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これはやばいです

2010/01/11(月)


成人の日は普通に15日で良かったんじゃないかなと思うヨッシーですよ。

まあ、3連休にするためって話なのはわかるんですけどね。

おかげで、自分は成人式、いつだったか覚えてないですよ(それはあなたが悪い


そんなことはさておき、今日もガミさんとゲームの相談です。

まあ、一応、色々なゲームの要素を取り入れたシューティングということで、ある程度の案は固まりましてね。

ガミさんもそれで納得してくれたんで、ひとまず方向性は決まりました~。

そんで、ガミさんにサンプルとか本を渡して、とりあえず軽くでも作ってもらうことにしました。


そんなわけで、ガミさんとは夕方ぐらいに別れました(時間の流れ、早くない?

うん、てか、それよりも気になってることがありますからね。

てことで、帰り途中で切り出しました。


「アッキー、昨日話してたこと、詳しく聞かせてくれない?」

アッキーが昨日、ストーカーにあってる的なことを言ってましたからね。

詳しい話を聞いてみることにします。


「実はモトカレに会っちゃったのね」

というわけで、アッキーから色々と話を聞きましてね。

とりあえず、アッキーって時々自作のアクセサリーを駅前で売ってるらしいんですが、そこでモトカレはアッキーのことを見つけたそうです。

ただ、すぐには話しかけてこなかったみたいなんです。

でも、どうやって調べたのか、アッキーがホステスの仕事をしてることを知ったらしく、仕事中に店までモトカレが来たと。

そんで、知り合いだからとアッキーが接客することになり、その時、過去の話なんかで盛り上がったところ、向こうからよりを戻したいと申し出があったみたいでしてね。

で、アッキーは断ったそうなんですけど、それから待ち伏せをされたりすることが何度もあり、家にいるのも怖くなってしまっていると。


「アッキーさんから話を聞いて、私もお兄ちゃんのことなどで話を聞いてもらいたかったので・・・」

ミサは既に話を聞いてたみたいです。

てか、大体の概要はわかったんですけど、とりあえず恋愛絡みの話ですからね。

俺は苦手分野だし、なるべく関わらない方向でいきますか(マテ


というのは冗談で、ちょっと考えてみます。

「てか、そんだけ思われてるなら、少しは付き合うって選択肢も考えてみれば?」

「嫌だよ。元々そんなに好きじゃなかったし」

「・・・何で、付き合ったわけ?」

「付き合う前は良い人だと思ったんだもん」

まあ、アッキーの話だと出会ってすぐに付き合って、失敗したってやつみたいです。


「それなら、会った時、普通に話しなきゃ良かったのに」

「仕事中だったんだからしょうがないでしょ」

「でも、結局、仕事はそれが理由で辞めたんでしょ?」

「うん、頻繁に店まで来るようになったしね。アクセサリー売ってる時にも来るから、それも出来なくなっちゃったし・・・」


とまあ、話を聞いてみて、改めて考えてみますが、やっぱり苦手分野ですね。

やっぱり、なるべく関わらない方向でいきましょう(ダカラマテ

「でも、さすがにずっと家に帰らないってわけにはいかないでしょ?」

「うん、取りに行きたいものはあるんだけど、また待ち伏せされてたら嫌だし・・・」

「いや、ここ数日帰ってないんだし、さすがにいないんじゃね?」


いるとしても、24時間丸々いるってことは不可能ですからね。

普通に大丈夫だよって感覚があるんですけど。

ただ、アッキーは不安げな表情です。


「それなら、私に良いアイデアがあります!」

と、ここでミサが登場です。

うん、明らかに嫌な予感しかしませんが、聞いてみましょう。

「何?」

「ヨッシーさんとアッキーさんの2人で行けば良いんですよ!」


・・・?


「いや、意味がわかんないんだけど?」

「ヨッシーさんと2人でいれば・・・恋人に見えると思いますから」

てか、ミサも自信なさげな言い方になってきてるし!

