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演技力が試されます(ぇ

2010/01/15(金)


苦手分野を得意にする秘策を考えたヨッシーですよ。

まあ、簡単な話なんですけどね。


何度も言ってますが、今回みたいな、恋愛関係のことは苦手です。

でも、得意というより、何度かやってきた方法で解決すると考えれば、楽になるじゃないですか。

てことで、演技で頑張ってみます(ぇ


いや、一応、役者をやってるセキさんからも評価されてるし、とりあえず誰かを説得する時にはよくやってることじゃないですか。

今回も、考え方を変えれば、ストーカー行為をやめてもらうよう説得するってことになるし、良いでしょ。

そんなことも考えつつ、アッキーと具体的な相談をしましてね。

ちなみにミサはガミさんのお見舞いに行かせました。

変について来られても危ないですしね。

ついでにガミさん、暇してるだろうし。


てことで、2人で話してたんですけどね。

「向こうの連絡先はわかる?」

「ちょっとわからないんだよね・・・」

一応、連絡先を教えられたみたいですが、登録しなかったらしいです。

じゃあ、そもそも会えないじゃんって思っちゃったんですけどね。


簡単に会える方法がありました。

「だったら、この前みたいにアッキーの家に行こうか。物音を立てれば向こうから連絡してくるでしょ」

考えてみれば、盗聴器を使って、誰かが家にいるってことはすぐに伝わります。

むしろ、こんな簡単なことがすぐに思いつかないなんて、ちょっと頭が働いてないですね。


「あと、話の流れで言えば、アッキーの好きな人が俺で、ダメだと思ってたけど、上手くいったってことにしようか」

と言ったとこで思ったことが。

「てか、俺じゃなくて好きな人に頼んだら?これをきっかけに進展するかもしれないし」

「・・・ヨッシーで良いよ。むしろ、ヨッシーにお願いしたいの」

・・・まあ、早いとこ解決したいですし、俺でいきますか。


「じゃあ、モトカレに会ったら、まずアッキーから自分の片思いが叶ったことを伝えて、それから俺が・・・」

といった感じに詰めましてね。

いよいよ、行ってみます。


まあ、向かってる途中でも、アッキーは当然、不安な様子でした。

しょうがないといえば、しょうがないんですけどね。

そんなこんなでアッキーの家に到着です。

てか、手っ取り早くいきますか。


「話があるので、電話してきて下さい」

もう、直接話します。

「盗聴器があるのはわかってるんです」

「ヨッシー?」

「大丈夫」

まあ、アッキーが心配してたんですけどね。


少しして、電話が鳴りました。

来たってやつですね。

とりあえず、俺が取ってみます。

とはいえ、その前に軽く深呼吸をして・・・演技スタート(ぇ

色々と考えた結果、ちょっとインテリっぽいキャラでいきますよ(軽く楽しんでません?


「もしもし?直接話したいので、今から来て頂いても宜しいですか?」

「おまえ、誰だよ?僕は・・・」

「外で待っています」

相手に主導権を与えないよう、早々に切りました。

そんで、盗聴器入りの飾りを持って、外に出ましてね。


「ヨッシー?」

まあ、アッキーは相変わらず不安げだったんですけど。

「大丈夫。俺に任せとけって」

今も盗聴器は生きてるんで、演技は継続中です(ぇ

まあ、軽くキャラがおかしいですが、スルーで。


そんなわけで、外で待ってたんですけどね。

この前、1度だけ見た、あの人が来ました。

さてと、いよいよ俺の演技力が試されますね(軽く目的が変わってません?


「おまえ・・・」

「初めまして。アッキーと交際させて頂いている者です」

先手必勝で畳み掛けます。

「あなたの行動に迷惑しています。やめて頂けませんか?」

「僕は・・・」

「あなたのアッキーに対する気持ちは伺っています」


てか、インテリキャラで攻める作戦、結構良いですね。

何となくなんですけど、向こうは精神的に幼い雰囲気なんです。

なので、上から物を言う、ある意味教師のような印象を相手に与えられれば、話の主導権を握れるだろうと踏んでたんですよ。

そしたら、その予想通り、上手くいってる形です。


てことで、調子が良いうちに、核心に迫りますか。

「でも、俺はあなた以上にアッキーのことが好きです。ずっと、アッキーが自分に思いを寄せていたのに気付かない未熟者ですが・・・」

勢いでアッキーのセリフがなくなっちゃったけど、まあ良いや(ぉぃ

アッキーから思い人は俺だって言ってもらう予定だったんですけど、急遽変更です。


「でも、そうしてアッキーを傷付けてしまった分、これから2人でたくさん幸せを作りたいと・・・」

「もう良いよ!」

と、ここで止められちゃいました。

ちょっと、やり過ぎましたかね・・・?


なんて心配もあったんですけどね。

「あなたなら、彼女を幸せに出来ると確信しました!」

・・・へ?

「僕は彼女の幸せを願ってるんです。だから・・・彼女のこと、よろしくお願いします!」

って、すこぶる上手くいっちゃったよ!?


まあ、一応、盗聴器入りの飾りは返しましてね。

そのまま、アッキーのモトカレは行っちゃいました。

念のため、盗聴器発見器で再度確認もしましたが、もう他にはなさそうです。


「・・・解決した?」

「・・・私はそう思うよ」

てか、俺もアッキーも拍子抜けしちゃいました。

案外、あっさりと解決しましたからね。

まあ、俺の演技力のおかげです(調子に乗るな


そんなわけで、念のため周りを警戒しつつ、ガミさんとこへ行きました。

一応、ガミさんとミサに報告しようってやつです。

そんで、簡単に報告しましてね。


「ヨッシーなら出来ると思ってたよ!」

ガミさんは相変わらずの過大評価だ・・・。

「ヨッシーさんとアッキーさん、本当の恋人に見えますからね・・・」

「まあ、中学生の時、付き合ってたしね」

とまあ、こっちの報告は簡単に終わりましてね。


実は、ガミさんからも報告があるようです。

「明後日で退院して良いって!」

「マジで!?」

まあ、免疫力が低いってことは変わらないんで、気を付けないといけないんですけどね。

単に今までは俺が知らなかっただけですし、ガミさんにとっては普段通りに戻るというわけです。


そんな嬉しい報告をお互いにして、今日は帰りました。

ちなみに、アッキーは明日、家に帰るとのことです。

つまり、今夜は泊まっていくと。

何か、ミサに礼がしたいとか言ってたんですが、何をするかは不明ですね。


そんなわけで、無理と思ってたのが、あっさりと解決しちゃって、軽く不完全燃焼な気分になってる1日でした。

とはいえ、万事解決したわけだし、これで良しとしましょう!

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