ジャンルはどうする?
2010/01/10(日)
もはや、ガミさんが退院するまで、アッキーは家のアパートに泊まるんじゃないかなと思ったヨッシーですよ。
てか、普通にアッキーがいるのが当たり前って感じになってきてますしね。
それはさておき、ガミさんと2人だとゲーム作りの話があまり進まないです。
てか、ガミさんが暴走した時に1人だと対処の仕様がないですし。
てことで、今日はミサとアッキーにもついてきてもらいました。
そして、2回目の相談開始です。
「今日こそ、ゲームのジャンルを決めようかね」
「うん、そうしよう!」
お、今日はガミさんもノリノリですね。
ミサとアッキーをメンバーに加えて、新たにチーム名を考えようとか言われた日には帰ろうかと思ってたんで良かったです(ぇ
てことで、ゲームのジャンルを考えましょうか。
「アクションとか、RPGとか色々とあるけど、何が良い?」
まあ、俺は、今までガミさんが作ったゲームを改良するってのが良いかなと思ってます。
というわけで、それらをあげてみましてね。
「ジャンケン、アドベンチャー、クイズ、シミューレーションRPG・・・今考えるとバラエティーに富んでるね」
てか、ここからゲームっぽいものとなると、シミュレーションRPGですかね。
「シミュレーションRPGは作ったことないから、微妙だけど・・・」
「僕、今まで作ったゲームの知識、全てを取り入れてみたい!」
・・・!?
「いや、わけわかんなくならない?」
と思いつつ、考えてみましょう。
ゲームを併せるってわけじゃなく、知識を取り入れたいってガミさんは言ってます。
てことは、こういうのはありなのかどうか確認してみましょう。
「シミュレーションRPGじゃなくて、RPGにしても良い?マップの作成とか、その辺の要素は一緒になるし」
「うん、そうだね!」
なるほど、これならいけるかもしれない!
「じゃあ、RPGをベースにして、途中のダンジョンなんかで選択肢を作れば、アドベンチャーの要素は入るでしょ?」
「うん、そうだね!」
はい、アドベンチャーはクリア。
「クイズは・・・ところどころにイベントで用意するとかで良くない?」
「う~ん・・・それでも良いかな」
おっと、微妙に反応が悪いけど、一応クリア。
でも、この反応を見る限り、ジャンケンはミニゲームで・・・なんて提案しても無理そうですね。
「ヨッシー?」
「ん?」
そこで、アッキーから声をかけられましてね。
「戦闘システムにジャンケンの要素を入れてみれば?そういうゲームあったと思うし」
・・・それ、良いかも!
戦闘時に3つのコマンドを選択させて、お互いに選んだコマンドによって優劣が変わるって仕組みですね。
それを3すくみの関係にすれば、ジャンケンの要素は入ります。
てことで、この線で行きましょう!
と、話がまとまりかけてたんですけど。
「お兄ちゃん、せっかくだから、ヨッシーさんにお願いしてみたら?」
「でも、ヨッシーのアイデア、良いと思うし・・・」
「お兄ちゃんとヨッシーさんの2人で作るんだから、お兄ちゃんも意見を出しなよ」
いや、十分ガミさんは意見出してるやんと思いつつ、軽く考えましてね。
「ガミさん、作りたいゲームあるの?」
「うん・・・」
てか、それなら最初に言えよと思いつつ、聞いてみます。
「何?聞くよ?」
「じゃあ・・・」
ガミさんは軽く言おうかどうしようか迷っている様子だったんですけどね。
「シューティングが作りたい!」
・・・え?
思ったより、普通の答えですね。
「何でシューティングなの?」
「それは・・・僕がゲーム作りを始めたきっかけだから!」
ガミさんの話で、思い出しました。
思えば、俺が1番最初にガミさんに遊ばせた自作ゲームは、シューティングでした。
1面しかないし、サンプルゲームみたいなものだったんですけど。
ただ、あれで、ガミさんはゲーム作りに興味を持って、始めたんですよね。
「ずっと、シューティングを作ってみたいって思ってて・・・」
なるほど、ガミさんの考え、わかりました。
「じゃあ、シューティングにしようか」
「うん!」
てことで、うちらが作るのは、シューティングですよ。
まあ、シューティングって、結構基本的な仕組みだから、丁度良いかもしれないですね。
「でも、今まで作ったゲームの要素も入れたい!」
・・・はぁ!?
