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君にも仕事を紹介します

2010/01/23(土)


自分も真剣に仕事を探さないとな~って思ってるヨッシーですよ。

思ってるだけで、現状何もしてないのはあれですが・・・。

そろそろ、就職活動を始めてみましょうかね。


それはさておき、今日はヒロをセキさんに紹介することになってます。

まあ、俺はヒロの携帯の番号を知ってるんで、普通に連絡しましてね。

当然、セキさんと会う前に合流してた方が良いだろうと、待ち合わせ場所を決めました。

てことで、行きますか。

というわけで、ガミさんを迎えに行ったんですけどね。


「ヨッシー、行ってらっしゃい!」


・・・いや、来いよ!

何、和やかに見送りモードになってるわけ?

「僕が行っても良いのかな?」

「1人でも知り合いが近くにいた方がヒロも安心するだろうし、行こうよ」

「うん、わかった!」


うん、ガミさん、実際のところは行きたかったみたいですね。

てか、こうやってガミさんが人に気を使ってるの、結構珍しい気がします。

基本的に、とにかくついて来て、邪魔するってパターンじゃないですか?

それなのに、今回はこうやって行くのを迷ったりもしてるし、ヒロに対しての気持ち、結構本気なのかな~とか考えちゃいます。


そんなこともありつつ、ガミさんと2人で行きましてね。

「そういえば、ヒロとはどういった経緯で出会ったの?」

ちょっと気になったんで、ヒロとの出会いの話を聞いてみることにしました。

「うん、退院した後、散歩したくなって、してたんだけど・・・」

ガミさんは入院中、やっぱり病室の中にいるだけで暇だったみたいです。

なので、退院した後は外の景色を見ようと、散歩に行ったりしてるとか。


「その時、キレイな声が聞こえて・・・」

ガミさんは公園内を散歩していた時、演技の練習をしていたヒロに会ったそうです。

「力強くて、自信に溢れていて・・・ヨッシーは見たことあるかな?ヒロ、演技をしてる時、すごいんだよ?」

「ああ、ちゃんとは見てないかな・・・」

それから、ガミさんはその時の感想を色々言ってくれましてね。


ただ、ガミさんが興奮して話すんで、ほとんど内容はわからなかったです。

まあ、普段からガミさんの話は内容わからないですけど(ソレハマテ

でも、ガミさんはヒロのこと、ホントに好きなんだな~ってのが、それで何となく伝わりました。

それに、何だかんだでヒロの練習を見せてもらったりもしてるみたいで、とりあえず友達としては結構上手くいってんじゃね?とも思うし。


そんな話をしながら、待ち合わせ場所に到着しましてね。

ヒロと合流しました。

ただ、ヒロは緊張した様子ですね・・・。


「そんなに緊張しなくても良いんじゃない?」

「うん、わかってるんだけど、緊張しちゃうんだよね・・・」

まあ、ヒロにとっては自分の夢がかかってるわけだし、緊張するものですかね。

「大丈夫!ヒロ、演技上手だし、心配いらないよ!」

てか、ガミさんって俺に対しても過大評価だし、ヒロに対する評価も過大評価だったりして・・・。


「まあ、どうするかは話をしてから、ヒロとセキさんがお互いに決めれば良いことだし、気楽な感じで行こうよ」

他人事って思われそうですが、こういう時は緊張を解すのが1番かなと思い、こんなことを言ってみました。

「ヨッシー、他人事みたいに言わないでよ!」

って、ガミさんから注意されたし!