「その、1人でいるよりも良いと思うんです。ヨッシーさんが一緒にいるのを見て、もしかしたら諦めてくれるかもしれないですし」


まあ、軽く考えてみて、アッキー1人で行かせるよりかはマシでしょうけどね。

「それなら、ミサも一緒で良いんじゃね?」

「それだと、恋人同士に見えません」

「そこ、重要?」

とはいえ、ミサもこうなると聞かないですからね。

「何か取りに行きたいのがあるなら、俺が一緒に行くよ」

ここはミサの案を採用します。


ただ、アッキーは悩んでる様子でして。

「ミサ、良いの?」

「いや、聞く人、間違ってね?」

ミサは真っ直ぐ家に帰るわけだし、その質問は俺にするべきだと思ったんですけどね。


「別に構わないですよ。アッキーさん、良い人ですし」

何か、ミサは普通に返事してますね~。

「てか、軽く意味がわかんないんだけど?」

「鈍感」

「はぁ?」


まあ、ダラダラとやって遅くなっちゃってもあれだし、さっさと行きますか。

てことで、2人でアッキーのアパートに行きましてね。

「てか、襲い掛かってきたら逃げるからね」

「ちょっと、ひどくない?」

「いや、犠牲者が2人になるより、1人の方が良いでしょ」

俺はこうした時に逃げるため、ジョギングをしてたわけですしね(目的変わってますよ


といった冗談も言いつつ、一応周りには気を配ってたんですけど、特に怪しい人はいませんでした。

そんで、無事にアッキーのマンションに到着。

ちなみに、アッキーのマンションは入り口のとこでパスワードみたいのを入れないと開かない仕組みになってるんで、中に入ってくる危険は家のアパートよりなさそうです。

とはいえ、結構甘い感じというか、近くで見てるだけでもパスワードわかっちゃいそうだし、そこまで安全ってわけでもないですね。


とはいえ、特に何もないまま、アッキーの家に着きましてね。

「何か飲む?」

「いや、別に構わないから、荷物まとめたらすぐ行こうよ」

「じゃあ、ちょっと待ってて」

そう言いながら、アッキーは奥の部屋に行っちゃいました。


まあ、俺は特にすることないな~と思いつつ、適当に中を見てたんですけどね。

何か、『LOVE』なんて書かれた飾りが置いてあるのを発見・・・。

この前、酔っ払ったエリさんを送った時には、なかった気がします。

多分、例のモトカレにもらったものかなと予想してみたり。


そしたら、電話が鳴りましてね。

「あ、多分あいつだから出なくて良いよ。定期的にかかってくるの」

「何で、向こうは番号知ってるわけ?」

「私が教えたから・・・」

「何で、教えたんだよ!?」

「最初、携帯の番号聞かれて断ったんだけど、どうしてもって言うから、家電だけ教えて・・・そしたら、電話がすごいかかってきて、最近は取れないんだよね」


うん、何か、アッキーにも反省点があるようなと思いつつ、まあ、これ以上は言いません。

そんなこんなで、留守電を知らせるメッセージが終わって、向こうの伝言が入ってきたんですけどね。

それがちょっと変だったんです・・・。


「おかえり。ずっと帰ってなかったから心配したよ」


・・・え?

毎回このメッセージを入れてる可能性も考えましたけど、ここは素直に考えます。

アッキーが帰ってきたことを向こうは知ってる可能性があります。

なんて予想を立てたんですけどね。


「一緒にいる男は何?まさか恋人じゃないよね?君には僕がいるもんね」


てか、普通にこわ!

それ以前に、俺の存在も知ってるし。

とりあえず、アッキーが泣きそうな顔になってるし。


「アッキー、もう行くよ」

「え、でも・・・」

「外にいるかもしれないけど、ここにいるよりはマシでしょ」

色々と考えてみて、同じマンションに潜んでる可能性だってあります。

でも、ここに残るって選択肢はないですからね。

強行突破になるとしても、ここは出ることにしました。


そんで、外に出たら、駅前でタクシーを拾いましてね。

ついてきてる車がないか確認しながら、俺の家まで戻りました。

「大丈夫?」

「何で私が帰ってきたのがわかったの?それにヨッシーのことも・・・」

「それは後で考えるよ」

「ここまで来ないかな?」

「何かあったら、大声で叫べば俺の家まで届くでしょ。俺、ガミさん家の鍵も持ってるから大丈夫」


とまあ、とりあえずアッキーを励ましましてね。

ミサにも事情を話して、アッキーの話を聞いてもらうことにしました。

まあ、ミサもガミさんの件で色々とあったわけだし、悪いな~とは思ったんですけどね。


てことで、アッキーが持ってきたトラブルは、ガミさんが持ってきたトラブルの比じゃないぐらい、やばいと感じた1日でした。

とりあえず、自分も驚いちゃったんで、落ち着いてから考えましょう・・・。

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