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頭VS心

2010/01/14(木)


昨夜、色々と考えてみたものの、アッキーの問題を解決する策が思い付かないヨッシーですよ。

てか、普通に考えたら、やっぱりケイさんに相談するべきだと思います。

というわけで、もう1度アッキーと話してみますか。


「アッキー、色々と考えたんだけど、ケイさんに相談するのが1番だよ」

とまあ、こんな感じに切り出しましてね。

「だから、警察沙汰にはしたくないの」

いつもの返事が返ってきました・・・。


「でも、ケイさんなら個人的な形で解決してくれるかもしれないし・・・」

「それでも嫌なの」

「じゃあ、アッキーはどうしたいわけ?」

「自然と向こうがやめてくれたら・・・」

「それこそ無理でしょ」


とまあ、軽く言い争いになってきました。

「てか、アッキー、しっかりと付き合えないって言った?」

こう聞いたのは、何となく向こうがアッキーのことを脈ありって思ってる気がしたからです。

いつまでもアッキーを待ち続けてる感じって言うんですかね。

今までのアッキーの行動や考え方を考慮すると、もしかしたらって思いますし。


「・・・今は他に好きな人がいるって言ったよ」

まあ、定番の断り方ですね。

「でも、脈なしかもって相談もしちゃって・・・」

「え?」

てか、それ、完全にダメじゃん。


「何でそんな相談しちゃったんだよ?」

「だって、誰かに聞いてもらいたくて・・・」

「それでも相手を選べよ。俺なんかでも話は聞けるんだし・・・」

「ホント、ヨッシーって鈍感だよね」

「はぁ?」


何か、わけのわからない方向に話をずらされましたね。

「てか、アッキー、もっと頭使って行動しろよ」

「うるさいな。ヨッシーはもっと心を大事にしてよ!」

といった感じに、完全なる言い争いになってきたんですけどね。


「あの・・・」

ずっと黙って話を聞いていたミサが参戦です。

「アッキーさんの気持ちを伝えたらどうでしょうか?」

お、ミサも俺と同意見みたいですね。

「アッキーさん、良い人ですし、私は構いませんよ」

と思ったら、微妙に話がずれてるかも・・・。

てか、何の話をしてるんだろ?


でも、アッキーは何かを真剣に考えてましてね。

「・・・じゃあさ、頼まれてくれない?」

そんな風に切り出しました。

「その・・・少しの間で良いから、私の恋人になってくれない?」

「・・・はぁ?」

どういう話なのか、わかんなかったんですけどね。


「私の好きな人、ヨッシー・・・だったことにして、それで上手くいったって伝えれば、諦めてくれるかなって」

「それなら、アッキーが直接、恋愛感情ないってことを伝えれば良いんじゃね?」

「それは相手に悪いから・・・」

「今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ」


とはいえ、ここは俺が譲ります。

「わかった、その案で構わないよ」

アッキーだけだと、結局何も言えないで終わる可能性が高いですからね。

ちょっと危険な気もするし、本音を言えば嫌ですが、俺から話をした方が色々と言えそうです。


というわけで、今日1日、色々と考えて、明日、動いてみることにした1日でした。

とはいえ、苦手分野なわけだし、どうするかしっかり考えないとですね。

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