「ヒロ、僕らも一緒に行くし、大丈夫だよ!」

「うん、じゃあ、行くだけ行ってみるよ。行かないと、ヨシ君やセキさんに悪いもんね・・・」

・・・てか、ヒロの説得、ガミさんに任せちゃえば良いかな。

俺が変に言っても、上手くいかないどころか怒られたし・・・。


とまあ、少しだけトラブルはあったものの、セキさんと待ち合わせした場所へ向かいました。

「ヨッシー!」

うちらが到着した時、セキさんは既にいましてね。

「あ、セキさん、紹介します。知ってるかもしれないんですけど・・・」

「あ、君は!?」

てか、ヒロを見た瞬間、セキさんの反応が大げさ過ぎるほどすごかったし。


まあ、前にヒロを捜してもらった時、見つけてくれたのはセキさんでしたもんね。

ヒロのことを高く評価してるようなことも言ってたし、この反応は想定内かもです。

てことで、近くの喫茶店で話を始めましてね。


「この劇団は僕が団長を務めてるんだよ。まだ出来たばかりなんだけど・・・」

セキさんはまず、劇団の紹介なんかをしましてね。

「通常、舞台をやるというと数日に渡ってやるものなんだけど、今回は1日だけになるんだよ。ちょっとこれにも経緯があって・・・」

それから、今回の経緯を話してくれました。


簡単にまとめると、別の劇団が数日間に渡って舞台をやる予定だったところ、出演者の都合で1日だけ出来なくなってしまったと。

ただ、会場なんかは既に借りてしまっていたらしく、どうしようか考えた結果、セキさんに話を持ちかけることにしたそうです。

まあ、1日だけ空いてるから、何かやらない?ぐらいなノリで、仲間に話をされたって感じでしょうけどね。

急遽ということで、準備不足な部分はありつつも、良い機会だということでセキさんはこの話を受けたそうです。


「丁度、僕らも舞台をやろうと、台本は完成していて、揃った人だけで稽古もしてたんだよ。ただ、ヒロインを演じるのに、合った役者さんがいなくて、困ってたんだよ」

てか、ヒロインがいない台本なんか作るなよ!って一瞬思ったんですけどね。

こういうのは、先に話を作って、それから人を集めるって方が普通なのかもしれません。

そんなわけで、ヒロにとっても、これは良い話じゃないかなと期待してたんですよ。


「・・・ヒロインですか?」

ただ、ヒロはさらに緊張してる様子です。

「正確に言えば、主人公に近いかもしれないね」

「そんな大役、私に出来ますでしょうか?」

「以前、君が出てる舞台を見せてもらったよ。あの時は脇役だったけど、確かな存在感を持ってて、感心したし、僕はむしろ君にお願いしたいと思ってるよ」


ちなみに、詳しい話を聞いてみると、ヒロは1回しか舞台に出たことがないらしく、さらに脇役だったそうです。

それしか経験してないのに、いきなり主役級の役をやれって言われたら、そりゃあ困るよね。

「セキさん、舞台をやるのはいつなんですか?」

一応、詳しい状況を整理しようと、こんなことも聞いてみたところ、本番は2月7日だそうです。

あと半月ほどしかないし、結構厳しいかもしれませんね。

でも、せっかくだからヒロにやってもらいたいな~って気持ちもあるんで、上手く説得出来ないか、考えてみますか。


「大丈夫、ヒロなら出来るよ!」

と思ったら、ガミさんのノープラン説得が始まったし。

「でも・・・」

「ヒロ、色々な役を演じることが出来るんだし、半月もあるなら余裕じゃん!」


俺が『半月しか』って思ってたのを、『半月も』って言っちゃうガミさんってすげ~。

うん、てか、もう俺はわかってます。


「わかりました。出来るかどうかわかりませんが、やらせて下さい」


こうやって、ヒロを説得出来るって。

それにしても、ガミさん、この前、死線を潜り抜けた結果、パワーアップしてるみたいですね。

てか、まるで、某人のようですよ。

オッス!オラ、ガミさん!みたいな(ぇ


てことで、ヒロがヒロイン役で、舞台に出ることが決定しました。

稽古とか大変そうだけど、頑張ってほしいですね~。

とまあ、他人事のように思ってたわけですが・・・。


「そういえば、手伝いも足りてなくて・・・良かったら、手伝ってくれないかな?」

「いや、俺は・・・」

冒頭で書いた通り、正直なところ、真剣に就職活動しようかなと思ってたんですよ。

なので、断ろうとしたんです。


「はい、僕らが手伝います!」

ガミさんが隣にいる限り、無理だってことを忘れてました・・・。

てか、いつもながら勝手に僕『ら』にしないでくれるかな!?


そんなわけで、明日からセキさんとこの劇団の手伝いをすることになった1日でした。

まあ、ヒロの性格的に、知り合いのうちらが近くにいた方が安心するかもしれないし、丁度良いですかね。

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