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さすがに出来過ぎです

2010/01/22(金)


思えば、ゲーム作りがリアルに進んでないヨッシーですよ。

3月末までってことで余裕があるからと、のんびりし過ぎですね。


なので、今日はガミさんとゲーム作りの相談をします。

てことで、ガミさん宅へ行きました。

「ガミさん、今日は暇?」

「ごめん、これから出かけるから・・・」

はい、今日はガミさんとゲーム作りの相談が出来なかった1日でした。


・・・なんて終わっちゃうのもあれだし、ちょっと詮索しちゃいます。

「もしかして、例の好きな人と会うとか?」

「うん、そうだよ。ヨッシーも行く?」

って、普通にオープンな感じで、もはや詮索になんないし。

まあ、昨日書いた通り、ちょっと気になるんで、せっかくだし行きましょうかね。


そんなわけで、ガミさんと一緒に近くの公園へ行きましてね。

思えば、最近はジョギングしてないな~なんて思いつつ、中をうろうろしてました。

「てか、どこで待ち合わせしてんの?」

「待ち合わせはしてないよ。時々、ここに来てるみたいで・・・」

「適当かよ!?」


偶然会えれば良いな~的な話になってるし。

てか、この公園って結構広いし、捜すの大変だと思うんですよ。

そもそも論でいるかどうかもわかんないとなると、さらに面倒です。

そんなことを言ってみたんですけどね。


「だったら、手分けして捜そう!」

てことで、ガミさんは、どっかに行っちゃいました。

・・・って、俺はガミさんの好きな人、見たことないから捜しようがないし!

それ以前に、携帯を持ってないガミさんと合流するのも大変だし・・・。


とまあ、途方に暮れてたんですが、せっかくなんでジョギングでもしますかね(ぇ

いや、何もしないよりは、時間を有効利用出来るじゃないですか。

てことで、久しぶりに走ってみたんですけどね。

久しぶりなんで、やっぱりすぐばてちゃいました。


というわけで、結構早い段階で歩き始めちゃったんですけど。

「ヨシ君!」

聞き覚えのある声に呼ばれたと思ったら、ヒロがいました。


「ああ、久しぶり。今日も演技の練習してるの?」

前に会った時、よくここで声出しなんかをしてるって言ってましたからね。

「うん、そうだよ」

「寒い中、頑張るね」

「ヨシ君だって、ジョギングしてたんでしょ?」

「いや、本来の目的は違うんだけど・・・」

そもそも今日は、ほとんど走ってないも同然ですしね。


「人を捜してるんだよね」

「え、どんな人?」

「それがよくわかんないんだよね・・・」

「え・・・?」


てか、ヒロがキョトンとしてるし。

まあ、当然の反応ですね。

「とりあえず、気にしないでよ」

説明するのも面倒だし、詳細は伝えないことにします。


そんなこんなで、軽くヒロと話してたんですけどね。

「ヨッシー!」

途中でガミさんが来ました。

てか、結局、想い人は見つからなかったみたいですね。

「見つけてくれたんだ!?ありがと!」


・・・ん?


「ガミ君、こんにちは」

「うん、ヒロ、こんにちは!」

って、想い人はヒロだったのかよ!?


「ヨッシー、彼女が・・・」

「ヨシ君、彼は・・・」

って、同時に紹介を始められたけど、多分、俺の方が2人のこと知ってるし。

「えっと、ガミさんは俺の隣人で、ヒロは俺の高校時代の同級生・・・ってかモトカノで、どっちも知ってるから」

とりあえず、簡単に説明しましてね。

一瞬、モトカノって紹介するのはどうかなと思いつつ、付き合ってたのは少しだし、隠すのも変かなってことで言っちゃいました。


「そうなの!?」

「すごい!運命感じるね!」

まあ、俺もですが、2人とも驚いてますね~。

ついでに、ガミさんがミサと同じようなことを言い出してるし。

でも、今回に限っては何か運命的なものも感じますかね。


てことで、話が盛り上がりましてね。

ヒロは性格的に穏やかな感じで、周りに合わせられるタイプなんでしょうね。

ガミさんが相変わらずな感じでも普通に合わせていて、何か上手く言えないんですけど、相性が良さげな印象を持ちました。

まあ、恋愛的にどうかってのはありますけどね・・・。


「そういえば、舞台とかやる予定あったりするの?」

もしもあるなら、ガミさんを行かせようかなと思いましてね。

「当分はないんだよね・・・」

「ヒロ、演技上手いのに、もったいないよ!」

「そんなことないよ。あたしより上手な人、たくさんいるし・・・」


やっぱり、役者とかって大変みたいですね。

ヒロは劇団に入ってるわけでもないから、さらに大変だそうです。

バイトで生計を立ててる状態に近いとか・・・。

まあ、それが理由じゃないですが、俺もセキさんから劇団に誘われた時、断りましたもんね。


・・・って、これはフラグか?(ぇ

フラグ回収率に定評があるガミさんのせいで、俺も段々わかってきました。

そもそも、ここでヒロが出てきたってことが、もうフラグ回収の一部というか・・・。

うん、何か納得しました!(謎の納得


「ちょっと、ごめん」

てことで、セキさんに電話してみました。

「あ、セキさん?」

「ヨッシー、誰か演技出来る人知らない!?」

「はい!?」

まあ、セキさんの話だと、劇団初の舞台が決まったそうですが、ヒロインを演じる人がいないとか・・・。


・・・いや、ここまで来ると、あまりにも出来過ぎで、ドッキリじゃないかと思っちゃうんですけど。

まあ、今回はリアルにガミさんが恋愛してるわけですしね。

フラグ回収能力もパワーアップしてるってことですよ(謎の理論

てことで、この出来過ぎなシチュエーションに乗ることにしますか。


「1人、心当たりがあるんで、時間がある時に紹介しますよ」

「ホント!?じゃあ、今日は無理だから・・・明日で良いかな!?」

「はい、予定を聞いて、後でまた連絡します」

とりあえず、ヒロの都合とか全く聞いてないですしね。

てことで、一旦電話を切りました。


そんで、今あったことをヒロに話しましてね。

直接の知り合いではないようですが、ヒロもセキさんのことは知ってたようです。

「でも、あたしじゃ無理だよ・・・」

ただ、自信がないみたいですね・・・。

てことで、どう説得しようかと思ったんですが。


「ヒロなら大丈夫だよ!むしろ、これはヒロにしか出来ないことだよ!」

ガミさんがいつも通り、大げさな説得をし始めました。

そしたら、ヒロが笑いましてね。

「ガミ君がそういうなら、会うだけはしてみようかな・・・」

ガミさん、普通にすげ~。

あっさり説得してるんだぜ。


てことで、明日、セキさんにヒロを紹介することになった1日でした。

・・・てか、ガミさんって、何故に俺のモトカノを好きになるんだろう?

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