ジャンケンとアドベンチャーとクイズとシミュレーションRPGの要素を入れたシューティングって何だよ!?
「それ、無理じゃね?そもそも、シューティングってことはキーボード操作でマウス使わないじゃん?この前作ったシミュレーションRPG、マウス操作だし・・・」
「あくまで、要素で良いから、さっき言った通りRPGで構わないよ!」
「ああ、なるほど。RPGなら基本的にキーボード操作だもんね」
・・・って、問題は操作の部分じゃないし!
「さすがにこれは・・・」
「ヨッシー、頭良いから考え付くよ」
「はぁ?」
「ヨッシーさん、頑張って下さい!」
あ、うん、俺思ったことがあります。
この2人、連れて来たの、失敗だったかも(ぇ
ガミさんが変なことを言った時に止めてもらおうと思ったのに、むしろガミさんと一緒に俺を追い込んでるし。
でも、何とか考えてみますか。
「てか、シューティングのサンプルとかあるから、明日持ってくるよ。とりあえず、一緒にいない時でもお互いに進められるように分担も考えようね」
てことで、色々と詰めていきましょう。
ついでに、どうやって色々な要素をシューティングに入れるか、考えないとですけど。
そんなこんなで、時間は早く過ぎると言いますかね。
今日の面会時間が終わっちゃったんで、帰りますか。
「あ、ヨッシー?」
と思ったら、ガミさんが止めましてね。
「2人で話せないかな?」
そんな提案をしてきました。
「じゃあ、私達は外で待ってますね」
「早く済ませてよ」
てことで、ミサとアッキーも気を使ってくれて、先に行ってくれました。
「話って何?」
ガミさんは少し考えてたんですけどね。
「アッキー、何かあったのかな?」
「え?」
まあ、最近、自分のマンションに帰ってないみたいだし、俺も気にしてたわけですけど。
「一応、ミサは何か知ってるみたいだけど、ヨッシーも聞いてあげなよ。多分、今ならヨッシーに話してくれるよ」
「そうかな?」
「うん、きっと大丈夫!アッキー、ヨッシーにも聞いてもらいたいって思ってるよ!」
てか、ガミさんって、こういう人の本心って言うんですかね?
そういうのにすぐ気付けるタイプな気がします。
俺は基本的に、こういうのは弱いんで、助かりますね。
というわけで、病室を後にして、ミサ&アッキーと合流しましてね。
早速、やってみますか。
「ガミさんの件、一応は落ち着いたし、何か悩んでるなら話聞くよ?」
ガミさんを信じて、ストレートにいってみました。
まあ、唐突な感じになってるんで、アッキーは驚いてたんですけどね。
「実は・・・」
話してくれましたよ。
「ストーカーにあってるの」
「・・・はい!?」
「だから、しばらくの間、泊まっても良いかな?」
「いや、まあ、俺の家じゃないから良いけど・・・」
・・・というわけで、俺の予想通りと言いますか。
アッキーは面倒なトラブルを持ってきたようです。
てか、驚いちゃって、これ以上聞けなかったし。
てことで、明日、ちゃんと話を聞こうかなと思った1日でした。
聞いたところで、何も出来ない可能性もありますけどね・・・。
まだ導入部ですが、今回より新章『好きという気持ち』がスタートです。
アッキーが持ってきたストーカー騒動を中心に、今までヨッシーが苦手としていた恋愛に関する話となります。
また、ストーカー騒動という重いテーマを扱いますが、周りでこうした事が発生しないためにはどうすれば良いか等、考えるきっかけになって頂けると嬉しいです。