2人で出来ること
2010/01/08(金)
てか、最近、アッキーが家に帰ってないのが普通に気になってきたヨッシーですよ。
何か、色々と裏を感じますが、気のせいですかね?
さて、今日もガミさんのお見舞いって感じです。
ついでに、この先、俺とガミさんはどんな関係を築いていくかみたいな面倒な話もありますね(面倒って言うな
とはいえ、考えは決まってるんで、それを話すだけですけど。
てことで、昨日買ったガミさんへのプレゼントを持って行きましてね。
「あ、みんな来てくれたんだ・・・」
ガミさんは何だか緊張した様子です。
まあ、俺のことを、ホント親友って言って信頼してくれてるわけだし、しょうがないかな。
てことで、話しますか。
「昨日の時点で結論は出てたんだけど・・・」
「待って!」
いきなり、ガミさんに止められましたね。
「やっぱり聞きたくない!」
「はぁ!?」
一瞬、何を言ってるんだかって思ったんですけど、どうやら結論が出てしまうのが怖いみたいです。
てか、完全に悪い結果だと思ってるやん。
「別に俺は・・・」
「聞きたくない!」
やべ、ここまで拒否されると、ちょっとムカついてきた。
といった感じに怒りそうになったんですけど。
「ガミさん、ヨッシーの話を聞いてあげてよ!」
「そうだよ、お兄ちゃん!」
アッキーとミサがフォローしてくれました。
てか、2人は俺の考えを理解してるみたいですね。
てことで、勝手に話を進めますか。
というわけで、ガミさんへのプレゼントである、ノートパソコンを出しましてね。
「入院中、暇だと思うし、プレゼント」
「え?」
「あと、これは俺の勝手な提案なんだけど・・・」
まあ、これが俺のアイデアになります。
「2人でゲーム作らない?」
「え?」
「それも、サンプルゲームみたいに内輪で遊ぶだけじゃなくて、一般にも公開するような、ちゃんとしたゲームにしようよ」
昨日、ガミさんが言ったじゃないですか。
自分には出来ないことが多いから、俺の足を引っ張るばかりになるって。
だから、2人で出来ることを探してみたんです。
「この前、話したけど、人それぞれ出来ることと出来ないことがあるじゃん?」
はい、軽く説得モード入ります(謎の宣言
「俺は・・・こうしたいって感じの欲があまりないじゃん?」
最近は多少マシになりましたけどね。
「でも、ガミさんはそういうのがたくさんあって、おかげで俺は色々なことをたくさんしてきたし・・・」
大体が巻き込まれですけど。
「うちら、お互いの足りない部分を補い合える、良い関係を築けてるって、俺は思ってるよ」
ちょっと言い過ぎかなと思いつつ、まあ、本心なんで良いでしょう。
「だから、この先も今まで通り、そういう関係でいたいって思ってるから。そんで、今は入院中で暇してそうだなとも思ってさ。暇つぶしも兼ねて、ゲーム作りなんてどうかなって」
俺もプログラミングの勉強を兼ねて、ゲーム作りとか興味あるんですけどね。
作りたいゲームの案が特にないんです。
だったら、その案をガミさんから、もらおうと思いましてね。
「まあ、期限は余裕を持って、3月一杯とかで良いし、ゆっくり作ろうよ」
とまあ、俺の話は大体終わりました。
さて、ガミさんの反応は・・・?
「ヨッシー、ありがとう!」
って、ガミさん泣いてるし・・・。
てか、せっかくなんで色々と言います。
「今度、具合が悪かったりしたら、無理しないで言ってね」
「でも・・・」
「てか、ガミさんのせいで、ミサはメチャクチャ落ち込んでたし」
言っちゃっても良いのかなと軽く迷いつつ、言いましたよ。
「あまりミサを悲しませんなよ」
「あ・・・うん」
少し、迷いもあるようだけど、ガミさんはわかってくれたみたいです。
「あと・・・まあ、これからもよろしく」
改めてこんなことを言うのはおかしいんですけどね。
今まで、ガミさんはただ変な人って思ってたんですよ(ヒド
でも、今回、色々とガミさんのことを知って、本当の意味でガミさんと知り合いになれたっていうんですかね。
そんな印象を持ったんで、改めて挨拶をしてみた形です。
そんなわけで、明日からどんなゲームを作るかといったことを相談することにした1日でした。
とりあえず、色々な人が楽しめるゲームになると良いですね~。
今回で『ガミさんの秘密』は一区切りとなります。
ガミさんというキャラクターについて、ヨッシーの目線で描いている事もあり、今までは単なるギャグキャラとなっていました。
しかし、そうなった事にも理由があるという事で、今回の章で明らかにしてみた形です。
今まで、とにかく変わった人として描いていたガミさんですが、今回で少し印象が変わったのではないでしょうか?
ヨッシーもそうでしたが、実際周りにいる人も、今そうしている理由が必ずあります。
普段、楽しそうにしている人は、悲しい過去があるからこそ、今を楽しんでいるのかもしれない。
普段、悲しそうにしている人は、一生分の笑顔を既に使い切ってしまったのかもしれない。
そうした、一見しただけではわからない理由を見つける事で、その人の事をより理解出来るのではないかと思います。
そうして、人と人の関わりを大切にして頂けると、幸いです。