢は正義の味方って感じに見えます。

それなのに、裏の世界で活躍したいなんて言ってるんですよね。

「裏の世界で活躍って、具体的に何をしたいの?」

ちょっと気になったんで、聞いちゃいましたよ。


「エスってコードネームで、裏の世界の人なら誰でもその名を知ってて・・・」

ちなみに、エスってのは名前の頭文字らしいんですけどね。

とりあえず、話を聞く限り、スパイとかそういうのに憧れてる雰囲気でした。

コードネームとか考えてる辺り、映画か何かの影響を受けてるのかもしれません。

ただ、こんなことも言ってましてね。


「それで、お金を稼いだら、あしながおじさんみたいに、ここにお金を送るんだ~」

これを聞いて、何だか嬉しくなっちゃいました。

てか、やり方はちょっと間違ってる気がしますが、この子もここが好きなんでしょうね。

初めて来た時から思ってましたが、ここはやっぱり良い場所だと思います。


「てか、エスよりもエースのが良くない?」

「え?」

「エースって、基本的にトランプでは1番強いカードだし」

まあ、面白がって、適当にそんな話をしたんですけどね。

「それ、良いね!じゃあ、エースってコードネームを使うよ!」

って、あっさりとコードネームが変わっちゃったし!


そんなくだらないやり取りをしながら戻った後は、また舞台作りを進めましてね。

まだ完成とまでは行きませんが、キリの良いとこで止めました。

「じゃあ、俺は練習に付き合わないといけないんで・・・」

てことで、これから稽古場に行きます。


そんで、稽古場に到着すると、いない人の代役をやりました。

今日はセキさんとワタルがいなかったんで、2人の代役です。

まあ、代役といっても、いつも通り、台本を見ながら台詞を言うだけですけどね。

てか、俺、ホントに忙しい感じなんだぜ~。


とはいえ、俺自身、楽しんでやってるんで、良いってことにする1日でした。

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